Excelが開いた瞬間に落ちる?その原因、放置していませんか?

Excelを開いた瞬間に強制終了してしまう、何度再起動しても直らない――そんなエラーにお困りの方へ。本記事では、Excelが起動直後に落ちる原因と今すぐできる対処法をわかりやすく解説します。

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カテゴリ:ファイル修復|更新日:2025-06-26 12:15:34

Excelを開いた瞬間に落ちてしまう、何度再起動してもエラーが解消されない――このようなトラブルに悩まされている方は少なくありません。特に、日々の業務でExcelを使っている場合、突然ファイルが開けなくなると仕事が進まなくなり、とても困りますよね。

本記事では、Excelが起動直後に落ちてしまう主な原因や、すぐに試せる対処法をわかりやすく解説します。

Excelが開いた瞬間に突然落ちる原因とは?

はじめに、Excelが開いたとたんにすぐに強制終了するエラーが発生する原因を5つ紹介します。原因が分かれば対処法も絞れるので、ぜひ参考にしてください。

原因1:アドインやマクロによる不具合

アドインやマクロに不具合があると、Excelが正常に開けない場合があります。アドインとは、ソフトウェアに機能を追加するプログラムの総称です。Excelの機能を拡張できるアドインは豊富なので、活用している方も多いでしょう。しかし、アドインの中には動作が不安定なものも多いので、エラーの原因になるケースも珍しくありません。

一方、マクロも古かったり動作が不安定だとエラーの原因となる可能性があります。

一度アドインを停止したうえで、マクロが組まれてないファイルを開いてみて普通に開けるなら、アドインかマクロの不具合の可能性が高いでしょう。

原因2:Excelのバージョンや更新の不具合

Excelには複数のバージョンがあり、定期的に更新も行われています。しかし、何らかの理由でバージョンや更新に不具合が生じると、動作が不安定になってエラーが多発する可能師もあるでしょう。

ある日突然エラーが多発するようになった場合は、更新の不具合が原因の場合もあります。

原因3:破損したファイルを開こうとしたことによるクラッシュ

保存中のトラブルや予期せぬシャットダウンなどで、Excelファイル自体が破損してしまうと、ファイルを開いた途端に強制終了(クラッシュ)する場合があります。破損ファイルの修復には、専用のファイル修復ツールが有効です。

原因4:一時ファイルやキャッシュの影響

Excelを長時間開きっぱなしにして作業をしていると一時ファイルやキャッシュが溜まり、動作の不具合を起こす場合があります。キャッシュクリアをしてみたり、Excelを閉じてパソコンを再起動するとエラーが解消する場合もあるので、試してみてください。

また、エラーがたびたび起こる場合はExcelのキャッシュ設定を確認してみましょう。

原因5:PCのメモリ容量不足による動作不安定

PCのメモリ不足はExcelだけでなく他のソフトにも影響し、フリーズやエラーの原因になります。特に複数のソフトを同時に使ったり、動画・写真編集ソフトを使う場合は要注意です。作業中は不要なソフトを終了し、タスクマネージャーでメモリの空き容量を確認しましょう。

Excelが落ちる時の今すぐ試せる対策

ここでは、Excelが落ちる時の今すぐ試せる対策を5つ紹介します。パソコンの故障を疑う前に、まずは対処法を実践してみましょう。

対処法1:セーフモードでExcelを起動してみる

マクロに異常が疑われる場合、Excelをセーフモードで起動してみましょう。セーフモードでは、不要なマクロや拡張機能が一時的に無効になるため、エラーの原因切り分けに役立ちます。

  • パソコンでExcelを完全に終了させる。

  • [Ctrl]キーを押しながら、[スタート]メニューから[Excel]をクリック。

  • 「セーフモードでExcelを起動しますか?」と表示されたら「はい」を選択。

    Excelセーフモード起動画面
  • セーフモードで正常に起動できるか確認。

もしセーフモードで起動できる場合は、マクロや拡張機能が原因の可能性が高いです。

対処法2:アドインを無効にする

アドインが原因の可能性がある場合は、アドインを無効にしたうえでExcelが正常に立ちあがるか確認してみましょう。

  • Excelを開き、「ファイル」→「オプション」→「アドイン」を選択。

  • 画面下の「管理」から「COMアドイン」または「Excelアドイン」を選び「設定」をクリック。

    エクセルの「アドイン」を左クリックして「設定」を選択
  • 不要なアドインのチェックを外す。

    無効にしたいアドインのチェックを外す
  • Excelを再起動して、落ちる症状が改善されたか確認。

これで再度Excelを起動してみて、正常に起動する場合はアドインが原因です。

対処法3:Officeの修復を行う

Excelそのものの不具合が疑われる場合は「officeの修復」を実践してみると回復する場合があります。

  • Windowsの「スタート」ボタンを右クリックし、「インストール済みアプリ」を選択。

  • 一覧から「Microsoft Office」または「Excel」を選び、「変更」をクリック。

  • 修復オプションに従って修復を実行。

  • 修復完了後、パソコンを再起動し、Excelが正常に起動するか確認。

対処法4:ExcelやWindowsを最新状態に更新する

最後に、ExcelやWindowsのアップデート、そしてディスクの空き容量も確認しましょう。ソフトやシステムが古い場合やディスク容量が不足していると、落ちるトラブルが発生しやすくなります。また、ごくまれではありますがWindowsがアップデートした場合に不具合が発生してExcelにエラーが出る場合があります。このような情報はすぐに発表されるので、Windowsの公式サイトやSNSをチェックしてみましょう。

Excelが突然落ちて開けなくなったファイルの修復方法

Excelが突然落ちてしまい、大切なファイルが開けなくなった――そんなとき、多くの場合はファイル自体の破損が原因です。このようなケースでは、エクセル専用の文書修復ソフト「4DDiG File Repair」を活用してみるのがおすすめです。

Excel特有の.xlsxや.xlsファイルは、一度破損すると、標準のExcelでは「ファイルを開けません」や「内容が壊れています」といったエラーが表示されがちです。

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  • 4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「ファイルの修復」タブをクリックします。次に、「ファイル修復」を選択します。

    「ファイル修復」を選択する
  • 「ファイルを追加する」ボタンをクリックし、破損したファイルを追加します。

    破損したファイルを追加する
  • 「すべてを修復」ボタンをクリックすると、プログラムは自動的にファイルを修復します。

    破損したファイルを修復する
  • ファイルの修復が完了すると、修復されたファイルをプレビューして、指定した場所に保存できます。

    修復されたファイルをエクスポートする
ヒント

上記の操作でファイル修復に失敗した場合は、「高度な修復」機能を選択して、より深い修復を行うことも可能です。

まとめ

本記事では、Excelがすぐに強制終了する場合の対処法をご紹介しました。もしエラーが繰り返し発生する場合は、ぜひ本記事で紹介した方法を実践してみてください。また、ファイルそのものが破損している場合には、文書修復ソフトを利用するのもおすすめです。複数のExcelファイルをまとめて修復することもできるので、困ったときはぜひ活用してみましょう。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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