スマホで簡単にレトロな写真が撮れる今、「昭和風写真」が注目を集めています。1970〜1980年代の日本を思わせる独特の色味や質感の写真は、どこか懐かしくもあり、新鮮さも感じられる不思議な魅力があります。
この記事では、昭和風写真の特徴や魅力を解説するとともに、初心者でも手軽にレトロな雰囲気に加工できるおすすめアプリをご紹介します。SNS映えする「エモい」写真を作りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
昭和風写真とは?その魅力と特徴を解説
昭和風写真とは、1970~1980年代の日本を思わせるレトロでノスタルジックな雰囲気の写真のこと。どこか懐かしく「エモい」その独特の魅力は、SNSでも人気を集めています。たとえば、次のような加工を施すと昭和風の写真が作成できます。
- フィルム特有の色味や色のにじみを再現
- 粒子感やノイズを加えてフィルムの質感を強調
- 光漏れやフレアによるアナログ感の演出
- 日付スタンプで当時の雰囲気をプラス
- あえて画質を落として「味」を出す
昭和レトロな雰囲気に仕上がるおすすめ加工アプリ
「昭和レトロな写真ってどう撮ればいいの?」そんな方のために、ここでは手軽に使えるおすすめのアプリをご紹介します。どれも簡単にレトロな雰囲気が出せるものばかりなので、自分にぴったりのアプリをぜひ見つけてみてください。
本物のフィルム風加工が簡単にできる「NOMO CAM」

「NOMO CAM」は、まるで本物のフィルムカメラを使っているような撮影がスマホで楽しめるアプリ。フィルムの質感や光漏れ、ボケ感など、写真全体が味のある昭和のアナログ風に仕上がります。無料カメラだけでも十分に遊べますが、有料カメラを追加するとさらに多彩な表現を楽しめます。
- 機能:フィルムカメラのシミュレーション / 日付スタンプ
- メリット:手軽にフィルム風の写真が撮れる
- デメリット:レタッチ機能は限定的。一部のカメラは有料
- 対応OS:iOS、Android
1998年風の写真が自動生成される「Huji Cam」

「Huji Cam」は、スマホでまるで使い捨てカメラのようなレトロな写真が撮れるアプリです。映り込む光や全体の色味が独特で、印象的な写真が簡単に撮影できると人気があります。InstagramなどのSNSでは、「エモい写真」を投稿するために愛用するユーザーも多くいます。
- 機能:「使い捨てカメラ」に特化してシミュレーション / 日付スタンプ
- メリット:光漏れや色味が独特の「エモい」写真が簡単に撮影できる
- デメリット:編集機能はほぼない。設定が「使い捨てカメラ」風のみ
- 対応OS:iOS、Android
昭和・シネマ・ナチュラル系にも対応「VSCO」

「VSCO」は、高品質なフィルター(プリセット)と細かな調整機能を備えた写真・動画編集アプリです。単なるフィルターアプリではなく、写真のトーンや雰囲気を自由にコントロールできるのが特徴。もちろん、レトロ風のフィルターも充実しており、昭和風の味のある画像も簡単に作成できます。
- 機能:高品質なフィルター(プリセット)、画像の調整(コントラスト・彩度など)
- メリット:高品質で多彩なフィルターが利用可能
- デメリット:一部機能は有料。使い慣れるまで少し時間がかかる
- 対応OS:iOS、Android、Windows
60~70年代風の加工に特化した「1967」

「1967」は、1960年代後半のレトロでサイケな雰囲気を楽しめるフィルターアプリ。ほかのアプリとは違うフレアやレンズの歪みといった独特のエフェクトにより、古い映画から切り出したような個性的な画像が作成できます。
- 機能:ゆがみやフレアなどの独特のフィルター。画像の微調整
- メリット:個性的で芸術性の高いフィルターが手軽に使える
- デメリット:一般的な写真加工には向かない
- 対応OS:iOS、Android
多彩な昭和風エフェクトが魅力「Dazz Cam」

「Dazz Cam」は、「フィルムカメラの質感や雰囲気をスマートフォンで忠実に再現」する写真アプリです。昭和の使い捨てカメラやレトロなビデオカメラ、さらにはプロのフィルムカメラもデジタルで再現できます。
- 機能:フィルムカメラのシミュレーション
- メリット:フィルムカメラ風フィルターの種類が充実。動画にも対応
- デメリット:一部機能は有料。撮影後の加工機能は限定的
- 対応OS:iOS、Android
柔らかい昭和トーンが楽しめる「Calla Cam」

「CALLA CAM」は、フィルムカメラ風の昭和レトロな写真が撮れるiPhoneアプリです。フィルターがランダムに適用される仕組みで、現像しないとわからないフィルムカメラのように、予期しない味わい深い写真が撮れると人気があります。
- 機能:フィルムカメラ風のランダムフィルター。日付スタンプ
- メリット:ランダムフィルターにより簡単にレトロな写真が撮影できる
- デメリット:一部フィルターは有料。操作が少しわかりにくい
- 対応OS:iOS
VHS風ビデオ加工に特化した「VHS Camcorder」「Rarevision VHS」

「VHS Camcorder」(iOS版:「Rarevision VHS」)は、昭和終わりごろから普及していたVHSビデオカメラ風の映像をスマートフォンで再現できるアプリです。ザラついたノイズや色味など、当時の質感をリアルに再現。懐かしさを感じる世代はもちろん、若い世代には逆に新鮮な「エモい動画」が撮れると人気を集めています。
- 機能:VHSビデオカメラ風の動画撮影
- メリット:リアルなVHSビデオ動画が手軽に撮影できる
- デメリット:無料版は撮影時間制限あり
- 対応OS:iOS、Android
昭和風の写真に豊かな色彩を加える裏技
昭和風のレトロな写真も味がありますが、逆に古い白黒写真をカラー化して当時の情景をよみがえらせてみたい場合もあります。モノクロのままだと分からなかった服の色や背景の雰囲気が一気にリアルになり、家族写真や昔の風景写真に新たな魅力が発見できるでしょう。
そこで、ここでは、簡単に白黒写真をカラー化できるおすすめの裏技をご紹介します。
4DDiG File Repairの「カラー化モデル」を活用する
古き良き昭和風の白黒写真を、当時の雰囲気を残しつつ美しくカラー化したい方におすすめなのが「4DDiG File Repair」です。AIが搭載された専用のカラー化モデルを使えば、色あせたモノクロ写真も自然で鮮やかなカラー写真としてよみがえります。また、画像の高画質化にも対応しており、ぼやけた古い写真もくっきりと補正可能です。
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4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューから「AI高画質化」を選択し、「写真カラー化」をクリックして、昭和風の白黒写真をカラー化する準備をします。
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「写真を追加する」ボタンをクリックして、カラー化したい昭和風の白黒写真をインポートします。
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「プレビュー」ボタンをクリックすると、AIが白黒写真を分析し、自然な色合いで昭和風の雰囲気を壊さずにカラー化します。カラー化の前後を比較しながら仕上がりを確認できます。仕上がりに満足したら、右下の「エクスポート」をクリックして、昭和風のカラー写真として保存しましょう。
最後に
レトロな昭和風写真は、ただ懐かしいだけでなく、今だからこそおしゃれで新鮮に映る表現方法です。今回ご紹介したアプリを使えば、難しい設定なしで手軽にレトロ感あふれる写真を撮影できます。
さらに、「4DDiG File Repair」で昔の白黒写真をカラー化すれば、当時の思い出をより鮮やかによみがえらせることも可能です。ぜひ今回紹介したアプリを利用して、自分だけの「昭和レトロな世界」を楽しんでみてください。