MacでExcelを無料で使う方法を紹介します。Excelは、Microsoft社の表計算ソフトです。Windowsを搭載されているパソコンを購入すると、数万円のオプションでインストールができます。また、Excel単体でも2万円で購入でき、Macでもインストールが可能です。
しかし、オンラインで利用するなど条件を絞れば無料で利用できます。無料で表計算ソフトを利用して、使い心地がよければ有料版の購入を検討している方も今回紹介しているソフトの利用を検討してみてください。
方法1:Microsoft Excelの無料オンライン版を使用する

Microsoft Excelの無料オンライン版とは、Microsoftアカウントがあれば無料で利用できるソフトです。「Excel」だけでなく、「Word」や「PowerPoint」なども利用できます。インターネットに接続したデバイスがあれば、デバイスを問わず利用できるのがメリットです。また、複数で共同作業も行えるので、グループワークを行いたい場合なども便利です。
その一方で、ソフト版の「Excel」に比べると利用できる機能に制限があります。一例を挙げると、パスワード付きのファイルやマクロの実行ができません。また、オフラインの環境下では利用できません。常にオンラインで作業できる環境がある方や、基本的なExcelの機能を使えれば十分な方に適しています。
方法2:GoogleスプレッドシートでExcel文書を開く

Googleスプレッドシートは、Googleが無償で提供している文章作成ソフトや表計算ソフトです。「Excel」や「Word」と同じように利用できます。Excelと連携も可能なので、出先のデバイスではGoogleスプレッドシートを利用し、家のパソコンでExcelに取り込んで再編集することも可能です。オンライン環境であれば、デバイス関係なく利用が可能です。また、作業履歴が残る、複数で共同作業ができるといったメリットもあります。
このほか、Googleアカウントごとに閲覧できる人間を選択できるので、機密性の高いファイルをオンライン上で安全に取り扱えるのもメリットです。一方、オフラインでは作業ができないのが最大のデメリットです。オフライン状態で編集ができないので、インターネットに接続できない環境で作業する場合は利用できません。
方法3:AppleのNumbersを使用する

Numbersは、Appleが提供している無料で利用できる表計算ソフトです。iMacだけでなく、iPadやiPhoneでも利用できます。Excelと類似した操作性とテンプレートの豊富さ、グラフ機能の美しさなどが特徴です。Excelが扱えれば、Numbersも問題なく利用できるでしょう。パソコンだけでなくタブレットやスマホでも使えるので、出先で作業をしたい場合も便利です。アプリなのでオフラインでも作業が可能です。
その一方で、NumbersはiOSの環境下でしか利用できません。Excelと互換性はありますが、レイアウトが崩れたり一部の関数が利用できなかったりします。共同作業をする際は、全員がiOSが利用できないと支障が出る可能性があるでしょう。
方法4:Excel互換ソフトウェアを使う
Excelには、複数の互換ソフトウェアがあります。ここでは、特におすすめのソフトウェアを2つ紹介します。
LibreOffice Calc

「LibreOffice Calc」は「Microsoft Office」と互換性を持つソフトです。関数だけでなく、クロス集計やピボットテーブルにも対応しているのが特徴であり、UIもシンプルで初心者でも使いやすいのがメリットです。ただし、VBAマクロとの互換性が低い、Excel用アドインが使えないといったデメリットもあります。Excelの基本的な機能だけ使えば十分といった方に適したソフトです。
OpenOffice Calc

「OpenOffice」は、世界中で利用されている「Microsoft Office」と互換性を持つソフトです。CalcはExcelとほぼ同等な機能を持ち、関数だけでなくマクロも使えます。しかし、同ソフトは現在開発が終わっており、安全性に不安があります。社外秘の書類など流出すると問題になるようなものは作成・編集に利用しないほうがおすすめです。
おまけ:Macで開けない、または壊れたExcelファイルを修復する方法
互換ソフトウェアなどで作成しExcelで再編集した場合、ファイルが壊れる可能性があります。壊れたファイルは最終的に作り直すしかないケースもありますが、量が多かったり緊急性が高かったりすると何とか修復したいと思う方もいるでしょう。
壊れたファイルを修復するなら、4DDiG File Repair」がおすすめです。Excelファイルはもちろんのこと、動画や画像の破損もAIの技術で可能な限り元に戻せます。ファイルが文字化けした場合や、エラーメッセージが出て開けないトラブルも最短5分で修復が可能です。
4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「ファイルの修復」タブをクリックします。次に、「ファイル修復」を選択します。
「ファイルを追加する」ボタンをクリックし、破損したファイルを追加します。
「すべてを修復」ボタンをクリックすると、プログラムは自動的にファイルを修復します。
ファイルの修復が完了すると、修復されたファイルをプレビューして、指定した場所に保存できます。
上記の操作でファイル修復に失敗した場合は、「高度な修復」機能を選択して、より深い修復を行うことも可能です。
最後に
Excelは汎用性が高いソフトなので、互換性ソフトや無料で利用できるオンラインソフトがたくさんあります。マクロを使った高度な編集や拡張機能を使うのは難しいですが、基本的な機能だけなら、互換ソフトでも十分です。
また、壊れたファイルを修復したい場合は、4DDiG File Repair」がおすすめです。Excelファイルだけでなく、動画、画像もAI技術で修復できます。