.XMLという拡張子を持つXMLファイルは、シンプルでわかりやすい記述形式が特徴で、データのやりとりに広く使われています。しかし、時にはXMLファイルを開けずに困ることもあります。「どうすれば開けるのか?」と悩んだ経験がある方も多いでしょう。
そこで今回は、開けないXMLファイルの解決方法をご紹介します。これを試せば、XMLファイルが開けるようになり、データのやりとりもスムーズに進めるようになるでしょう。
拡張子XMLファイルの紹介とその特徴
拡張子XMLファイルは正式名称を「Extensible Markup Language」といい、データのやりとりや管理を容易にできるテキストドキュメントです。文章の見た目や構造を記述するためのマークアップ言語になっています。XMLファイルの特徴を挙げてみましょう。
- 記述形式がシンプルで分かりやすい
- 記述方式が世界で統一され、どのコンピューターシステムでも活用できる
- 一度作成したファイルは異なるアプリケーションでも共有ができる
- タグは自由に決められ、構造化できる
XMLファイルが開けない原因とは?
拡張子XMLのファイルが開けない原因を説明しましょう。
- ①ファイルが破損している:XMLファイルが破損していれば、開くことはできません。。この場合、破損したXMLファイルを修復すると、開けるようになる場合があります。
- ②ファイルの文字コードに問題がある:XMLファイルの基本の文字コードはUTF-8かUTF-16です。これなら開くことができますが、他の文字コードになっていると、開けないことがあります。
- ③ブラウザやエディタの設定に問題がある:ブラウザやXMLエディタの設定如何で、XMLファイルが開いたり開かなかったりすることがあります。
- ③適切なプログラムがインストールされていない:XMLファイルはいくつかのプログラムで開くことができますが、適切なプログラムがインストールされていないと、開けません。
XMLファイルが開けない時の最適解!簡単に試せる対処法
拡張子XMLファイルが開けないとき、どのように開けばいいでしょうか。その方法をご案内しましょう。
対処法1:XML専用エディタやビューアで開く(例:Notepad++、Visual Studio Code)
XML専用エディタやビューアーを使えば、XMLファイルを開ける場合もあります。「Notepad++」や「Visual Studio Code」などです。ここでは「Notepad++」の使い方を説明しましょう。
公式サイトからダウンロードする
「ファイル」⇒「開く」からXMLファイルを選び、読み込む
対処法2:拡張子が正しく「.XML」になっているか確認し、必要に応じて修正する
ファイルの拡張子が本当に「.XML」になっているか確認しましょう。エクスプローラーで確認できます。もし、「.XML」になっていない場合は、修正をします。拡張子の修正方法は以下の通りです。
ファイルを右クリックし、「名前の変更」を選ぶ
ファイル名の末尾にある拡張子を変更する
「変更しますか」で「はい」を押す
対処法3:ブラウザやアプリケーションの設定を確認する
XMLファイルが開けない場合は、ブラウザやアプリケーションの設定を確認してみましょう。ここでは、Microsoft Edgeでの設定方法を紹介しましょう。
右上の「メニュー」アイコンをクリックし、「設定」を選択
「既定のブラウザ」を選択し、「Internet Explorer モードでサイトの再読み込みを許可」を「許可」に設定、「再起動」を押す
XMLファイルを開き、「Internet Explorer モードで再読み込み」を選択
対処法4:ファイル修復ソフトで修正する
XMLファイルが破損して開けない場合、ファイル修復ソフトを使うことで、再び開けるようになることがあります。多くの修復ソフトがありますが、ここでは「4DDiG File Repair」をご紹介します。このソフトは、さまざまなファイルを簡単かつ完全に修復でき、XMLファイルの破損やエラーも修復可能です。
使い方も簡単で、数回のクリックで修復が完了します。修復後のXMLファイルは、元の状態で開けるようになります。XMLファイルが開けない方は、ぜひ「お試しください。
4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「ファイルの修復」タブをクリックします。次に、「ファイル修復」を選択します。
「ファイルを追加する」ボタンをクリックし、破損したファイルを追加します。
「すべてを修復」ボタンをクリックすると、プログラムは自動的にファイルを修復します。
ファイルの修復が完了すると、修復されたファイルをプレビューして、指定した場所に保存できます。
上記の操作でファイル修復に失敗した場合は、「高度な修復」機能を選択して、より深い修復を行うことも可能です。
対処法5:XMLファイルをPDFに変換する
XMLファイルが開けない場合、pdfに変換すると開けるようになることがあります。その方法を紹介します。いくつか方法がありますが、ここではMicrosoft Wordを使ったとします。
Microsoft Wordを開き、「ファイル」メニューから「開く」 を選択して、XMLファイルを開く
ファイルを編集し、必要に応じてスタイルやレイアウトを調整する
「ファイル」メニューから 「名前を付けて保存」 を選択し、保存形式をPDFに指定して保存する
これで開くようになるか確認してください
XMLファイルに関するよくある質問とその解決法
拡張子XMLファイルに関してよくある質問が寄せられているので、回答しましょう。
質問1:XMLファイルをどうやって開きますか?
XMLファイルの基本的な開き方は以下の通りです。
エクスプローラーでXMLファイルを選択し、右クリックし、「プログラムから開く」を表示させる
「プログラムから開く」をクリックし、お好きなプログラムを指定すれば、XMLファイルが開ける
質問2:エクセルでXMLファイルを開くには?
エクセルでXMLファイルを開く方法は以下の通りです。
エクセルを開いて、「ファイル」メニュー⇒「開く」をクリック
「参照」を選択
XMLファイルを探して、「開く」をクリックすれば、開ける
最後に
今回は、拡張子XMLファイルが開けないときの開き方を解説しました。XMLファイルが開けない原因はいくつか考えられますが、正しい手順を踏むと、開けるようになることがあるので、試してみてください。
XMLファイルの破損で開けないというのなら、記事で紹介した修復ソフトを使ってみてください。カンタン気軽にXMLファイルの修復ができ、修復結果も満足できるでしょうから、使ってみる価値は大いにあります。