誤って削除したファイルはゴミ箱にもない時の復元方法をご紹介!

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カテゴリ:Windowsデータ復元|更新日:2024-09-06 12:20:44

通常、ファイルデータやフォルダを削除するとゴミ箱に入りますが、ゴミ箱に入らずにそのまま消えてしまうことがあります。ゴミ箱に入っているのなら消したファイルの復元は簡単ですが、ゴミ箱にもない場合は、ファイルが消えたままになるのでしょうか。復元したくても復元できないのでしょうか。

それほど重要でないファイルが消えたままなら問題は無いでしょうが、大切なファイルを誤削除した場合、なんとしてでも復元したくなるでしょう。そこで今回は、削除したファイルがゴミ箱にもない場合の復元方法を解説します。

Part1.削除したファイルがゴミ箱にないのはなぜ?

削除したファイルデータやフォルダはゴミ箱に入るだろうと思っていると、当てが外れる場合があります。消したファイルがゴミ箱にないことがあるのです。どうしてか、理由を考えてみましょう。

原因1.不敵な操作を行う

不敵な操作を行うと、削除したファイルデータやフォルダがゴミ箱に入らず、そのまま消えてしまうことがあります。不敵な操作とは、次のようなショートカットキー操作です。

  • ファイルを選択し、Shift+Delete操作を行う
  • Shiftを押しながら右クリックで<削除>を選択する
  • Shiftキーを押しながら、ゴミ箱にドラッグ・アンド・ドロップする

以上の操作のうちいずれかを選んでファイルを削除すると、消したファイルはゴミ箱に入らず、ファイルが消えた状態になります。

原因2.削除したデータのサイズはゴミ箱の容量を超えた

ゴミ箱には容量があり、容量を超えるファイルデータやフォルダを消した場合は、ゴミ箱に入りきらずそのままファイルが消えた状態になります。 この場合、ファイルを削除しようとするときに、<このファイルは大きすぎてゴミ箱へ移動できません>という表示が出ます。

原因3.バグやエラー

ソフトウェアのバグやエラーで消したファイルデータがゴミ箱に入らず、そのまま消えてしまう場合があります。 このような場合、オペレーティングシステムやゴミ箱アプリの最新バージョンへのアップデートや再起動をすると、また消したファイルがゴミ箱に入るようになることがあります。

原因4.外部デバイスの使用

USBメモリやSDカードなどの外部デバイスに保存したファイルデータを削除すると、ゴミ箱を経由せずにそのまま消えてしまう場合があります。 ゴミ箱に入る場合もあるので、削除をするときの表示をよく確認しましょう。

原因5.< ごみ箱に移動せずに直接削除させる> の設定をした

< ごみ箱に移動せずに直接削除させる>の設定をすると、消したファイルデータはゴミ箱を経由せずにそのまま消えます。 この設定を解除したい場合の操作方法は後ほど説明します。

Part2.削除したファイルがゴミ箱にない場合のデータ復元

削除したファイルがゴミ箱にないと、もう復元できないのではと心配する方がいるかもしれません。 しかし、復元する方法はあります。100%復元できると保証されているわけではありませんが、Windows10でもWindows11でもMacにも復元方法が用意されているのです。その方法を解説しましょう。

方法1.以前のバージョンでゴミ箱にないファイルを復元

まずは、Windows10やWindows11で消したファイルがゴミ箱にない場合の復元方法から見ていきます。最初に紹介する方法は、< 以前のバージョン>でゴミ箱にないファイルを復元するという方法です。 Windows10にもWindows11にも< 以前のバージョン>というバックアップ機能が搭載されていて、この機能を使うと、ゴミ箱に入らなかったファイルやフォルダ、データの復元ができます。手順は以下の通りです。

  • 削除したファイルが含まれているフォルダを右クリックし、< プロパディ>をクリックする

  • < 以前のバージョン>をクリックし、復元可能なフォルダが表示される

  • フォルダを選んで、<復元>をクリックして完了

    フォルダを選んで、<復元>をクリックして完了

これでゴミ箱にもないワードファイルでもエクセルファイルでも復元できます。

方法2.< ファイル履歴>でゴミ箱にないファイルを復元

次のWindows10やWindows11での消したファイルがゴミ箱にない場合の復元方法は、< ファイル履歴>という機能を使うことです。< ファイル履歴>はWindows10やWindows11の自動バックアップ機能です。方法は以下の通りです。

  • <コントロールパネル>を開き、表示方法を<カテゴリ>にする

  • <システムとセキュリティ>欄から<ファイル履歴でファイルのバックアップ コピーを保存>を選択する

    ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存
  • <個人用ファイルの復元>をクリックする

    個人用ファイルの復元をクリックする
  • 復元したいファイルを選んで、下の緑色の復元ボタンを押す

    下の緑色の復元ボタンを押す

こちらの方法でもゴミ箱にもないエクセルファイルやワードファイルなど様々なファイルを復元できます。

方法3.Time Machineを利用することでゴミ箱にないファイルを復元(Macの場合)

Windows10やWindows11における消したファイルがゴミ箱にない場合の復元方法を見てみましたが、今度はMacの場合です。Macの場合は、<Time Machine>という標準バックアップ機能を使って、ファイルデータの復元をします。方法は以下の通りです。

  • メニューバーからシステム環境設定を選択する

  • <Time Machine>を起動する

    <Time Machine>を起動する
  • <復元したい日付(時間)>と<バックアップデータ>を指定する

    <復元したい日付(時間)>と<バックアップデータ>を指定する

これでMacから消したファイル、エクセルファイルでもワードファイルでもゴミ箱にないものを復元できます。Mac用のエクセルファイルやワードファイルなどを削除した場合は、この方法をご利用ください。

方法4.データ復元ソフトでゴミ箱にないファイルを復元

続いて、Windows10にもWindows11にもMacにも適用できるファイルデータの復元方法です。データ復元ソフトを使います。 データ復元ソフトを使えば、業者に依頼しなくても専門知識が無くてもデータ復元ができます。費用も抑えられるでしょう。 ここではそんなデータ復元ソフトの中から、「4DDiG Windowsデータ復元」ソフトを取り上げます

4DDiGはWindowsにもMacにも対応し、写真、動画、オーディオ、音楽、ワード、エクセル、ドキュメントなどのデータを完璧に回復可能です。2000種以上のファイル形式を簡単に復元することができます。手順もわずか3ステップとシンプルになっています。

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  • スキャン対象の選択:

    Tenorshare 4DDiGの公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、パソコン上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択して、スキャンします。

    ハードディスクをスキャン
  • ファイルのプレビュー:

    削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。

    ファイルをスキャン
  • 復元場所の選択:

    復元したファイルの保存場所を選択します。なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。

    ファイルを復元
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part3.【追記】削除したファイルをゴミ箱に移動させる設定

削除したファイルがごみ箱に入らない設定になっているときは、入るように設定し直すことができます。次のような手順に従って操作してください。

  • ゴミ箱を右クリックする

  • <プロパティ>を選ぶ

  • <ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する>から<カスタムサイズ(容量を選択)>の方にマークを移動する

  • <適用><OK>を押す

    削除したファイルをゴミ箱に移動させる

まとめ

今回は、削除したファイルがゴミ箱にない、ごみ箱に入らずにファイルが消えた場合の復元方法を紹介しました。 削除したファイルがゴミ箱にない原因はいくつか考えられますが、データを復元する方法はあります。かなり確実に復元できる場合もあるので、慌てずに手順に従って操作していただければと思います。

そんな確実な方法の1つがデータ復元ソフト Tenorshare 4DDiGを使うことです。 4DDiGなら、削除されたファイルを100%安全かつ簡単に復元できます。データ読み取り速度も速く、業界トップレベルのデータ復旧率も実現。 データを確実かつ効率的に復元するため、検索結果から特定の条件にあったファイルを抽出し、詳細内容をプレビュー表示することも可能です。

とっても便利で機能性に優れた4DDiGです。ぜひ使ってみてください。

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村上和也 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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