SSD HDD 交換とは?メリット・デメリット・やり方を徹底解説【2025年版】

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-06-26 12:15:33

「パソコンの動作が遅い」「起動に時間がかかる」と感じたことはありませんか?そんなときに効果的なのが、HDDからSSDへの交換です。今回は、初心者でも理解しやすいように、SSD/HDD 交換のメリット・デメリットや交換手順を解説します。特に、初心者でも簡単に使える専用ツールを使った手順も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Part1:SSD HDD 交換とは?

まずは「SSD/HDD 交換」とはどういうことなのか、基本から確認していきましょう。HDDとSSDの違いや、どんな人に交換がおすすめかを詳しく解説します。

1.HDDとSSDの違い

  • 項目
  • HDD(ハードディスク)
  • SSD(ソリッドステートドライブ)
  • 速度
  • 遅い
  • 速い
  • 耐久性
  • 振動に弱い
  • 耐衝撃性が高い
  • 静音性
  • 音がする
  • 静か
  • 価格
  • 安い
  • 高め

HDDは内部でディスクが回転してデータを読み書きする一方、SSDはフラッシュメモリを使用しているため、読み書き速度が高速で、PCのパフォーマンスが大きく向上します。

2.どんな人にSSD換装が向いている?

ssd換装は以下のような方に特に向いています。

  • 起動やアプリの動作が遅くてストレスを感じている人
  • 古いパソコンを延命したい人
  • 快適な作業環境を手に入れたい人

SSDに交換するだけで、古いPCが新品のように蘇ることもあります。

Part2:SSD HDD 交換のメリット・デメリット

SSD換装には確かに多くのメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。このパートでは、導入前に知っておきたい両面を詳しく見ていきましょう。

メリット:PCの動作が劇的に速くなる

  • OSの起動が数十秒から数秒に短縮
  • アプリケーションの立ち上げがスムーズ
  • ゲームや動画編集でもストレスが少ない

デメリット:換装作業の手間、初期費用

  • ノートパソコンによるhdd ssd 交換の場合、分解作業が必要なこともあります。
  • SSDの価格はHDDより高いため、初期投資が必要
  • パソコンのssd交換を自分で行うには、クローン作業などある程度の手順理解が必要です。

しかし、これからご紹介する4DDiG Partition Managerのような簡単操作のクローンソフトを使えば、初心者でもスムーズに交換できます。

Part3:HDDをSSDに交換する

実際にHDDをSSDに交換する方法を見ていきましょう。このパートでは、おすすめのクローンソフトや実際の交換手順、交換後の起動方法までをわかりやすく紹介します。

1.SSDクローンフリーソフト3選

OSやデータを丸ごと新しいSSDに移行するには、クローンソフトの使用が必須です。特に初心者にとっては、操作が簡単で信頼できるツールを選ぶことが成功のカギになります。ここでは、おすすめのSSD クローンフリーソフトを3つご紹介します。

Top1:4DDiG Partition Manager

4DDiG Partition Managerは、シンプルで直感的な操作が特徴で、初めてディスククローンを行う人でも迷わず使える設計になっています。OSを含めたHDD全体をそのままSSDに移行できるため、再インストールの手間がなく、非常にスムーズに移行作業を完了できます。

画面に従って数クリックするだけでクローンができるため、パソコンの操作に不慣れな人でも安心です。さらに、無料体験版が用意されており、基本的なクローン機能はすべて試すことができます。

ssdクローンフリーソフトtop1

Top2:Macrium Reflect

やや中級者向けのソフトです。4DDiG Partition Managerと比べてやや操作画面が複雑ではあるものの、その分詳細な設定が可能で、より柔軟なバックアップやクローン環境を構築できます。たとえば、UEFI環境への対応や、スケジュールを組んでの自動バックアップ、増分クローンの作成など、高度な機能が多く備わっているのが特徴です。

ssdクローンフリーソフトtop1

Top3.Clonezilla

Clonezillaは、オープンソースのディスクイメージングおよびディスククローン作成ツールで、無料で利用できる点が大きな魅力です。ただし、インターフェースが英語中心のため、慣れない方にはストレスになることがあります。

中でもおすすめなのが4DDiG Partition Managerです。完全無料で使える体験版があり、HDDのクローン作業を数クリックで完了できます。次の章で具体的な手順を解説します。

ssdクローンフリーソフトtop1

2.クローン手順(実例:4DDiG Partition Manager使用)

ここでは、4DDiG Partition Managerを使い、hddからssdへ交換するクローン手順を実例付きでご紹介します。初めてでも手順通りに進めれば安心です。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 外部ディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。その後、アプリケーションを起動し、「システムディスクのクローン」を選択してください。

    「システムディスクのクローン」を選択
  • ソースディスクからクローンデータを受け取るターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。(ソースディスクはシステムディスクで、ターゲットディスクは接続したディスクがデフォルトで選ばれます。)

    ターゲットディスクを選択
  • 次に、クローンディスクの効果を示すプレビューインターフェースが表示されます。ソースディスクのパーティションはデフォルトでターゲットディスク全体を占め、両側のハンドルをドラッグしてクローンパーティションのサイズを変更できます。プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン操作を開始します。

    プレビューインターフェースが表示され
  • ディスクのクローン作成が完了するまで待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。 他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりせず、しばらくお待ちください。

    ディスクのクローン作成が完了

この作業にかかる時間はPCのデータ量にもよりますが、30分〜1時間ほどで完了します。

3.クローン後の起動方法

SSDにクローンしただけでは終わりではありません。PCが正しくSSDから起動するように設定を確認しましょう。

  • PCの電源を切り、HDDを取り外してSSDを接続しBIOSを起動させます(起動時に[F2]や[DEL]キーで入れます)

    HDDを取り外してSSDを接続
  • 「Boot」タブを押しSSDを一番上にくるように操作して起動ドライブに設定

    します。(通常+ボタンと-ボタンで上下を操作できます)

    ssdを起動ドライブに設定
  • Exitタブを押し設定を保存して画面を閉じた後、再起動すると設定したSSDで起動させることができます。

    Exitタブを押し設定を保存

これでSSDからWindowsが正常に起動すれば成功です。万が一起動しない場合は、クローン手順を再確認しましょう。

まとめ

HDDからSSDへ交換することは、PCの動作を劇的に改善する有効な手段です。多少の手間はかかりますが、本記事でご紹介した4DDiG Partition Managerのようなフリーソフトを使えば初心者でも簡単にクローン可能です。古いPCを捨てる前に、SSD換装をぜひ試してみてください。

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安全なダウンロード

よくある質問

1.SSD HDD 交換は初心者でもできますか?

はい、正しい手順とツールを使えば初心者でも十分可能です。特に4DDiG Partition Managerは直感的なUIで、操作に迷うことがありません。

2.Windowsは再インストールが必要ですか?

いいえ、クローンを行えばWindowsやアプリ、データもそのまま移行できます。再インストールは不要です。これがhddをssdに交換する際の大きなメリットです。

3.ノートパソコンとデスクトップで難易度は違う?

デスクトップの方がアクセスしやすいため比較的簡単です。ノートパソコンは分解が必要なこともありますが、手順書や動画を参考にすればパソコンのssd交換を自分で対応することは十分可能です。

加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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