「パソコンの動作が遅い」「起動に時間がかかる」と感じたことはありませんか?そんなときに効果的なのが、HDDからSSDへの交換です。今回は、初心者でも理解しやすいように、SSD/HDD 交換のメリット・デメリットや交換手順を解説します。特に、初心者でも簡単に使える専用ツールを使った手順も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Part1:SSD HDD 交換とは?
まずは「SSD/HDD 交換」とはどういうことなのか、基本から確認していきましょう。HDDとSSDの違いや、どんな人に交換がおすすめかを詳しく解説します。
1.HDDとSSDの違い
- 項目
- HDD(ハードディスク)
- SSD(ソリッドステートドライブ)
- 速度
- 遅い
- 速い
- 耐久性
- 振動に弱い
- 耐衝撃性が高い
- 静音性
- 音がする
- 静か
- 価格
- 安い
- 高め
HDDは内部でディスクが回転してデータを読み書きする一方、SSDはフラッシュメモリを使用しているため、読み書き速度が高速で、PCのパフォーマンスが大きく向上します。
2.どんな人にSSD換装が向いている?
ssd換装は以下のような方に特に向いています。
- 起動やアプリの動作が遅くてストレスを感じている人
- 古いパソコンを延命したい人
- 快適な作業環境を手に入れたい人
SSDに交換するだけで、古いPCが新品のように蘇ることもあります。
Part2:SSD HDD 交換のメリット・デメリット
SSD換装には確かに多くのメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。このパートでは、導入前に知っておきたい両面を詳しく見ていきましょう。
メリット:PCの動作が劇的に速くなる
- OSの起動が数十秒から数秒に短縮
- アプリケーションの立ち上げがスムーズ
- ゲームや動画編集でもストレスが少ない
デメリット:換装作業の手間、初期費用
- ノートパソコンによるhdd ssd 交換の場合、分解作業が必要なこともあります。
- SSDの価格はHDDより高いため、初期投資が必要
- パソコンのssd交換を自分で行うには、クローン作業などある程度の手順理解が必要です。
しかし、これからご紹介する4DDiG Partition Managerのような簡単操作のクローンソフトを使えば、初心者でもスムーズに交換できます。
Part3:HDDをSSDに交換する
実際にHDDをSSDに交換する方法を見ていきましょう。このパートでは、おすすめのクローンソフトや実際の交換手順、交換後の起動方法までをわかりやすく紹介します。
1.SSDクローンフリーソフト3選
OSやデータを丸ごと新しいSSDに移行するには、クローンソフトの使用が必須です。特に初心者にとっては、操作が簡単で信頼できるツールを選ぶことが成功のカギになります。ここでは、おすすめのSSD クローンフリーソフトを3つご紹介します。
Top1:4DDiG Partition Manager
4DDiG Partition Managerは、シンプルで直感的な操作が特徴で、初めてディスククローンを行う人でも迷わず使える設計になっています。OSを含めたHDD全体をそのままSSDに移行できるため、再インストールの手間がなく、非常にスムーズに移行作業を完了できます。
画面に従って数クリックするだけでクローンができるため、パソコンの操作に不慣れな人でも安心です。さらに、無料体験版が用意されており、基本的なクローン機能はすべて試すことができます。

Top2:Macrium Reflect
やや中級者向けのソフトです。4DDiG Partition Managerと比べてやや操作画面が複雑ではあるものの、その分詳細な設定が可能で、より柔軟なバックアップやクローン環境を構築できます。たとえば、UEFI環境への対応や、スケジュールを組んでの自動バックアップ、増分クローンの作成など、高度な機能が多く備わっているのが特徴です。

Top3.Clonezilla
Clonezillaは、オープンソースのディスクイメージングおよびディスククローン作成ツールで、無料で利用できる点が大きな魅力です。ただし、インターフェースが英語中心のため、慣れない方にはストレスになることがあります。
中でもおすすめなのが4DDiG Partition Managerです。完全無料で使える体験版があり、HDDのクローン作業を数クリックで完了できます。次の章で具体的な手順を解説します。

2.クローン手順(実例:4DDiG Partition Manager使用)
ここでは、4DDiG Partition Managerを使い、hddからssdへ交換するクローン手順を実例付きでご紹介します。初めてでも手順通りに進めれば安心です。
安全なダウンロード
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外部ディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。その後、アプリケーションを起動し、「システムディスクのクローン」を選択してください。
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ソースディスクからクローンデータを受け取るターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。(ソースディスクはシステムディスクで、ターゲットディスクは接続したディスクがデフォルトで選ばれます。)
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次に、クローンディスクの効果を示すプレビューインターフェースが表示されます。ソースディスクのパーティションはデフォルトでターゲットディスク全体を占め、両側のハンドルをドラッグしてクローンパーティションのサイズを変更できます。プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン操作を開始します。
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ディスクのクローン作成が完了するまで待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。 他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりせず、しばらくお待ちください。
この作業にかかる時間はPCのデータ量にもよりますが、30分〜1時間ほどで完了します。
3.クローン後の起動方法
SSDにクローンしただけでは終わりではありません。PCが正しくSSDから起動するように設定を確認しましょう。
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PCの電源を切り、HDDを取り外してSSDを接続しBIOSを起動させます(起動時に[F2]や[DEL]キーで入れます)
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「Boot」タブを押しSSDを一番上にくるように操作して起動ドライブに設定
します。(通常+ボタンと-ボタンで上下を操作できます)
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Exitタブを押し設定を保存して画面を閉じた後、再起動すると設定したSSDで起動させることができます。
これでSSDからWindowsが正常に起動すれば成功です。万が一起動しない場合は、クローン手順を再確認しましょう。
まとめ
HDDからSSDへ交換することは、PCの動作を劇的に改善する有効な手段です。多少の手間はかかりますが、本記事でご紹介した4DDiG Partition Managerのようなフリーソフトを使えば初心者でも簡単にクローン可能です。古いPCを捨てる前に、SSD換装をぜひ試してみてください。
安全なダウンロード
よくある質問
1.SSD HDD 交換は初心者でもできますか?
はい、正しい手順とツールを使えば初心者でも十分可能です。特に4DDiG Partition Managerは直感的なUIで、操作に迷うことがありません。
2.Windowsは再インストールが必要ですか?
いいえ、クローンを行えばWindowsやアプリ、データもそのまま移行できます。再インストールは不要です。これがhddをssdに交換する際の大きなメリットです。
3.ノートパソコンとデスクトップで難易度は違う?
デスクトップの方がアクセスしやすいため比較的簡単です。ノートパソコンは分解が必要なこともありますが、手順書や動画を参考にすればパソコンのssd交換を自分で対応することは十分可能です。