質問HDDをこのまま使うべき? データを SSDに移行したいけど、クローンするにはどうすればいいの?」
最近のパソコン市場では、SSDやM.2 SSDを起動ディスクにしているパソコンをよく見かけますが、一方でまだ、大容量HDDのパソコンを使っている方も多いと思います。ここでは、HDDとSSDの比較、HDDをSSDにクローンするために準備するもの、また、フリーソフトを使って簡単にクローンする方法、クローン作成したパソコンを正常に起動させる方法等についてご紹介します。
- パート1:HDDをSSDにクローンする前に
- パート2:HDDをSSDにクローンするフリーソフト「4DDiG Partition Manager」
- パート3:「4DDiG Partition Manager」でHDDのデータをSSDに移行するHOT
- パート4:クローン作成したパソコンが正常に起動できるか確認する
パート1: HDDをSSDにクローンする前に
HDDをSSDにクローンする前に、以下の事は理解しておきましょう。
HDDとSSD、どちらがいい?
HDDとSSDを比較して、SSDの利点は以下になります。
- 速度とアクセス時間:SSDは読み書き速度が非常に高く、アクセス時間が非常に短いです。これはデータへのアクセスが電子的で直接的であるためです。
- 耐久性と信頼性:SSDは機械的な部品がないため、物理的なショックに強く、信頼性が高いとされています。 一方、HDDの利点は以下となります。
- 価格:HDDは比較的低価格であり、大容量のストレージを手に入れるのにコスト効率が良いです。
- 容量:HDDは数テラバイトの容量まで提供され、大容量のデータを格納するのに適しています。
選択肢は個人のニーズ、予算、および使用目的によって異なりますが、頻繁に読み書きするOS部分をSSDに、容量の必要なデータ部分をHDDにするなど、両方を組み合わせて使用することで、コストとパフォーマンスのバランスを取ることも最適な解決策となりえます。
HDDをSSDにクローンするために準備するもの
HDDをSSDにクローンするためには、以下の準備が必要です。
- 新しいSSD:今使っているHDDのクローンを作成するには、コピー元と同じ容量か、それより大きいSSDを選ぶ必要があります。
- パソコンを開けるためのドライバー: パソコンを開けるために、通常のプラスドライバーと精密ドライバーが必要です。
- 新しいSSDとパソコンを繋ぐケース・ケーブル
- クローン作成アプリ:SSDを買えば、付属している場合もあります。
- SSDをパソコンに接続してフォーマット:HDDと多少手順が異なるので、注意が必要です。
パート2:HDDをSSDにクローンするフリーソフト「4DDiG Partition Manager」
HDDからSSDへクローンするソフトはいくつかありますが、4DDiG Partition Manager はオールインワンのディスクパーティション管理ツールで、SSDクローン作製に関しては以下の特徴があり、お勧めです。
- システムを再インストールせずに、ワンクリックでWindows OSをSSDに移行します。
- データを失うことなく、SSDにアップグレードします。
- インストールされたアプリケーション、システムアップデート、ドライバー、カスタム設定を安全に移動できます。
パート3:「4DDiG Partition Manager」でHDDのデータをSSDに移行する
4DDiG Partition ManagerでHDDのデータをSSDに移行する手順は以下のとおりです。
Windows向け
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- ターゲットディスクの容量がソースディスクと同じかそれより大きいことを確認してください。ターゲットディスクの余分な領域はシステムが認識できない未割り当て領域となるため、パーティション管理機能を使用して新しいパーティションを作成できます。
- 対象ディスク上のデータは消去されますので、重要なデータがある場合は必ずバックアップを作成してください。
- ソース ディスク上のデータはそのままターゲットディスクにクローン作成され、クローン作成プロセス中にソースディスク上のデータが変更されたり失われたりすることはありません。
4DDiG Partition Managerを起動します。「ディスクのクローン」を選択します。
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ソースディスクからデータをクローンするターゲットディスク(デフォルトはコンピュータに接続するディスク)を選択し、「次に」ボタンをクリックします。
注意:クローン作成ではターゲットディスク上のすべてのデータが上書きされるため、すべてが正しいことを確認した後、「はい」ボタンをクリックしてください。 -
次に、複製されたディスクの効果を示すプレビューインターフェイスが表示されます。 プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン作成操作を開始します。
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ディスクのクローン作成が完了するまでしばらく待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。
注意:ディスクのクローン作成プロセス中は、他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりしないでください。
パート4: クローン作成したパソコンが正常に起動できるか確認する
SSDクローン作成後のパソコンを起動するには、パソコンのマザーボードにあるBIOSまたはUEFIに入ってブートディスク(起動ディスク)を以下の手順で変更します。
- 電源投入直後にメーカーロゴ画面などが表示されたところでF2キーやDELキーを連打して、BIOSまたはUEFIの設定画面に入ります。(メーカーや機種によって異なります)。
- その中で、システム起動の対象となるドライブの優先順位を設定する項目があるので、そこで、クローン作成したSSDを最優先にして保存します。
- 以降は通常に起動すれば、クローン作成したSSDから起動します。
さいごに
ここでは、HDDとSSDの比較、またHDDからSSDへクローン作製する方法等について、役立つソフトも含めてご紹介しました。
4DDiG Partition Manager 無料体験版には機能制限があるものの、動作の軽快さを確認することができます。是非無料体験版を試用して、その性能を確かめてみてはいかがでしょうか。
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