質問「GPTディスクとMBRディスクってどう違うんですか?どっちを選んだらいいのかよくわからないんですけど、簡単に説明してもらえますか?」
答え:これらはコンピュータのディスクの形式で、MBRは古い形式、GPTは新しい形式です。
GPTは機能が豊富で、MBRよりも多くの利点があります。この記事では、MBRからGPTに変換するメリットとその変換方法をわかりやすく説明します。
パート1:MBR GPTどっちがいい?
MBR(マスター・ブート・レコード)とGPT(GUID パーティション・テーブル)は、ハードディスクのパーティションスキームとして広く用いられています。
MBRディスクからGPTディスクに変換することには、いくつかのメリットがあります。以下に、いくつか挙げてみましょう。
- 機能
- MBR
- GPT
- パーティションサイズ
- 2TB
- 無制限
- パーティション数
- 最大 4 つ (プライマリパーティション)
- 最大 128
- ディスクサイズ
- 最大 2ZB
- 最大 18EB
- ブート方式
- MBR ブート
- UEFI ブート
- 信頼性
- 低い
- 高い
- 将来性
- 低い
- 高い
- 互換性
- ほとんどのオペレーティングシステム
- Windows 10/11、macOS、Linux
GPT ディスクは MBR ディスクよりも多くの利点があります。GPT ディスクはより大きなパーティションとディスクをサポートし、より多くのパーティションを作成し、信頼性を向上させ、UEFI ブートをサポートし、将来性があります。ただし、GPT ディスクは MBR ディスクよりも複雑であり、すべてのオペレーティングシステムと互換性があるわけではありません。
最新のハードウェアやソフトウェアを使っているなら、GPTが推奨されます。古いシステムや互換性が必要な場合はMBRが適しています。
パート2:MBRからGPTに変換する方法5選
MBRからGPTへの変換は、ディスクの容量やパーティションの制限を超えたい場合に必要です。変換することで、より大容量のディスクや最新の機能に対応できます。次に、システムディスクのパーティション形式を確認する方法と、MBRからGPTに変換するための4つの方法をご紹介します。
WindowsシステムディスクがMBRかGPTかを確認する方法?
Windowsアイコンを右クリックし、一覧から「ディスクの管理」を選択します。
「ディスクの管理」ウィンドウが開いたら、一番下に表示されているディスクのリストから、Windowsにインストールされているドライブが含まれているディスク番号(ディスク0など)を確認します。
ディスク(ディスク0など)を右クリックし、プロパティを選択します。
「ボリューム」タブに切り替え、「パーティションスタイル」で現在のディスクがMBRかGPTかを表示するかどうかを確認します。
方法1:4DDiG Partition Managerでデータを保持したままMBRをGPTに変換する
4DDiG Partition Managerは、オールインワンのディスクパーティション管理ツールです。他の方法では、変換過程でデータが失われる可能性がありますが、このツールを使えばデータを保持したままMBRからGPTに変換できます。
つまり、変換後にデータの復元やWindowsの再インストールが不要で、迅速かつ確実に、簡単にMBRからGPTへの変換が可能です。ソフトウェアをインストール後、数クリックで変換を開始できます。
安全なダウンロード
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4DDiG Partition Managerを起動します。左側の列で「ディスクを変換」を選択し、「MBRをGPTに変換」をクリックして続行します。
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変換するディスクを選択し、「続行」をクリックします。
選択したディスクがシステムディスクの場合:プログラムは自動的にPEコンポーネントをダウンロードし、PE環境に入ります。
選択したディスクが外部ディスクの場合:再起動してPE環境に入る必要がなく、プログラムによって自動的に変換されます。 4DDiG Partition ManagerはMBRをGPTに変換しています。 ディスク変換の速度は、ディスク上のパーティションの数によって異なります。
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少しお待ち、ディスクの変換が完了します。
4DDiG Partition Managerを使用することで、データを失うことMBRからGPTに変換できます。そのため、手早く、確実に、簡単にディスクの変換作業を完了することができ、操作も数クリックで済むため、時間を大幅に節約できます。
方法2:Windows回復環境でMBRをGPTに変換する
Windows回復環境でMBRをGPTに変換する方法について以下に解説します。
①Windows回復環境の起動
Windowsのインストールメディア(USBドライブまたはDVD)を用意します。コンピュータをインストールメディアから起動します。
②コマンドプロンプトを開く
「言語を選択」画面で「次へ」をクリックします。
「コンピューターを修復する」を選択し、「トラブルシューティング」→「高度なオプション」→「コマンド プロンプト」の順に進みます。
③MBR2GPTユーティリティの実行
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して、MBR2GPTユーティリティを実行します(Xはディスクの番号を指します)。
mbr2gpt /validate /allowFullOS
上記のコマンドは変換前にディスクの内容を検証します。エラーがないことを確認します。
④変換の実行
検証が成功したら、以下のコマンドを入力して変換を実行します。
mbr2gpt /convert /allowFullOS
ディスクをGPTパーティションスタイルに変換した後、ファームウェアを再構成してUEFIモードで起動する必要があります。ディスクを変更する前に、デバイスがUEFIをサポートしていることを確認してください。
この方法のメリットは、恢复環境で操作するため、現在のオペレーティングシステムやアプリケーションに干渉せず、 システムの安定性が保たれる点です。しかし、通常のWindows環境からは直接操作できず、回復環境に入る必要があるため、操作の便利さが若干低下する可能性があります。
方法3:「ディスクの管理」でMBRからGPTに変換する
Windowsユーティリティの「ディスクの管理」を利用してMBRからGPTに変換する際には以下の手順に従ってください。データが全て消えますので必要なデータのバックアップを取得後に実行してください。
「PC」を右クリックし、「管理」→「ディスクの管理」の順にクリックします。
ターゲット ディスク上のボリュームを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。
すべてのボリュームが削除され、ディスク全体の領域が未割り当てとして表示された後、このディスクを右クリックして「GPTディスクに変換」を選択します。
方法4:DiskpartコマンドでMBRディスクからGPTディスクに変換する
Windowsユーティリティの「Diskpart」を利用してMBRからGPTに変換する際には以下の手順に従ってください。
コマンドプロンプトで diskpart と入力してEnterキーを押します。管理者権限が必要です。
list disk と入力してEnterキーを押します。
select disk X と入力してEnterキーを押します。ここでXはMBRディスクの番号です。
clean コマンドを実行して、ディスク上のすべてのパーティションとデータを削除します。
注意この操作は元に戻せません。重要なデータがある場合は、事前にバックアップを取っておいてください。
convert gpt と入力してEnterキーを押します。ディスクがGPTに変換されます。
exit と入力してEnterキーを押し、Diskpartを終了します
方法5.「MBR2GPT」でMBRからGPTに変換する
- Windows 10を起動した状態で、「Windowsマーク」をクリックして「設定」⇒「更新とセキュリティ」⇒左ペインの「回復」を選択します。右ペインで、「PCの起動をカスタマイズする」にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。
- 「オプションの選択」画面が表示されるので「トラブルシューティング」を選択します。
- アカウントの選択画面が表示された場合は、「管理者アカウント」を選択してサインインします。
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コマンドプロンプトが管理者権限で起動したら、「mbr2gpt /validate /disk:0」コマンドを入力してEnterキーを押します。
エラーになった場合は、スペルミスや前提条件などを見直します。また、エラーと警告は既定の場所である「%windir%」に記録されているため、参考にすることができます。
- 検証が完了して変換可能な場合は、続けて「mbr2gpt /convert /disk:0」コマンドを入力してEnterキーを押します。
- 最終行に「Before the new system can boot properly you need to switch the firmware to boot to UEFI model」(新しいシステムを正しく起動する前に、ファームウェアを変更してUEFIモデルで起動する必要があります)が表示されたら、コマンドプロンプトを閉じて「PCの電源を切る」をクリックします。
MBR2GPTツールを使ってMBRをGPTに変換する方法は、Windows回復環境での操作も含め、同じ変換プロセスを指していますが、実行環境が異なるだけです。
パート3:MBRからGPTに変換した後にPCを起動する方法
MBRからGPTに変換した後、PCを正常に起動させるためには、いくつかの重要な手順があります。変換が完了した後、システムが新しいパーティション形式を認識し、適切に起動するように設定を確認する必要があります。次に、変換後にPCを起動するための具体的な手順を紹介します。
PCを起動する
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GPTディスクに変換したPCを再起動します。
-
PCが起動する際に、BIOSまたはUEFI画面で「ブートデバイス」または「ブートオプション」を選択できる場合、Windowsのインストールメディアを選択して起動します。この際、UEFIモードで起動することが重要です。
Windowsのインストールと再設定
インストールメディアから起動した後、Windowsのインストール手順に従って進めます。Windowsのインストールが完了したら、必要なデータを復元し、アプリケーションを再インストールします。
MBR GPT変更に関するよくある質問
1.MBRとGPTは混合できますか?
1つのディスクでMBRまたはGPTを使用できることは明らかですが、両方を使用することはできません。
2.初期化はMBRとGPTのどちらがいいですか?
ハードディスクが2TB以上の場合、GPTはMBRより優れています。
MBRに初期化する場合は、512Bセクタでは、2TBのハードディスク領域しか使用できないため、ディスクが2TBより大きい場合は、ディスクをGPTにフォーマットする方がよいです。
3.Windows11はGPT必須ですか?
はい、Windows 11 では GPT パーティションが推奨されますが、必須ではありません。ただし、UEFI ブートを利用するためには GPT が一般的に必要です。
さいごに
GPTディスクとMBRディスクは、システム起動に関する重要なディスク形式です。GPTは新しい形式で、多くの機能と拡張性を提供します。そのため、MBRからGPTへの変換が推奨されます。
この記事では、MBRからGPTへの変換のメリットと具体的な方法を解説しました。変換中にデータが消失するリスクを避けるために、4DDiG Partition Managerの使用をお勧めします。今すぐこのツールをダウンロードして、安全でスムーズな変換を体験してください。
安全なダウンロード
- MBRからGPTに変換する方法
- 操作難易度
- 方法1:4DDiG Partition Managerでデータを保持したままMBRをGPTに変換する
1.テータを失うことなく
2.最も簡単で、専門ツールを使用して直感的に操作できます
3.初心者にも適しています
- 方法2:Windows回復環境でMBRをGPTに変換する
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1.データ損失のリスクがある
2.Windows回復環境での操作、コマンドラインを使用します
3.やや技術的な知識が必要です
- 方法3:「ディスクの管理」でMBRからGPTに変換する
1.データが全て消えます
2.Windowsユーティリティのツール
- 方法4:DiskpartコマンドでMBRディスクからGPTディスクに変換する
1.データ損失のリスクが高い
2.より複雑なコマンドを入力する必要があります
- 方法5:「MBR2GPT」でMBRからGPTに変換する
1.データが失われるリスクが低い
2.Windows 7や以前のバージョンではサポートされていない
3.基本的なコマンドライン操作の知識が必要です