I-O DATA製NAS(LAN DISK)の故障原因とデータ復旧方法を徹底解説!

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カテゴリ:NASデータ復旧|更新日:2026-05-13 18:37:48

IODATA製NASが故障する原因は論理障害か物理障害、ネットワーク・電源周りのトラブルなどが考えられます。故障した後でHDDの入れ替えや安易なフォーマットをすると症状が悪化するため注意しましょう。ゴミ箱からの復元やバックアップデータの活用、復元ソフトなどでデータの復旧が可能です。

本記事ではIODATA製NASが故障する原因データの復旧方法などについて詳しく解説します。

IODATA製NASデータの復旧

I-O DATA製NASの故障を知らせる原因

IODATA製NASが故障する主な原因を3つ紹介します。

論理障害(ファイルシステムの破損、誤消去)

論理障害が発生しているならば、IODATA製NASは故障しています。論理障害とは記憶媒体の内部的な障害のことです。

論理障害の主な原因を以下にまとめました。

  • ファイルシステムの破損
  • データの誤消去
  • ウイルス感染
  • 停電

基本的に論理障害は操作ミスが原因となって発生する場合が多いです。論理障害が起きると、ファイル・フォルダを開けない、文字化け、データが消えるなどの症状が発生します。

物理障害(HDDの寿命、磁気ヘッドの故障)

I-O DATA製NASが物理的なダメージを受けると物理障害が発生します。物理障害とは、NASの本体やHDDなどが物理的に破損した状態です。

論理障害が発生する主な原因を以下にまとめました。

  • HDDの寿命
  • 本体を落下させた衝撃
  • 水没
  • 停電

物理障害は本体が落下して受ける衝撃や水没など物理的な原因で発生しやすいです。HDDの寿命や経年劣化などによって物理障害が発生するケースもあります。

物理障害によって磁気ヘッドの故障や電源が入らない、データが消失するなどさまざまなトラブルが発生します。

物理障害は本体そのものが破損しているため、自力で復旧するのは困難です。本体を分解してパーツを交換する必要があり、自力でデータを取り出すのはおすすめしません。専門の修理業者のサービスを頼りましょう。

ネットワーク・電源周りのトラブル

ネットワークや電源周りのトラブルによってI-O DATA製NASが故障するケースは多いです。

たとえば、LANケーブルが断線しているとネットワーク接続が途切れます。I-O DATA製NAS本体ではなくルーターやPC側のネットワークに異常が発生しているケースもあるため確認しましょう。

電源コードの接続不良によって電力供給が不足してI-O DATA製NASが正常に動作しない場合もあります。UPS(無停電電源装置)を利用している場合は、UPSの故障も疑いましょう。

【絶対NG】故障時にやってはいけない3つのこと

I-O DATA製NASが故障している時にやってはいけないことを3つ紹介します。

再起動や電源のオン/オフを繰り返す

I-O DATA製NASのトラブル時に再起動や電源のオン/オフを繰り返すのはNGです。正常に動作しない場合に電源のオン/オフを繰り返すと症状が悪化します。最悪の場合はデータが消失して復旧が困難になるため気をつけましょう。

過度に再起動を繰り返すのも状態を悪化させる原因になります。磁気ヘッドに異常が生じていると、何度も再起動することでHDDの記録面に傷がつく可能性があるからです。

再起動を1回だけ試して状況が改善されなかった場合は、別の対処法を試しましょう。

HDDの入れ替え・順番変更

I-O DATA製NASが故障中にHDDの入れ替えや順番変更をするのは危険です。HDDの順番を変更するだけでRAID構成が崩れる可能性があります。HDDの入れ替えや順番変更によってシステムに認識されなくなり、データがすべて失われるリスクがあります。自己判断でHDDに触れるのはリスクがあるため避けましょう。

安易なフォーマット(初期化)

I-O DATA製NASを安易にフォーマット(初期化)するのはおすすめしません。フォーマットすると保存されていたデータはすべて削除されるからです。バックアップを取っていない状態でフォーマットすると重要なデータを失ってしまいます。フォーマットはあくまでも最終手段のため、別の対処法で復旧できないか模索しましょう。

自力で試せるI-O DATA製NASの復旧・確認方法

I-O DATA製のデータが故障によって失われたとしても復旧する方法はあります。ここでは、I-O DATA製のデータを復旧する方法を解説します。

1.ゴミ箱から復元する

I-O DATA製のNASにはゴミ箱機能が搭載されています。ゴミ箱機能をオンにすると削除したファイルが共有フォルダの中にある「trashbox」に保管されます。I-O DATA製のNASにあるデータを誤って削除した場合は、「trashbox」をチェックしましょう。

ただし、ゴミ箱機能は自身で削除したデータを復元できる機能です。I-O DATA製のNAS本体の故障により失われたデータは「trashbox」に保管されません。故障が原因で失われたデータは別の方法で復旧しましょう。

2.バックアップから復元する

I-O DATA製のNASでバックアップを取っているならば、バックアップデータから復元できます。

  • 設定画面を開く

  • 「データバックアップ」→「バックアップ」へ移動して「復元」をクリックする

  • 「復元する履歴」の中からバックアップしたいタイミングを選ぶ

  • バックアップ完了後に「情報・ログ表示」→「システムログ」へ移動して復元されているか確認する

また、バックアップ先に指定したフォルダへ直接アクセスすれば、必要なファイルのみをコピーして復元できます。外付けHDDなどにバックアップしていた場合は、NASが故障していてもデータ復旧は簡単に行えます。

3.復元ソフトを利用する

復元ソフトを利用するとI-O DATA製のNASで失われたデータの復元ができます。復元ソフトとしておすすめは「Tenorshare 4DDiG」です。

Tenorshare 4DDiG」はI-O DATAやSynologyなど主要なNASのブランドに対応しています。フォーマットやHDDの破損、誤削除などさまざまなシーンでデータ復旧に対応するソフトです。2,000種類以上のファイル形式に対応していて、写真や動画、文書など重要なデータを高い精度で復元します。

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安全なダウンロード

  • Tenorshare 4DDiGをインストール後、プログラムを起動します。メイン画面の左メニューにある「NASデータ復元」タブを選択し、「NASに接続」をクリックして接続を確立します。これにより、データが失われたNASストレージデバイスへの接続準備が整います。

    「NASデータ復元」タブを選択
  • NASデバイスが検出された場合は、すぐに次のステップに進んでください。検出されない場合は、NASデバイスの「IPアドレス」「ポート番号」「ユーザー名」「パスワード」を入力してNASに手動で接続し、「今すぐ接続」ボタンをクリックしてください。

    ※注意:NASのSSHサービスが有効になっていることを事前に確認してください。

    NAS情報の入力
  • 接続に成功すると、NASデバイス内のボリューム(場所)が表示されます。復元したいデータが保存されていた特定の場所を選択して、スキャンを開始します。

    特定の場所を選択
  • スキャン完了したら、フィルターまたは検索機能を使って、復元したいファイルを見つけることができます。復元したいファイルを選択してプレビューできます。復元するファイルを決めたら、「復元」ボタンをクリックして処理を進めます。

    NASデータをプレビュー
注意:

保存先を選択する画面が表示されたら、安全な保存場所を指定してください。データの書き換えや永久的な消失を防ぐため、元の保存場所(データが紛失したNASと同じパス)には保存しないでください。詳細な手順については、ガイドページをご確認ください。

LAN DISK特有の「拡張ボリューム」とRAIDの注意点

I-O DATA製のNASの中でも「LAN DISK」には「拡張ボリューム」という独自の技術が採用されています。ここでは「拡張ボリューム」の特徴やRAIDのデータを復旧させる際の注意点について紹介します。

I-O DATA独自の「拡張ボリューム」とは?

「拡張ボリューム」とはI-O DATA独自の冗長化技術で、2台のHDDを1組のペアとして扱えます。2台のHDDにデータを書き込んで、読み込みは片方のHDDのみから行うのが特徴です。読み込みを片方のみで行うことでそれぞれのHDDの劣化進行に差が生じるため、同時期にHDDが壊れるのを防げます。データ保管の安全性を重視したい場合に「拡張ボリューム」は最適です。

RAID 0 / RAID 1 / RAID 5 / RAID 6 各モードの復旧難易度

LAN DISKには主に以下の5種類のRAIDモードがあります。それぞれのモードによって復旧難易度は異なります。

  • RAIDeX(拡張ボリューム):データ復旧しやすい
  • RAID0:ディスクが故障するとデータをすべて失う可能性が高い
  • RAID1:片方のディスクが正常であれば復旧できる
  • RAID5:2台以上が故障すると復旧の難易度が高まる
  • RAID6:3台以上のディスクが故障すると復旧が困難になる

RAID0は冗長性がないため、故障時にデータをすべて失うリスクが高いです。RAID1は片方のディスクが正常であれば復旧できます。RAID5は2台以上のディスクが故障すると復旧の難易度が高くなります。RAID6は2台のディスクが故障しても耐えられますが、3台以上が故障すると復旧が困難です。

RAIDeX(拡張ボリューム)はディスクごとの劣化スピードを遅らせる仕組みになっているため、同時にディスクが故障する可能性が低くなっています。RAIDeX(拡張ボリューム)では1つのディスクが故障しても別のディスクが正常である可能性が高いため、データ復旧しやすいです。

まとめ

IODATA製のNASは物理障害や論理障害、ネットワーク・電源のトラブルなどで故障します。故障時は再起動やHDDの入れ替え、安易なフォーマットなどを避けましょう。ゴミ箱やバックアップファイルからの復元を試みて、難しい場合はデータ復元ソフトの利用もおすすめします。「拡張ボリューム」の機能を利用しているとデータを復旧しやすくなります。

I-O DATA製のNASからのデータ復旧には、データ復元ソフトの「Tenorshare 4DDiG」がおすすめです。ゴミ箱機能やバックアップの設定をしていなかった場合は、「Tenorshare 4DDiG」の使用を検討しましょう。

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森川 颯 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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