【windows11/10/8/7】MBRからGPTに変換するコマンドプロンプト手順|初心者向け

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-06-13 17:44:01

Windows 11をインストールするためにはGPTが必須となり、MBRからGPTへの変換が必要になるケースも増えています。この記事では、コマンドプロンプトを使ってmbrをgptに変換する方法を詳しく解説し、データを保持したまま安全に変換する方法として専用ツールを使った方法もご紹介します。

Part1:MBRとGPTとは?違いをわかりやすく解説

MBRとGPTは、ストレージ(HDD/SSD)のパーティション構成を定義する方式です。MBRとGPT違いは以下の通りです:

  • 項目
  • MBR
  • GPT
  • 最大容量
  • 2TBまで
  • 実質無制限
  • パーティション数
  • 最大4つ
  • 最大128個(Windows)
  • 起動方式
  • BIOS
  • UEFI
  • 対応OS
  • Windows 7以前
  • Windows 10/11など最新OSに最適

GPTはより新しく、安全性・安定性・拡張性に優れた形式です。そのため、特にwindows 11にアップグレードしたい方にはmbrからgptへの変換が欠かせません。

Part2:コマンドプロンプトでMBRをGPTに変換する準備

cmdを使用してmbrからgptに変換するには、Windowsに標準搭載されているコマンドプロンプトを使用する方法があります。この方法は、特にディスク管理の専門知識がある方や、他のツールを使わずにシステムレベルでの変更を行いたい場合に選択肢となります。

コマンドプロンプトを使ってMBRからGPTへ変換するには、以下の条件を満たしていることを確認してください。

  • Windows 7以降のOSが稼働していること: この変換プロセスは、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Windows 11のいずれのOSでも実行可能です。
  • 変換対象ドライブの完全なバックアップ: これが最も重要な準備です。 コマンドプロンプトを使用したMBRからGPTへの変換は、ディスク上のすべてのデータが消去されます
  • 管理者権限でコマンドプロンプトを実行:ディスクのパーティション形式を変更する操作は、システムの根幹に関わるため、管理者権限がないと実行できません。 >

Part3:DiskPartでMBRからGPTに変換する手順

コマンドプロンプトを使って、DiskPart経由でMBRをGPTに変換する方法は以下の通りです。ただし、この方法ではすべてのデータが削除されるため、必ずバックアップを取りましょう。

  • コマンドプロンプトを管理者として起動します。

    マンドプロンプトを起動
  • 「diskpart」と入力しEnterを押します。

    「diskpart」と入力
  • 「list disk」と入力し接続中のディスク一覧を表示させます。※MBRとGPTは

    「」マークで区別できます(GPTなら がつきます)

    ディスク一覧を表示
  • 「select disk 1」>「clean」>「cnvert gpt」の順に入力してください。

    ※「1」の部分は実際のディスク番号に合わせてください

    mbr  gpt変換
  • 完了したら「Exit」と入力しEnterを押して画面を閉じます。

Part4:データ保持したままMBRからGPTに変換

DiskPartを使う方法はすべてのデータが消去されてしまいますが、データ保持したままmbr からgptへ変換が可能な方法もあります。ここではおすすめの専用ツール「4DDiG Partition Manager」をご紹介します。

  • 既存のデータを一切削除することなく、ディスクのパーティション形式をMBRからGPTへ安全に変換できます。
  • Windows 11へのアップグレードをスムーズに行うための、MBRからGPTへの変換をサポートしており、システム要件を満たす環境構築に役立ちます。
  • MBR/GPT変換以外にも、幅広いディスク管理機能を提供します。
  • コマンドがいらずGUI操作で簡単にデータ保持したままmbrからgptへ変換可能
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安全なダウンロード

  • コンピュータに4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。そして、アプリケーションを起動し、左側の列で「ディスクを変換」を選択し、「MBRをGPTに変換」をクリックして続行します。

    「MBRをGPTに変換」をクリック
  • 変換するディスクを選択して、「続行」をクリックして、変換インタフェースに入ります。選択したディスクがシステムディスクの場合、プログラムはPEコンポーネントをダウンロードします。ダウンロードに成功すると、プロンプトウィンドウが表示されます。

    変換するディスクを選択
  • Windows PEでプログラムが起動したら、「MBRをGPTに変換」を選択して続行します。

    Windows PEでプログラムが起動
  • 4DDiG Partition ManagerはMBRをGPTに変換しています。 ディスク変換の速度は、ディスク上のパーティションの数によって異なります。変換は成功しました!以下の手順に従ってコンピュータを起動してください。そうしないと、コンピュータが正しく起動しない場合があります。

    MBRをGPTに変換

まとめ

mbrからgptへの変換は、Windowsのアップグレードや大容量ストレージ活用に欠かせないものの変換時にデータを消失するリスクが伴います。データを保持したまま安全に変換したい方には本記事でご紹介した「4DDiG Partition Manager」を使うと初心者でも安全に変換させることができるのでぜひ活用してみてください。

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よくある質問(FAQ)

1. MBRをGPTに変換するコマンドは?

DiskPartを使い、「convert gpt」というコマンドで変換できますが、事前に「clean」して全データを削除する必要があります。

2. SSDをMBRからGPTに変換する方法は?

SSDもHDDと同様に、DiskPartコマンドまたは4DDiG Partition Managerで変換可能です。OS入りSSDの場合は4DDiG Partition Managerを使えばデータ保持したまま変換できます。

3. MBRからGPTへの変換にはどのようなリスクがありますか?

DiskPartで変換する場合、すべてのデータが消去されるリスクがあります。データ保持を希望するなら、4DDiG Partition Managerなどの安全なソフトを使用しましょう。

加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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