質問
「PCで「削除」してしまったWordの資料を復元する方法があれば教えて下さい。削除すると自動的にゴミ箱に入り、ゴミ箱内の自動的に消える設定にしてます。」
ーYahoo知恵袋
大事なWord(ワード)ファイルを誤って削除したけれども、ゴミ箱にないため復元できないケースがあります。削除したファイルがどこへ消えたのか困った経験のある方は多いでしょう。本記事では、Word(ワード)ファイルを削除したのにゴミ箱にない場合の復元方法を紹介します。Windows10やWindows11に対応した解決策を紹介するため参考にしてください。

削除したWordファイルがゴミ箱に入らないのはなぜ?
Word(ワード)ファイルを削除したのにゴミ箱にない理由はさまざまです。なぜゴミ箱にワードファイルが入らないのか理由を紹介します。
Shift + Delete で完全削除した
「Shift + Delete」により削除するとゴミ箱を経由せずに完全削除されます。ゴミ箱から復元できなくなるため、「Shift + Delete」でファイルを削除する場合は注意しましょう。後で復元する可能性のあるファイルは右クリックから削除するのをおすすめします。
ゴミ箱を経由しない設定になっている
ゴミ箱を経由せずに削除する設定になっていると、ワードファイルを削除してもゴミ箱にない状態になります。ゴミ箱のアイコンをクリックし、「ゴミ箱ツール」から管理グループにある「ゴミ箱のプロパティ」をクリックしましょう。
「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」を選んだ状態では、削除したファイルがゴミ箱を経由しなくなります。必要に応じて設定を変更しましょう。
ゴミ箱の容量を超えるデータを削除した
ワードファイルの容量がゴミ箱の容量を超えている場合は、削除してもゴミ箱に入りません。ゴミ箱にデータを移すことができないからです。ゴミ箱の容量はプロパティのカスタムサイズの項目から変更できます。
一定期間でゴミ箱の中身が消える設定にしている
デフォルトではゴミ箱のデータは30日間で消える設定になっています。一定期間の経過後にゴミ箱を空にする設定になっているか確認しておきましょう。ゴミ箱のデータが勝手に消されないように設定を変更することも可能です。
ゴミ箱を空にしてしまった
誤って手動でゴミ箱を空にしてしまった場合は、ゴミ箱内のデータは失われてしまいます。ゴミ箱から消えたデータを復元するには特殊な操作が必要になり面倒です。ゴミ箱を空にする場合は、大切なデータがゴミ箱に残っていないか事前にチェックしておきましょう。
削除したWordファイルがゴミ箱にない場合の対処法
Word(ワード)ファイルを削除したけれどもゴミ箱にない場合の対処法を5つ紹介します。
方法1:以前のバージョンから復元する
Windowsには「以前のバージョンの復元」という機能があります。システムの復元ポイントあるいはファイル履歴からファイルを復元できる機能です。ファイル履歴のバックアップや復元ポイントの作成の機能をオンにしていないと利用できません。
復元したいワードファイルが保存されていたフォルダを右クリックして、メニューから「以前のバージョンの復元」を選びます。
過去にバックアップされたバージョンが表示されるため、復元したいファイルが含まれるバージョンを選択して復元ボタンをクリックしましょう。
ゴミ箱にないファイルの復元も可能な機能です。
方法2:ファイル履歴機能を利用する
Windowsではファイル履歴というバックアップ機能が用意されています。ファイルの破損や紛失が起きても、元のファイルの復元が可能です。
スタートボタンをクリックして「設定」から「更新とセキュリティ」「バックアップ」「その他のオプション」をクリックすることで、バックアップオプションの画面へ移動します。
バックアップオプションの画面の一番下にある「現在のバックアップからファイルを復元」をクリックするとファイル履歴の画面が表示されます。
過去にバックアップされた時点のファイルが一覧で表示されるため、復元したいファイルを選びます。画面下にある緑色の復元ボタンをクリックすれば、ファイルを復元できます。
ファイルは元の場所に復元されるため、中身が正確に復元されているか確認しましょう。
方法3:システムの復元を試す
Windowsには自動的に過去のシステムの状態をバックアップするスナップショットという機能があります。過去の特定の時点のシステムの状態が復元されるため、削除したワードファイルがゴミ箱にない状態を解決できるかもしれません。
スタートボタンをクリックして「設定」から「システム」「詳細情報」へ進み、「システムの保護」をクリックしましょう。
「システムの復元」のボタンをクリックするとシステムの復元のためのウィザードが起動します。画面の内容を確認しながら「次へ」をクリックしていけば、最終的にシステムの復元が可能です。
ただし、システムの復元をしたとしても、ゴミ箱にないワードファイルを復元できると保証されているわけではないため注意しましょう。
方法4:データ復元ソフトを使用する
データ復元ソフトを使用すれば、ゴミ箱にないワードファイルを復元できます。復元ソフトの中でもおすすめが「Tenorshare 4DDiG」です。
「Tenorshare 4DDiG」は2,000種類以上のファイル復元に対応しています。デスクトップやゴミ箱などから完全に削除したWordファイルの復元が可能です。Word、Excel、PowerPoint、PDFなどさまざまなファイルを復元できます。復元率が高く、安全性も保証されており、信頼されている復元ソフトです。
安全なダウンロード
安全なダウンロード
Tenorshare 4DDiG を起動し、Wordファイルを削除してから、空にしたゴミ箱を選択し、スキャンします。
しばらく待つと、完全に削除したWordファイルが表示されます。復元前に、文書、写真、動画などのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいWordファイルを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
方法5:データ復旧業者に相談する
データ復旧業者に依頼すれば、ゴミ箱にない完全削除されたワードファイルを復元できます。専門的な知識と技術のあるスタッフがデータ復旧ツールなどを活用することで、高い確率でデータの復旧を行えます。
ただし、データ復旧業者への依頼には費用がかかる点に注意が必要です。データ復元ソフトを用いても大事なデータを取り戻せない場合の最終手段としてデータ復旧業者の利用を検討しましょう。
よくある質問(FAQ)
ゴミ箱にないワードファイルの復元についてよくある質問に回答します。
質問1.Shift+Deleteで削除したワードファイルは本当に復元できますか?
「Shift+Delete」でワードファイルを完全削除しても復元できる可能性はあります。ファイルが削除されても記憶媒体にデータが残っているからです。ただし、データが上書きされると復元ソフトなどを利用しても復元は難しくなります。
質問2.Wordファイルを削除したらゴミ箱はどこになりますか?
Wordファイルを削除すると通常はゴミ箱へ移動します。ゴミ箱はデフォルトではデスクトップ上にアイコンとして表示されているため、すぐ見つけられるでしょう。また、ゴミ箱はDドライブなどドライブごとに設置されています。
質問3.Word復元に失敗することはありますか?
一般的にはWordファイルを削除した直後であれば復元できる可能性が高いです。ゴミ箱から完全削除されてから時間が経過するほど復元は難しくなります。Wordデータが上書きされる可能性が高まるからです。
まとめ
ワードファイルを削除してゴミ箱にない場合でもさまざまな方法で復元できます。ファイル履歴機能や以前のバージョンからの復元機能を試してみましょう。
それでも駄目な場合は「Tenorshare 4DDiG」のようなデータ復元ソフトの利用をおすすめします。「Tenorshare 4DDiG」であればワードファイルの復元が可能です。大事なワードファイルを元の状態のままで取り戻せます。
ゴミ箱にないファイルは完全削除された状態のため、時間が経つと復元が難しいです。もしもに備えて大切なファイルは忘れずにバックアップしておきましょう。
安全なダウンロード
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