初心者でもできる!WindowsでCドライブを安全に拡張する方法

5分で読める

カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-12-17 15:39:06

Cドライブの空き容量が不足すると、Windowsの動作が遅くなったり、アプリのインストールができなくなったり、更新エラーが発生するなど、PC全体の安定性に影響します。特にWindows10や11ではアップデートで数GBの容量が必要になるため、Cドライブの拡張は必須です。本記事では、初心者でも安全にCドライブを拡張できる方法を4つ紹介します。

Cドライブを拡張する必要がある理由

CドライブはWindowsシステムファイルやアプリ、更新プログラム、キャッシュファイルなど多くのデータが集中する重要な領域です。 空き容量が不足すると、以下のようなトラブルが発生します。

  • Windows Update エラー(0x80070070 など)
  • PCの動作が重くなる
  • アプリのインストールや更新ができない
  • ブラウザキャッシュや一時ファイルが溜まりやすくなる
  • SSDの寿命が縮む可能性がある

これらを防ぐためにも、状況に応じてCドライブを拡張することが大切です。

Cドライブを拡張する方法

方法1. 4DDiG Partition ManagerでCドライブを拡張(おすすめ)

初心者でも安全にCドライブのパーティションを拡張したい場合、最もおすすめなのが4DDiG Partition Managerです。パーティションの拡張・縮小・移動といった操作が直感的なGUIで簡単に行えるため、複雑な手順を理解していなくても確実に作業を進められます。

また、Windows標準ツールでは制限が多く、状況によっては操作できないケースもありますが、4DDiG Partition Managerならそうした問題にも柔軟に対応できます。

  • 初心者向けの分かりやすいインターフェースで、パーティション操作を迷わず進められる。
  • データを保持したまま安全に処理できる設計のため、大切なファイルを失うリスクが低い。
  • 高度なパーティション管理機能を搭載しており、複雑なレイアウト変更にも対応可能。
無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 4DDiG Partition Managerをダウンロードして起動します。左側の「パーティション管理」を選択します。次に、拡張するパーティションを右クリックし、「拡張/縮小」を選択します。

    拡張するパーティションを右クリック
  • 選択したパーティションの右側の境界線を右にドラッグするか、左側の境界線を左にドラッグしてサイズを拡張します。または、空き領域を取得する隣接するパーティションまたは未割り当て領域を選択し、その境界を右または左にドラッグして、ターゲットパーティションの空き領域を解放することもできます。 調整が終了したら、[OK] をクリックして、メイン ウィンドウに戻ります。

    境界を右または左にドラッグ
  • 保留中の操作がタスクリストに追加されます。 「タスクを実行」をクリックし、「OK」を選択します。

    「タスクを実行」をクリック
  • 追加するスペースの容量によっては、パーティションの拡張プロセスが完了するまでに時間がかかります。データの損失や破損を防ぐため、プロセスが完了するまでプログラムを閉じないでください。パーティションが正常に拡張されたら、「OK」をクリックします。

    パーティションの拡張プロセスが完了

方法2. ディスクの管理を使ってCドライブを拡張する

Windows標準の「ディスクの管理」でもCドライブの拡張は可能ですが、未割り当て領域がCドライブの右側にある場合に限られます。簡単なケースでのみ有効な方法です。

  • スタートメニュー → 右クリック →「ディスクの管理」を開く

    ディスクの管理画面を表示
  • Cドライブの右側に未割り当て領域があるか確認し、ある場合はCドライブを右クリック → 「ボリュームの拡張」を押します。

    ボリュームの拡張を選択
  • 拡張ウィザードに従って追加する容量等を選択し、最後に完了をクリックするとCドライブが拡張されます。

    完了をクリック
注意
  • 未割り当て領域が右隣にないと操作できない
  • 回復パーティションやDドライブが邪魔になることが多い
  • パーティションの移動はできない

方法3. 回復パーティションを移動してから拡張する

Cドライブのすぐ右側に「回復パーティション」がある場合、Windowsの「ディスクの管理」ではCドライブの拡張ボタンがグレーアウトして押せません。 Windows標準機能にはパーティションを「移動」する機能がないため、無料でCドライブを広げるには、邪魔になっている回復パーティションを「削除」する必要があります。

注意:

Windowsの標準機能であるコマンドラインツール「Diskpart」を使用して、強制的にパーティションを削除します。

  • デスクトップ画面の検索窓からコマンドプロンプトを探し、「管理者として実行」を押します。

  • 「diskpart」と入力してEnterキーを押します

  • 以下のコマンドを順番に入力し、ディスクとパーティションを確認・選択します。

    • list disk (ディスク一覧を表示)

    • select disk 0 (OSが入っているディスク番号を選択 ※通常は0)

    • list partition (パーティション一覧を表示)

    • select partition X (削除したい回復パーティションの番号を選択 ※「回復」と書かれた番号を確認)

      ディスクとパーティションを選択するためのコマンドを入力
  • 回復パーティションを削除コマンドの「delete partition override 」を入力します。これで回復パーティションが削除され、「未割り当て」領域になります。

    回復パーティション削除コマンドの実行
  • 「ディスクの管理」を開き、Cドライブを右クリックして「ボリュームの拡張」を選択しウィザードに従って進めれば完了です。

    右クリックからボリュームの拡張を押す

方法4. ディスクを別SSDにクローンし、クローン後にCドライブを拡張する

ストレージ容量自体が大きく不足している場合は、方法1でも触れた 4DDiG Partition Manager のクローン機能を活用して、より大容量のSSDへ移行する方法が効果的です。

外付けケース等で大容量SSDへ接続・クローンし、その後Cドライブを拡張することで効率よく容量を増やせます。また、4DDiG Partition Manager を使うとWindows再インストールの手間を省きつつ、ストレージ強化とパーティション拡張をまとめて行うことができます。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 外部ディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。その後、アプリケーションを起動し、「システムディスクのクローン」を選択してください。

    「システムディスクのクローン」を選択
  • ソースディスクからクローンデータを受け取るターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。(ソースディスクはシステムディスクで、ターゲットディスクは接続したディスクがデフォルトで選ばれます。)

    ターゲットディスクを選択
  • 次に、クローンディスクの効果を示すプレビューインターフェースが表示されます。ソースディスクのパーティションはデフォルトでターゲットディスク全体を占め、両側のハンドルをドラッグしてクローンパーティションのサイズを変更できます。プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン操作を開始します。

    プレビューインターフェースが表示され
  • ディスクのクローン作成が完了するまで待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。 他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりせず、しばらくお待ちください。

    ディスクのクローン作成が完了

Cドライブが拡張できない原因とよくある問題

1. 「ボリュームの拡張」がグレーアウトする理由

「ディスクの管理」でCドライブを拡張できない原因は以下の通りです。

  • 右側に未割り当て領域がない
  • 回復パーティションが間に挟まっている
  • Windows標準機能ではパーティション移動ができない
  • MBRディスクの構成上、拡張が制限されている

この場合、4DDiG Partition Managerのような専用ツールが必須になります。

2. Windows標準機能だけではできないケース

以下のケースでは標準だけでは不可能です。

  • 回復パーティションやEFIパーティションがCドライブ右側にある
  • 未割り当て領域が左側にある
  • 別ドライブ(D/E)の空き容量をCドライブへ移動したい
  • パーティションの移動が必要なケース

つまり、多くのユーザーが標準ツールでは解決できない状況に陥ります。

まとめ

Cドライブの容量不足は、Windowsの動作遅延やアップデート失敗を引き起こすため早めの対処が必要です。Cドライブを最も安全で確実に拡張できる方法は、4DDiG Partition Managerの活用で初心者でも直感的に操作可能なため、Windows標準機能では難しいケースも含めて効率的に拡張できます、一度試してみてください。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

💡 AIで記事の要点をまとめる

ChatGPT ChatGPT Google Google AI モード Perplexity Perplexity Grok Grok

原田 凪沙 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

(この記事を評価する)

平均点4.5人が評価しました)