【OS含む】 SSDから別のSSDにデータ移行のやり方|Windows 11/10

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2024-11-21 12:29:45

質問

「既存のSSDから別のSSDに入れ替えたいけれど、データやOSを安全に移行するにはどうすればいいのでしょうか?特に、SSDデータ移行を行う際の手順や注意点について知っておくと安心です。」

ーYahoo知恵袋

パソコンのSSD容量が不足していませんか?そんな時、HDDまたはSSDから新しいSSDに交換することができます。ここでは、既存のSSDから別のSSDへOS、アプリやデータをSSD移行に関して、どのようなSSDを選ぶべきか、何を準備する必要があるか、そのクローンのやり方や対応ソフトについてご紹介します。

パート1:新しいSSDにデータ移行する前に知るべきこと

Windows10またはWindows11で既存のSSDから別のSSDへデータを移行する際に、特に気になる事項について、いくつか説明します。

①SSDから新しいSSDに交換するメリットは?

SSDを高速・大容量のモデルにアップグレードしてOSを移行することで、PCの起動時間やゲームのロード時間など、全体的なパフォーマンスを向上させることができます。

②SSDのデータ移行には、どのような SSD を選択すればよいですか?

以下に、SSDの主なメーカー、規格サイズ、容量、データ転送速度、接続インターフェイスなどを紹介します。

  • SSDの主なメーカー:crucial(米国)、SANDISK(米国)、WESTERN DIGITAL(米国)、SAMSUNG(韓国)、Transcend(台湾)、ADATA(台湾)、BUFFALO(日本)などが人気のメーカーです。
  • SSDの主な「規格サイズ」:SSDの規格サイズは、PCのドライブベイに搭載する「2.5インチ」と、マザーボード上のM.2スロットに搭載する「M.2」の2種類が主流です。PCに搭載されている内蔵HDDと換装する場合は、同じ規格サイズの製品を選ぶ必要があります。
  • SSDの容量:現在は、容量500GB~2TB前後のモデルが主流ですが、SSDにOSだけをインストールするなら容量は256GB程度で十分で、HDDの代わりに使用するなら500GB以上は欲しいところです。
  • データ転送速度:SSDの転送速度は、接続インターフェイスや容量によって変わってきます。高速なほど快適ですが、そのぶん熱を持ちやすいというデメリットもあります。
  • 接続インターフェイス:「接続インターフェイス」とは、SSDとPCを接続する規格のことです。PC側とSSD側の接続インターフェイスが異なると、せっかく買ったSSDが接続できなかったり、本来の性能を発揮できなかったりする場合があるので注意しましょう。現在SSDに採用されている主な接続インターフェイスは「Serial ATA 6Gb/s」と「PCI-Express」です。

③SSDからSSDに交換に必要なものは?

SSDのデータを移行する際、以下のものが必要になります。

  • PCを開けるためのドライバー:PCを開けるために、プラスドライバー1本あれば十分です。
  • 新しいSSDとPCを繋ぐケース・ケーブル

パート2:OSを含むSSDのデータ移行する方法

手順1:新しいSSDをフォーマットする

  • スタートまたはWindowsボタンをクリックし、[コントロールパネル]を選択します。
  • [管理ツール]、[コンピューターの管理]、[ディスクの管理]の順に選択します。
  • フォーマットするディスクを右クリックし、[フォーマット]を選択します。
  • 表示されるダイアログで、[ファイルシステム](通常はNTFS)を選択し、[アロケーションユニットサイズ](通常は4096)を入力して、[クイックフォーマットする]のチェックをオンにします。
  • [OK]をクリックします。

手順2:SSDからSSDにデータをクローンやり方

4DDiG Partition ManagerでSSDにデータとOSをクローンする手順は以下のとおりです。

ディスクのクローンを作成する前の準備
  • ターゲットディスクの容量がソースディスクと同じかそれより大きいことを確認してください。ターゲットディスクの余分な領域はシステムが認識できない未割り当て領域となるため、パーティション管理機能を使用して新しいパーティションを作成できます。
  • 対象ディスク上のデータは消去されますので、重要なデータがある場合は必ずバックアップを作成してください。
  • ソース ディスク上のデータはそのままターゲットディスクにクローン作成され、クローン作成プロセス中にソースディスク上のデータが変更されたり失われたりすることはありません。
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安全なダウンロード

  • 外部ディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。その後、アプリケーションを起動し、「システムディスクのクローン」を選択してください。

    「システムディスクのクローン」を選択
  • ソースディスクからクローンデータを受け取るターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。(ソースディスクはシステムディスクで、ターゲットディスクは接続したディスクがデフォルトで選ばれます。)

    ターゲットディスクを選択
  • 次に、クローンディスクの効果を示すプレビューインターフェースが表示されます。ソースディスクのパーティションはデフォルトでターゲットディスク全体を占め、両側のハンドルをドラッグしてクローンパーティションのサイズを変更できます。プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン操作を開始します。

    プレビューインターフェースが表示され
  • ディスクのクローン作成が完了するまで待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。 他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりせず、しばらくお待ちください。

    ディスクのクローン作成が完了

手順3:新しいSSDをパソコンに取り付ける

ノートPCの場合

  • PCをシャットダウンし、電源ケーブルとバッテリーを外します。
  • 電源ボタンを5秒間押下し続け、残留電気を放電します。
  • ノートPCのケースを開く
  • ストレージベイを探し、SSDをシステムに差し込む
  • ノートPCを元どおり組み立てる

デスクトップパソコンの場合

  • PCのケースを開け、マザーボードに接続されているHDDを取り外します。

  • SSDをPC内に固定し、SSDをSATA3ケーブルでSATA3ポートに接続します。

手順4:パソコンが正しく起動することを確認する

SSDにデータ移行後のPCを起動するには、PCのマザーボードにあるBIOSまたはUEFIに入ってブートディスク(起動ディスク)を以下の手順で変更します。

  • 電源投入直後にメーカーロゴ画面などが表示されたところでF2キーやDELキーを連打して、BIOSまたはUEFIの設定画面に入ります。(メーカーや機種によって異なります)。
  • その中で、システム起動の対象となるドライブの優先順位を設定する項目があるので、そこで、クローン作成したSSDを最優先にして保存します。

    BIOSにアクセス
  • 以降は通常に起動すれば、クローン作成したSSDから起動します。

さいごに

ここでは、既存のSSDから別のSSDへデータを移行する方法について、どのようなSSDを選ぶべきか、何を準備する必要があるか、その手順や対応ソフト、特にSSDからSSDへのクローンやり方についてご紹介しました。

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村上星奈 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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