質問
「パワポを保存し忘れて終了してしまいました、『保存されていないプレゼンテーションの回復』を押しても出てきません。復元する方法はあるのでしょうか…?」
ーYahoo知恵袋
PowerPointでプレゼンテーションを作成中に、突然のシャットダウンや誤って保存せずに終了してしまい、大切なデータが消えてしまった経験はありませんか?このような状況でも、PowerPointにはファイルを復元するためのいくつかの機能が備わっています。本記事では、保存し忘れたPowerPointファイルを復元する具体的な方法を、初心者の方でも分かりやすく解説します。

PowerPointの自動回復機能を利用した復元
PowerPointにはパワポ自動保存機能が標準で搭載されており、作業中のファイルを定期的に自動保存しています。この機能を利用することで、保存し忘れたパワポファイルを簡単に復元できる可能性があります。
PowerPointの再起動時に「ドキュメントの回復」パネルから復元する
PowerPointが予期せず終了した後、再度PowerPointを起動すると、自動的に「ドキュメントの回復」パネルが表示されることがあります。 このパネルには、自動保存されたファイルがリストアップされており、そこから目的のファイルを選択して開くことができます。

手動で「保存されていないプレゼンテーションの回復」機能を利用する
「ドキュメントの回復」パネルが表示されない場合でも、以下の手順で手動で保存されていないプレゼンテーションを回復できます。
PowerPointを起動し、「ファイル」タブをクリックします。
「情報」を選択し、次に「プレゼンテーションの管理」または「ドキュメントの管理」をクリックします。
表示されるメニューから「保存されていないプレゼンテーションの回復」を選択します。
開いたフォルダーから、目的の.asdまたは.tmpファイルを探し、拡張子を.pptxに変更して開きます。
ファイルを開いたら、「名前を付けて保存」で新しい場所へ保存します。
自動回復用ファイルの場所から直接復元する
PowerPointの自動回復用ファイルは、特定のフォルダに保存されています。
以下のパスをエクスプローラーのアドレスバーに貼り付けて開きます。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles
このフォルダ内にある.asdまたは.tmpファイルを探し、拡張子を.pptxに変更して開きます。
Windowsの以前のバージョン機能を利用した復元
Windowsには「以前のバージョン」という機能があり、ファイルの過去の状態を復元することができます。この機能を使用することで、パワーポイント履歴から削除されたデータを復元できる場合があります。
PowerPointファイルが保存されていたフォルダを右クリックし、「以前のバージョンの復元」を選択します。
利用可能な以前のバージョンの一覧が表示されます。復元したい日時のバージョンを選択します。
「開く」をクリックして内容を確認し、目的のファイルがあることを確認します。
「復元」ボタンをクリックして、選択したバージョンを復元します。
「利用可能な以前のバージョンはありません」と表示される場合、ファイル履歴やシステムの保護が有効になっていなかった可能性があります。 その場合は、後述のデータ復元ソフトの利用を検討してください。
データ復元ソフトTenorshare 4DDiGを利用した復元
上記の方法でファイルが復元できない場合や、完全に削除してしまった場合(ゴミ箱にない場合を含む)、データ復元ソフトTenorshare 4DDiGの利用が有効な選択肢となります。Tenorshare 4DDiGは高度なスキャン技術により、間違って削除したパワポファイルや保存し忘れたパワポファイルを効果的に復元できます。
- PPTX、PPT、PDF、Word、Excelなど2000+種類のファイル復元に対応
- Microsoft365、LibreOffice Writer、Adobe lllustrator、Adobe Photoshop、Affinity Designerなどのアプリで未保存終了したファイルの復元に対応
- 復元前にファイル内容をプレビュー確認可能
- 高速スキャン機能で短時間での復元が可能
安全なダウンロード
安全なダウンロード
Tenorshare 4DDiG を起動し、PowerPointファイルが失われたドライブまたはフォルダを選択します。スキャンします。
しばらく待つと、未保存のパワポファイルが表示されます。復元前に、PowerPoint、Excel、Wordなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいパワポファイルを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
パワーポイントの自動保存機能で保存忘れを予防
ファイルの復元方法を知ることも重要ですが、そもそもパワーポイント保存せずに終了してしまう状況を防ぐことがより重要です。PowerPointの自動保存機能を適切に設定することで、今後同様の問題を予防できます。
1.自動保存機能とは
PowerPointの自動保存機能は、作業中のファイルを定期的に自動で保存する機能です。この機能により、予期しないシステムクラッシュや停電、操作ミスによるデータ損失を最小限に抑えることができます。
- 作業中のファイルを指定した間隔で自動保存
- 一時的な回復用ファイルの作成
- PowerPoint終了時の自動保存確認
2.自動保存をオンにする方法
自動保存機能の設定は以下の手順で行えます。
PowerPointを起動し、「ファイル」→「オプション」をクリックします。
「保存」カテゴリを選択します。
「次の間隔で自動回復用データを保存する」にチェックを入れ、保存間隔を設定します(推奨:1~5分)。
「保存しないで終了する場合、最後に自動保存されたバージョンを残す」にチェックを入れます。
「OK」をクリックして設定を保存します。
パワーポイントの復元に関するFAQ
1.パワポで保存しないで消しちゃったファイルは復元できますか?
はい、PowerPointの「自動回復機能」や一時ファイルから復元できる可能性があります。 上記の「保存されていないプレゼンテーションの回復」機能をお試しください。 自動保存が有効であれば可能ですし、無効な場合でも一時ファイルや復元ソフトでの対応が可能です。
2.削除したパワポファイルがゴミ箱にない場合の復元方法はありますか?
削除したファイルがゴミ箱にない場合でも復元は可能です。以下の方法を試してください:
データ復元ソフトを利用する:Tenorshare 4DDiGのようなデータ復元ソフトを使用することで、ゴミ箱から完全に削除されたファイルでも復元できる可能性があります。
「以前のバージョン」機能を利用する:Windowsの「以前のバージョン」機能が有効になっている場合、削除前の状態に戻せる可能性があります。
3.パワーポイントファイルを前の状態に戻す方法はありますか?
以前のバージョンない場合でも、以下の方法で前の状態に戻せる可能性があります:
- ①PowerPointの変更履歴機能:「ファイル」→「情報」→「バージョン」から過去のバージョンを確認
- ②自動回復ファイル:一時保存されている自動回復ファイルからパワーポイントを復元
- ③システムの復元ポイント:Windows全体を以前の状態に戻す
- ④データ復元ソフト:削除された過去のバージョンファイルを検索・復元
まとめ
PowerPointでファイルを保存し忘れたり、誤って削除してしまったりしても、焦る必要はありません。PowerPointの「自動回復機能」やWindowsの「以前のバージョン」機能を利用することで、多くの場合、大切なデータを復元することができます。
これらの標準機能で復元できない場合や、より深刻なデータ損失が発生した場合には、Tenorshare 4DDiGのような専門のデータ復元ソフトの利用を強くおすすめします。 高い復元成功率と使いやすいインターフェースで、様々な状況に対応可能です。日頃から自動保存機能を有効にしておくことで、不測の事態に備えましょう。
安全なダウンロード
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