「上書き保存したWordファイルの復元は可能ですか?」

上記のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。今やどの仕事においても使用されているWordですが、誤ってデータを削除してしまった経験はありませんか?

今回の記事では、上書き保存したWordファイルの復元方法について紹介しています。上書き保存していたWordファイルを、つい間違えて消した場合でも復元する方法があるので、ぜひ参考にしましょう。

  1. 方法1:間違えて削除されたWordファイルをファイル復旧ソフトで復元
  2. 方法2:上書き保存したファイルをWordの「元に戻す」機能で復元
  3. 方法3:上書き保存したWordファイルを「ファイル履歴」を使って復元
  4. 方法4:上書き保存したファイルをWordの「バージョンの履歴」から復元
  5. 方法5:上書き保存したWordファイルを一時ファイルから復元

方法1:間違えて削除されたWordファイルをファイル復旧ソフトで復元

間違えてWordファイルを削除してしまって復元しようと考えたとき、最も確実なのはファイル復元ソフトを活用することです。

本記事でおすすめしているのは、ファイル復旧ソフトTenorshare 4DDIGです。

4DDiGは、Windows10をはじめとしたWindowsシリーズだけでなく、Macにも対応しています。写真や動画、テキストファイルなど、あらゆる形式のファイルを復元できる万能ソフトとして活躍しています。

ファイル復旧ソフト「Tenorshare 4DDiG」の主な特徴を2つ紹介するので、参考にしましょう。

4DDiGでは、スキャンしたデータをファイル形式別に一覧表示できます。

4DDiGでは、ファイルを復元する前にプレビューが可能です。4DDiGのプレビュー機能の利用により、復元したいファイルの内容を確認することができます。

  1. 4DDiGデータ復元ソフトをインストール、起動します。

  2. Wordファイルの保存場所を選択して、右下にある「スタート」をクリックします。

    スキャン場所を選択
  3. そこから復元したいデータを選択していきましょう。復元するデータの選択が終わったら、画面の右下にある「復元」をクリックします。

    ファイルを検出
  4. データの選択が終わったら、動画面右下にある「復元」をクリックしてください。あとは自動的にデータが復元されます。

    復元をクリック
    注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

方法2:上書き保存したファイルをWordの「元に戻す」機能で復元

Wordファイルを編集中に上書き保存した際に、Wordが開いている状態であれば「元に戻す」機能を利用することでファイルを復元できます。

「元に戻す機能」を使う方法としては、Wordの左上にある「矢印」をクリックするだけです。

上書き保存したファイルをWordの「元に戻す」機能で復元

上記の方法では「1つ前の動作」に戻るだけですが、矢印横のドロップダウンをクリックすることで、最初の段階(自分の好きな段階)まで戻すことも可能です。

上書き保存したファイルをWordの「元に戻す」機能で復元

また、ショートカットキー「Ctrl」+「Z」の同時押しでも、1つ前の状態に戻すことが可能なので試してみましょう。

方法3:上書き保存したWordファイルを「ファイル履歴」を使って復元

Wordファイルを上書き保存してしまった場合でも、ファイル履歴を活用することで以前のバージョンに戻すことが可能です。

  1. Wordファイルが保存されている箇所で対象のファイルを右クリックします。
  2. 「プロパティ」を選択します。
  3. 「以前のバージョン」をクリックします。

    ※表示画面に復元したいバージョンがあれば、選択して「復元」をクリックします。

    上書き保存したWordファイルを「ファイル履歴」を使って復元

※この方法は、ファイル履歴が「有効」になっていることで利用できます。

方法4:上書き保存したファイルをWordの「バージョンの履歴」から復元

Wordの「バージョンの履歴」を使用することで、上書き保存したファイルを復元できます。

  1. 上書き保存されたWordをクリックします。
  2. 上部固定タブの「ファイル」をクリックして、次に「情報」をクリックします。
  3. 「バージョン履歴」をクリックします。

    上書き保存したファイルをWordの「バージョンの履歴」から復元
  4. 編集画面にバージョン履歴が表示されます。
  5. 表示したいバージョン履歴の「バージョンを開く」をクリックすると、以前の状態に戻せます。

※バージョンの履歴が有効になっていない場合は、上記の方法では復元できないので注意が必要です。

方法5:上書き保存したWordファイルを一時ファイルから復元

Windowsにおいては、Wordファイルの上書き保存後でも、一時ファイルから以前の状態に戻すことができます。

  1. エクスプローラーを開きます。
  2. 「PC」→「Windows」→「ユーザー」→「ユーザー名」をクリックします。
  3. 上部固定タブ「表示」をクリックし「隠しファイル」にチェックを入れます。

    隠しファイル
  4. 「App Data」が表示されるため、クリックします。

    App Data
  5. 「Roaming」→「Microsoft」→「Word」をクリックします。
  6. 「自動回復文書」としてワードファイルが一時保存されています。該当ファイルを右クリックして「名前の変更」を選択し、ファイル名に「.docx」の拡張子を追加します。
  7. 保存が完了すると、Wordファイルとして開くことができます。

上記の手順を行うことで、Wordファイルの一時ファイルを表示でき、さらに復元もできます。

上書き保存してしまったWordファイルの復元方法を知りたい方は、今回ご紹介した5つの方法を参考にしましょう。

データ復元ソフト4DDiGについては、Windows11をはじめ、Macに対応もしています。万が一に備えて導入しておくのもおすすめです。

4DDiG - Mac/Windows Data Recovery

Tenorshare 4DDiG データ復元

4DDiGは、Windows / Macコンピューターで誤って削除されたWord、Excel、PowerPoint、メモ帳ファイルを復元できます。

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