質問
「SSDの容量不足や性能向上のために、新しいSSDへ交換したい。 でも、、SSDデータ移行にはどうすればいいのでしょうか?」
ーYahoo知恵袋
パソコンのSSD容量が不足していませんか?そんな時は、HDDやSSDを新しいSSDに交換することで、ストレージを拡張できます。本記事では、既存のSSDから別のSSDへOSやアプリ、データを移行する方法について、適切なSSDの選び方、準備すべきこと、クローンの手順や対応ソフトなどを詳しく解説します。
パート1:SSDデータ移行前に知っておくべきポイント
Windows 10 または Windows 11 で既存のSSDから新しいSSDへデータを移行する前に、重要なポイントを確認しておきましょう。
① SSDを交換するメリットとは?
SSDをより高速・大容量のモデルにアップグレードし、OSを移行することで、PCの起動時間やゲームのロード時間を短縮し、全体的なパフォーマンスを向上させることができます。
② SSDの選び方:どのSSDを選ぶべき?
SSDの選び方を間違えると、PCに対応しなかったり、本来の性能を発揮できなかったりすることがあります。以下のポイントを押さえて選びましょう。
- 人気のSSDメーカー:Crucial(米国)、SanDisk(米国)、Western Digital(米国)、Samsung(韓国)、Transcend(台湾)、ADATA(台湾)、BUFFALO(日本)などが有名です。
- SSDの規格サイズ:「2.5インチ」と「M.2」の2種類があります。PCのドライブベイに取り付ける場合は「2.5インチ」、マザーボードのM.2スロットに取り付ける場合は「M.2」規格を選びましょう。
- 容量の選び方:OSのみをインストールするなら256GB程度で十分ですが、HDDの代わりにするなら500GB以上のモデルがおすすめです。現在は500GB~2TBのSSDが主流です。
- データ転送速度:SSDの転送速度は接続規格によって異なります。高速なほど快適ですが、発熱しやすい点には注意が必要です。
- 接続インターフェイス:PCとの接続規格を確認しましょう。「SATA(Serial ATA 6Gb/s)」と「PCIe(PCI-Express)」の2種類があります。PCが対応していない規格を選ぶと、接続できなかったり、本来の速度が出なかったりするため注意が必要です。
③ SSDデータ移行に必要なもの
SSDのデータを移行する際には、以下のアイテムを準備しておきましょう。
- PCを開けるためのドライバー:プラスドライバー1本があればOKです。
- 新しいSSDとPCを接続するケース・ケーブル:外付けケースやSATA-USB変換ケーブルを使用すると便利です。
パート2:OSを含むSSDのデータ移行する方法
手順1:新しいSSDを認識させてフォーマットする方法
- スタートメニューまたはWindowsボタンをクリックし、[コントロールパネル]を開きます。
- [管理ツール] → [コンピューターの管理] → [ディスクの管理]の順に進みます。
- 未割り当ての新しいSSDを右クリックし、[フォーマット]を選択します。
- 表示されるダイアログで、以下の設定を行います:
- [ファイルシステム]:NTFS(通常のWindows環境で推奨)
- [アロケーションユニットサイズ]:4096(デフォルト)
- [クイックフォーマット]にチェックを入れる
- [OK]をクリックし、フォーマットを実行します。
手順2:専用ソフトでSSDからSSDへ安全にデータをクローンする方法
新しいSSDへデータやOSを移行するには、手作業でコピーするよりも、クローンソフトを使用するのが安全で確実です。
4DDiG Partition Managerを使えば、データやOSを簡単にまるごとクローンできます。以下の手順で実施しましょう。
安全なダウンロード
外部ディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。その後、アプリケーションを起動し、「システムディスクのクローン」を選択してください。
ソースディスクからクローンデータを受け取るターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。(ソースディスクはシステムディスクで、ターゲットディスクは接続したディスクがデフォルトで選ばれます。)
次に、クローンディスクの効果を示すプレビューインターフェースが表示されます。ソースディスクのパーティションはデフォルトでターゲットディスク全体を占め、両側のハンドルをドラッグしてクローンパーティションのサイズを変更できます。プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン操作を開始します。
ディスクのクローン作成が完了するまで待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。 他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりせず、しばらくお待ちください。
手順3:新しいSSDをパソコンに取り付ける
ノートPCの場合
- PCをシャットダウンし、電源ケーブルとバッテリーを外します。
- 電源ボタンを5秒間押下し続け、残留電気を放電します。
- ノートPCのケースを開く
- ストレージベイを探し、SSDをシステムに差し込む
- ノートPCを元どおり組み立てる
デスクトップパソコンの場合
PCのケースを開け、マザーボードに接続されているHDDを取り外します。
SSDをPC内に固定し、SSDをSATA3ケーブルでSATA3ポートに接続します。
手順4:パソコンが正しく起動することを確認する
SSDにデータ移行後のPCを起動するには、PCのマザーボードにあるBIOSまたはUEFIに入ってブートディスク(起動ディスク)を以下の手順で変更します。
- 電源投入直後にメーカーロゴ画面などが表示されたところでF2キーやDELキーを連打して、BIOSまたはUEFIの設定画面に入ります。(メーカーや機種によって異なります)。
その中で、システム起動の対象となるドライブの優先順位を設定する項目があるので、そこで、クローン作成したSSDを最優先にして保存します。
- 以降は通常に起動すれば、クローン作成したSSDから起動します。
さいごに
本記事では、SSDデータ移行の方法や、どのようなSSDを選ぶべきか、SSDからSSDへのデータ移行手順、そしてSSDクローン作成の方法について詳しく解説しました。
新しいSSDに交換することで、より快適なPC作業環境を実現できます。ぜひ参考にしてください。
4DDiG Partition Managerなら、OSやデータを簡単にSSDからSSDへクローンできます。
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安全なダウンロード