「パワーポイントでつくった資料を読み取り専用に設定したい!」

「パワーポイントの読み取り専用を解除したいけれど、やり方がわからない…」

「パワーポイントの読み取り専用が解除できず、保存できない…」

今回の記事では、これらの疑問にお答えしながら、パワーポイントの読み取り機能の設定や解除方法についてわかりやすく解説していきます。

  1. Part1:パワーポイント(PPT)を読み取り専用に設定する
  2. Part2:パワーポイント(PPT)の読み取り専用を解除する
  3. Part3:削除されたPPTファイルを復元
  4. Part4:まとめ

Part1:パワーポイント(PPT)を読み取り専用に設定する

まず、パワーポイント(PPT)のデータを読み取り専用に設定する方法を解説します。

前提としてパワーポイントの読み取り専用の設定とは何かを説明しますと、その名の通り、つくった資料を閲覧だけの機能に限定することを意味します。読み取り専用に切り替えたファイルは、文字通り編集や保存ができません。

社外秘のパワーポイントによる資料などを、他人に編集されたくない状況では役立つ機能ですね。大きく3つの方法がありますので、順番にステップを踏みながら解説していきます。

最も簡単な方法

  1. 読み取り専用にしたいパワーポイントファイルを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
  2. 属性:「読み取り専用」にチェックを入れて「適用」または「OK」をクリックします。

    パワーポイント(PPT)を読み取り専用に設定する

一般的な方法

  1. パワーポイントで、読み取り専用にしたい資料を開きます。
  2. 左上の「ファイル」タブをクリックします。

    「ファイル」タブをクリック
  3. 左側メニューの「名前を付けて保存」から「参照」をクリックします。

    参照
  4. 「名前を付けて保存」ウィンドウが開きますので、右下にある「ツール」を押して、「全般オプション」をクリックします。

    全般オプション
  5. 「全般オプション画面」ウィンドウが開きますので、「書き込みパスワード」の欄にお好みのパスワードを設定し、「OK」を押します。

    書き込みパスワード
  6. 「パスワードの確認」ウィンドウが開きますので、再度同じパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
  7. 「名前を付けて保存」ウィンドウから「保存」をクリックすれば、読み取り専用への切り替えは完了です。

最終版にする方法

  1. パワーポイントで、読み取り専用にしたい資料を開きます。
  2. 左上の「ファイル」タブをクリックします。
  3. 「情報」を選択します。
  4. 「プレゼンテーションの保護」を選び、「最終版にする」を押します。

    プレゼンテーションの保護
  5. メッセージが順番に表示されますので、全て「OK」をクリックしていけば完了です。

なお、一般的な方法との違いとしては、最終盤で保存した場合はファイルを開くときに最終版である旨を通知する情報バーが表示される点です。

受け取り手に読み取り専用のパワーポイントファイル(資料)が最終版であることを強調したい場合は、こちらを使用する方が良いでしょう。最終版とは一般に、もう手を加える必要がないものであるという意味です。

Part2:パワーポイント(PPT)の読み取り専用を解除する

次に、読み取り専用機能を解除する方法を解説していきます。解除すれば、いつも通り保存や編集が行えるようになります。

  1. 解除したいパワーポイントのファイルを右クリックし、プロパティを選びます。
  2. 「プロパティ」ウィンドウが開きますので、下にある「属性」項目から「読み取り専用」のチェックボックスを外します。
  3. 「OK」を押せば完了です。

最終盤で読み取り専用にした場合も、同様の手順で解除できます。ただし、上記の方法を行っても、稀に読み取り専用が解除できないケースも見受けられます。

よくあるのが、自分で読み取り専用に設定した覚えもないのに、自動的に切り替わってしまった場合です。こういった場合には、以下のような要因が考えられます。

  • 共有ファイルであり、他の方が開いている
  • OSによる影響
  • ファイルの破損

共有ファイルの場合は、権限のある他の方にファイルを閉じてもらえれば、解決できる可能性があります。OSの場合には、最新バージョンにアップデートして再度解除にトライしてみましょう。

しかし、ファイル破損の場合は素人では修復が難しく、専用ソフトウェアによる解決が望ましいと考えられます。そこでPart3以降では、その方法について詳しく解説していきます。

Part3:削除されたPPTファイルを復元

「PPTファイルの破損を修復したい…」、「修復を諦めてPPTファイルを完全に削除したけど、やっぱり復元したい!」といった声が多くあります。

ファイルを簡単に復元できるソフトウェア、4DDiGがあれば、高い確率で解決できます。

4DDiGはパワーポイントだけでなく、1000種類以上のファイル形式に対応しています。ごみ箱からも削除されたファイルでも、破損の酷いファイルでも復元できます。4DDiGを無料ダウンロードして試してください。

  1. 4DDiGデータ復元ソフトをインストール、起動させます。

  2. ファイルの場所を選択

    ファイルが失われた場所にマウスを置き、「スキャン」をクリックします。

    ファイルの場所を選択
  3. ファイルの検出

    しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。

    ファイルを検出
  4. ファイルのプレビューと復元

    復元するファイルを選択して右側の「プレビュー」をクリックして選択されたWordファイルを確認できます。そして、右下の「復元」をクリックし、保存場所を指定すると、ファイルがすぐに復元されます。

    ファイルのプレビューと復元
    注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part4:まとめ

パワーポイントを読み取り専用にする方法を3つと、パワーポイントの読み取り専用を解除する方法をご紹介しました。

パワーポイントの読み取り専用を解除できない主な原因は、「共有ファイル」「OS」「ファイル破損」が挙げられます。この3つの対処法についても本文でご紹介しています。

パワーポイントの読み取り専用の設定・解除でお困りの際は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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