Wordで文書を編集していたら、突然パソコンが再起動した、保存せずに閉じてしまった、必要な内容を上書きしてしまった……。そんなときでも、状況によってはWordファイルを復元できる可能性があります。
ただし、復元方法はデータが消えた原因によって異なります。この記事では、未保存・上書き・誤削除という3つのケースに分けて、Wordファイルを復元する方法を紹介します。復元できない場合の対処法も解説するので、状況に合った方法を試してみてください。
未保存のWordファイルを復元する方法
Wordの文書を保存せずに閉じてしまった場合や、編集中にパソコンが再起動した場合は、まずWordの自動回復機能を確認しましょう。
方法1. Wordの「保存されていない文書の回復」を使う
Wordには、予期しない終了などに備えて、編集中の文書を自動回復用のデータとして保存する機能があります。自動回復用のデータが残っていれば、保存していなかった文書を取り戻せる可能性があります。
操作手順
Wordを起動し、「ファイル」→「情報」→「ドキュメントの管理」→「保存されていない文書の回復」をクリックします。
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一覧から目的の文書を開き、内容を確認します。
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ファイルを開き、内容を確認後、「名前を付けて保存」で別のファイルとして保存します。
方法2. Wordの「ドキュメントの回復」画面を確認する
Wordやパソコンが異常終了したあとにWordを再起動すると、「ドキュメントの回復」画面が表示されることがあります。
この画面に文書が表示されている場合は、更新日時などを確認し、目的のファイルを開いてください。必要な内容が残っていることを確認したら、すぐに保存しましょう。
操作手順
Wordを起動すると、左側に「ドキュメントの回復」パネルが表示されます。
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復元したいファイルをクリックして内容を確認します。
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「復元」または「比較」を選択してファイルを回復します。
方法3. Wordのバックアップファイルを検索する
Wordのバックアップ機能が有効になっている場合、バックアップファイルから復元できます。
操作手順
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Windowsの検索機能で「.wbk」ファイルを検索します。
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「バックアップ~」という名前のファイルを探します。
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該当するファイルをダブルクリックして開きます。
方法4. 一時ファイルの保存場所を確認する
Wordの回復画面に目的の文書が見つからない場合は、一時ファイルの保存場所を確認することもできます。
操作手順
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エクスプローラーで以下のパスに移動します:
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Temp
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「~$」で始まるファイルや「.tmp」ファイルを探します。
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ファイルの拡張子を「.docx」に変更して開きます。
上書き保存したWordファイルを復元する方法
Wordファイルを上書き保存したあとに、以前の文章や編集内容が必要になった場合は、次の方法を試してください。
方法1. Wordの「元に戻す」機能を使う
Wordで文書を開いたまま編集を続けている場合は、「元に戻す」機能で直前の変更を取り消せることがあります。
操作手順
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Word画面左上の左向き矢印ボタン(元に戻す)をクリックします。
または、
Ctrl+Zを押します。 -
必要な内容に戻ったことを確認し、保存します。
ただし、この方法で取り消せるのは、Wordに操作履歴が残っている場合に限られます。文書を閉じて開き直したあとや、操作履歴が失われた場合は、以前の状態に戻せません。
方法2. Microsoft 365やOneDriveのバージョン履歴を使う
Microsoft 365やOneDriveに保存したWordファイルなら、以前のバージョンから必要な内容を取り戻せる可能性があります。
操作手順
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Wordでファイルを開き、「ファイル」→「情報」をクリックします。
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「バージョン履歴」または「履歴」をクリックします。
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復元したいバージョンを選択し、「復元」をクリックします。
バージョン履歴の有無や保存されている期間は、保存先やアカウントの設定によって異なります。
方法3. Windowsの「ファイル履歴」から以前のファイルを復元する
Windowsの「ファイル履歴」をあらかじめ有効にしていた場合は、バックアップから以前のWordファイルを取り戻せる可能性があります。
操作手順
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対象のWordファイルが保存されていたフォルダーを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
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「以前のバージョン」タブをクリックします。
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該当するファイルの復元したいバージョンを選択し、「復元」をクリックします。
削除したWordファイルを復元する方法
Wordファイルを誤って削除した場合は、まずごみ箱やバックアップを確認しましょう。ファイルが完全に削除されている場合でも、保存先の状態によってはデータ復元ソフトで取り戻せる可能性があります。
方法1. Windowsのごみ箱から復元する
まず最初に確認すべきは、Windowsのごみ箱です。通常の方法で削除したWordファイルは、ごみ箱に残っていることがあります。
操作手順
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デスクトップの「ごみ箱」を開きます。
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復元したいWordファイルを探します。「表示」→「アイコンの整列」で、ファイルの種類や削除日付で並び替えると見つけやすくなります。
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該当するファイルを見つけたら、右クリックして「元に戻す」を選択します。Wordファイルは元の保存場所に復元されます。

方法2. OneDriveを確認する
Wordの文書をOneDriveまたはSharePointに保存していた場合は、クラウド上にファイルが残っている可能性があります。
操作手順
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OneDriveまたはSharePointにアクセスし、対象のWordファイルを探します。
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保存日時を確認し、必要な内容が残っているバージョンを開きます。
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復元する場合は、現在のファイルを上書きしないよう、必要に応じて別名で保存します。
方法3. データ復元ソフトを使う
ごみ箱にもクラウドバックアップにもファイルが見つからない場合は、データ復元ソフトを利用する方法があります。
たとえば、Tenorshare 4DDiGは、WindowsやMacのストレージなどから削除されたファイルをスキャンし、復元可能なデータを探せるソフトです。Word文書を含むファイルの復元を試したい場合に選択肢となります。
主な特徴
- 高い復元成功率:削除されたWord文書を高確率で復元
- 幅広い対応:Word文書以外にも、Excel、PowerPoint、PDFなど多様なファイル形式に対応
- 簡単操作:わずか3ステップで復元作業が完了する直感的なインターフェース
- 安全性:復元プロセス中にデータが破損するリスクを最小限に抑制
操作手順
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4DDiGを起動し、Wordファイルが保存されていたドライブや場所を選択して「スキャン」をクリックします。

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スキャン完了後、復元可能なファイル一覧が表示されます。Word文書(.docx、.doc)をフィルタリングして探します。復元前に、Word、Excel、PowerPointなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。

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復元したいファイルを選択し、保存場所を選択します。

復元を試す前に、ファイルを削除したドライブへの書き込みをできるだけ避けてください。復元ソフトをインストールする場合は、可能であれば対象ドライブ以外を使用し、復元したファイルも元の保存先とは別のドライブに保存してください。
方法4. 必要に応じて専門業者に相談する
重要な業務文書や研究資料などが保存されていた場合は、無理に操作を続けず、データ復旧の専門業者に相談することも検討しましょう。ストレージ自体に異常がある場合は、使用を続けることで状態が悪化する可能性があります。
Wordファイルの復元に関するよくある質問
保存せずに閉じたWordファイルは復元できますか?
自動回復用データが残っていれば、復元できる可能性があります。Wordの「保存されていない文書の回復」や「ドキュメントの回復」を確認してください。ただし、自動回復用データが作成されていない場合は、復元できないこともあります。
上書き保存したWordファイルを元に戻せますか?
文書を開いたままなら、「元に戻す」機能を試せます。OneDriveやSharePointに保存していた場合は、バージョン履歴から以前の内容を取り戻せる可能性もあります。Windowsのファイル履歴など、事前に設定したバックアップが利用できる場合もあります。
ごみ箱から削除したWordファイルは復元できますか?
ごみ箱に残っていれば、「元に戻す」で復元できます。ごみ箱を空にした場合や、ファイルを完全に削除した場合は、バックアップやデータ復元ソフトを確認してください。ただし、必ず復元できるわけではありません。
自動保存したWordファイルはどこにありますか?
自動保存されたWordファイルは、通常以下の場所に保存されます:
• C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Word
• C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles
また、Word起動時に「ファイル」→「情報」→「ドキュメントの管理」→「保存されていない文書の回復」からもアクセスできます。
まとめ
Wordファイルの復元方法は、未保存・上書き・削除のどれに該当するかによって異なります。
- 未保存の文書:Wordの自動回復機能や回復画面を確認する
- 上書きした文書:「元に戻す」、バージョン履歴、バックアップを利用する
- 削除した文書:ごみ箱、クラウドバックアップ
- どの方法でも見つからない場合:データ復元ソフトTenorshare 4DDiGや専門業者への相談を検討する
大切な文書を失ったときは、焦って操作を続けるのではなく、まずはデータが消えた原因を整理し、それに合った方法から試してみましょう。日頃から自動回復やクラウド保存、バックアップを活用しておくことも、データ消失への備えになります。
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