wordが保存に失敗するのでドキュメントを保存できない
Wordにて文書を作成し、保存すると高い確率で保存に失敗し、次のエラーメッセージが表示されます。「自動保存に失敗しました。最近の変更内容保を保存できませんでした。すべての変更を保存するには、別のファイルに保存してください」。エラーメッセージなく保存する方法を教えて下さい。
ーMicrosoft コミュニティ
仕事などでWordを使っていて、ファイルが保存できない状況に陥ると困ります。エラーが発生しましたと画面に表示されて大事なファイルが保存できないケースは珍しくありません。Wordのファイルを保存できないのは、アクセス権の制限やファイル名、ディスク・メモリの用量などが主な原因です。
そこで本記事では、Wordでファイルが保存できない原因と対処法について解説します。さらに、削除/失われたワードファイルの復元方法についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
Wordで保存できないのはなぜ?
Wordでファイルが保存できない主な原因は以下の通りです。
- Wordファイルにパスワードが設定されている
- ネットワークサーバー上にあるWordファイルを、2台のパソコンで同時に開いている
- ユーザーが「バックアップを作成する」オプションを有効にした
- パソコンのメモリまたはディスク容量が不足している
Wordでファイルが保存できないときの対処法
Wordでファイルが保存できない場合の対処法として5つの方法を紹介します。
対処法1.ファイルの読み取り制限を確認する
保存できないWordファイルを右クリックして「プロパティ」を選択します。「全般」のタブの中にある「属性」の項目のうち「読み取り専用」にチェックが入っているならば外すことで、読み取り制限を解除できます。

「読み取り専用」にチェックが入っていると、文書の表示やコピーはできるが、内容の変更ができなくなり、保存できない原因になります。
対処法2.Wordファイルを新規作成する
Wordファイルを保存できない場合は、Wordファイルを新規作成して元のファイルの内容をコピーすると保存できることがあります。元のWordファイルの設定やファイル名などが原因でファイルが保存できない場合があるからです。
注意点として、新しいWordファイルを作成する場合は「バックアップを作成」の機能を解除しておきます。さらに、ファイル名の中にスペースが含まれていないことを確認し、元のファイルとは別の名前で保存します。

「バックアップファイルを作成する」とは、Wordのバックアップファイルが自動で保存される機能です。バックアップファイルの機能によりWordに不具合が生じるケースがあるため、機能を無効にすることでWordファイルが保存できるようになる場合があります。
対処法3.ファイル名に「normal」を含まれているファイルを削除する
「Normal.dotm」というファイル名のファイルを削除することで、Wordの不具合が改善されるケースがあります。
「Normal.dotm」はWordの標準テンプレートであり、Wordの既定のスタイルや設定などが含まれたファイルです。「Normal.dotm」を削除することで「Normal.dotm」が新しく生成されて初期化できます。
長くWordを利用していると「Normal.dotm」が肥大化して不具合を起こすケースが多いです。Wordに何らかの不具合が起きた場合は、「Normal.dotm」を削除して初期化しましょう。
「Normal.dotm」は、「Templates」というフォルダ内にあります。「Templates」の場所は「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates」です。
「Normal.dotm」を削除する手順を以下に紹介します。
Windowsのスタートボタンをクリックして一覧から「ファイル名を指定して実行する」を選ぶ
「ファイル名を指定して実行する」の「名前」ボックスに「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates」と入力して「OK」をクリックする
ユーザー名の部分にはWindowsにログインする際のユーザーアカウント名を入力します。
Templatesフォルダ内でファイル名に「normal」を含むファイルを削除する。誤って別のファイルを削除しないように注意しましょう。
対処法4.ディスクやメモリの容量を確認する
ディスクやメモリの容量不足でWordファイルが保存できないケースがあります。この場合の対処法は以下の通りです。
- 不要なファイルを削除する
- Word以外に動作させているファイルやソフトウェアを終了させる
- パソコンを再起動する
- ストレージ・メモリを増設する
対処法5.Officeの再インストール
Microsoft Officeを再インストールすることでWordの不具合が解消されてファイルが保存できるケースがあります。
Microsoft Officeをアンインストールするには、スタートボタンをクリックして、「コントロールパネル」を選び、一覧から「プログラムと機能」を選択します。「プログラムと機能」の画面内で一覧表示されているプログラムの中にあるMicrosoft Officeを右クリックし、「アンインストール」をクリックしましょう。

次に、Microsoft Officeをインストールしたときと同様の手順でインストールを実行すれば、再インストールは完了します。Wordファイルが正常に保存できるか確認してみましょう。
削除/失われたWordファイルを復元する方法
削除/失われたWordファイルは、データ復元ソフトを利用すれば取り戻せる可能性があります。データ復元ソフトの中でも本記事でおすすめするのが「Tenorshare 4DDiG」です。「Tenorshare 4DDiG」はAI搭載の強力なデータ復元ソフトであり、3ステップで削除したデータの復元を素早く実行できます。
Tenorshare 4DDiGは、高度なスキャン技術により、削除されたWord文書を高確率で復元できます。Word文書だけでなく、Excel、PowerPoint、PDFなど、様々なファイル形式の復元に対応しています。
手順:
安全なダウンロード
安全なダウンロード
Tenorshare 4DDiG を起動し、削除/消えたWordファイルが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。
しばらく待つと、消してしまったWordファイルが表示されます。復元前に、Word、Excel、PowerPointなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいWordファイルを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、Wordファイルが上書き保存して復元できない恐れがあります。
まとめ
Wordでファイルが保存できない場合は、ファイルの読み取り制限の確認や「Normal.dotm」の初期化、ディスク・メモリの容量の確認、Officeの再インストールなどを試しましょう。本記事で紹介した方法により、Wordでファイルが保存できない問題に対処できます。
Wordでファイルが保存できないために、誤ってWordファイルを削除してしまうケースがあります。この場合は、データ復元ソフトである「Tenorshare 4DDiG」を利用してみましょう。高度な機能が搭載されていて、精度の高いデータ復元ソフトのため、失われたWordファイルを取り戻せる可能性があります。
安全なダウンロード
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