オンラインの記事や資料をオフラインで読みたいと考えたことはありませんか?この記事では、PCやスマホを使ってWebサイトの内容をPDF形式で手軽に保存する方法を、わかりやすくご紹介します。レイアウトが崩れたり、途中で途切れたりするトラブルへの対処法や、便利な拡張機能・変換サイトなども合わせて紹介しています。
WebページをPDFで保存する理由とは?おすすめの活用シーンも紹介
WebページをPDF形式で保存することで得られるメリットは多くあります。特にビジネスや学習、資料のアーカイブにおいては非常に便利です。
オフラインでも閲覧可能
PDFとして保存しておけば、インターネット環境がなくても記事や資料を閲覧できます。特に出張先や飛行機内など、通信環境が不安定な場所で重宝します。
レイアウトが保持される
元のデザインやレイアウトをそのまま残せるため、スクリーンショットよりも正確に情報を保存できます。
共有・印刷がしやすい
PDFはメール添付やクラウド共有に適しており、印刷も簡単。チームでの情報共有やプレゼン資料の作成にも役立ちます。
【無料・簡単】ブラウザ機能だけでPDFに変換|追加ソフトは不要
特別なソフトや拡張機能を使わず、ブラウザに標準搭載されている「印刷機能」だけでWebページをPDFとして保存できます。手軽さと汎用性の高さが魅力で、どのパソコンでもすぐに使える方法です。レイアウトの再現性も高く、資料保存にも適しています。
Google Chromeの場合(拡張機能なし)
Google Chromeは多くのユーザーに使われており、標準の「印刷」機能だけで簡単にPDFとして保存できます。レイアウトを崩さず保存できるため、ビジネス資料や調査ページの保存にも便利です。
Webページを開く
メニュー(︙)から「印刷(Ctrl+P)」を選択
「送信先」を「PDFに保存」にして保存
Microsoft Edge・Firefoxでも対応可能
「印刷」機能から「PDF保存」を選ぶだけで、Chrome以外のブラウザでも同様にPDF化できます。使用するOSや端末に関係なく操作できるのも利点です。
保存したいWebページを表示
「印刷」から「Microsoft Print to PDF」や「PDFに保存」を選択
保存先を指定して完了
【スマホ対応】iPhone・Android別のPDF変換方法|スマホでサクッと保存
外出先などでWebページを素早く保存したいときには、スマホから直接PDF化するのが便利です。どちらも追加アプリ不要で、標準のブラウザから操作可能。移動中の情報収集やスクラップ用途にも役立ちます。
iPhoneのSafariを使う
iOSに標準搭載された「共有」機能から簡単にPDF保存ができます。文字や画像のレイアウトもほぼそのまま保持されます。
Safariでページを開く
共有ボタンをタップし「PDFを作成」
「ファイルに保存」で完了
AndroidのChromeから保存する
AndroidではChromeの「印刷」機能からPDF保存が可能です。操作もシンプルで、変換後の画質も安定しています。
Chromeで保存したいページを開く
メニュー > 「共有」>「印刷」
「PDFとして保存」を選んで完了
【長ページ対応】変換精度が高いWebサービス3選
「途中で切れてしまう」「画像がうまく表示されない」といった悩みがある方には、変換専用サイトの利用がおすすめです。縦長ページにも対応した精度の高いサービスを紹介します。
縦長ページや画像も正確に保存できる「PDF24」
縦に長いページをまるごと保存したい方に便利な無料サービスです。画像やテキストの配置も忠実に再現されるため、スクロールが多い記事やブログなどを一括保存したい場合に最適です。ページ途中で切れる心配もなく、安定した変換結果が得られます。変換後のレイアウトも見やすく、読みやすい形式に整えられています。
URLを入力し「作成」ボタンをクリック
ダウンロードリンクからPDFを保存
ページ全体のレイアウトを忠実に再現「Adobe Acrobat Web Capture」
構成やデザインをそのままPDFにしたい方におすすめのサービスです。Adobeならではの高精度な変換技術により、フォント、色合い、段組みなど、Webページの見た目を忠実に保ったままPDFとして保存できます。資料作成やプレゼン資料の保存に適しており、見た目のクオリティを重視する場合に向いています。
保存したいURLを入力
「作成」をクリックしてダウンロード
URLを貼るだけで即変換できる「Webpage to PDF」
とにかく手早く変換したい方に向いた簡易ツールです。操作は非常にシンプルで、余計な設定をせずにURLを入力するだけで即座にPDF変換が始まります。複雑なデザインの再現度は他のツールに比べやや劣る場合もありますが、スピードを重視する場面には最適。急ぎでWebページを保存したいときに非常に便利です。
ページのURLを貼り付け、「Convert」ボタンをクリック
PDFが生成され、自動的にダウンロードが開始されます
おまけ:PDF変換後の画質を改善したい方におすすめの方法
保存したPDFを開いたとき、「画像がぼやけている」「文字がにじんで読みにくい」と感じたことはありませんか?特に画像や図表が多いページでは、画質が劣化してしまうことがあります。
そんな時に便利なのが、画質補正に対応したPDF修復ツールです。中でも「4DDiG File Repair」は、PDF内の画像や文字の鮮明さを自動で向上させてくれる便利なソフト。操作も簡単で、資料を共有する前のひと手間として取り入れるのもおすすめです。
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4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「AI高画質化」タブをクリックします。次に、「写真高画質化」を選択し、その下にある「今すぐ開始」ボタンをクリックします。
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「写真を追加する」ボタンをクリックして、高画質化したい写真を追加します。
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AIモデルを選択し、解像度を調整した後、「今すぐ高画質化」ボタンをクリックすると、ソフトウェアが高画質化を開始します。高画質化処理が完了したら、プレビューで元の写真と高画質化された写真を比較します。
- 一般モデル:自然風景、建物、動物など、あらゆるタイプの画像に対応します。明るさ、コントラスト、カラーバランスを調整し、細部を鮮明にし、一般的な欠陥を減らすことで、全体的な画質を向上させることに重点を置いています。
- ノイズ除去モデル:低照度条件や高ISO設定において、画像のノイズを低減し、粒状感や色の歪みなどの不要なアーティファクトを除去するために特別に設計されています。夜景、室内写真、ノイズの多い画像に最適です。
- 顔専用モデル:ポートレート、グループショット、顔の明瞭さと表情が重要なあらゆる画像に最適です。写真を自動的に美化し、細部を強化し、肌色を滑らかにすることができます。、
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右下の「エクスポート」をクリックすると、高画質化した写真がパソコンに保存されます。
最後に
この記事を参考にすれば、用途に応じて最適な方法でWebページをPDFとして保存できるようになります。閲覧や共有をもっと便利にしたい方は、ぜひ活用してみてください。
また、保存したPDFの画質に満足できない場合は、「4DDiG File Repair」の使用をおすすめします。画像や文字の鮮明さを自動で補正してくれるので、資料の見やすさが格段に向上します。大切な内容をよりクリアに保ちたい方は、ぜひチェックしてみてください。