「Windows 10のOSのPCが重くなったので、HDDからSSDへの交換を検討しています。できれば無料でできる移行方法を教えていただけませんか?」
HDDからSSDに移行するだけで、動作スピードが2倍以上になる場合もあります。PCを買い替えなくても、今までより快適にPC操作ができるようになります。
一方で、HDDからSSDに交換するためには、Windows 10のOSも移行する必要があります。
この記事では、Windows 10のOSをSSDに移行する方法を、無料でのやり方を含め、詳しく解説します。
Part1:Windows 10をSSDに移行することについて
SSDはHDDと異なり、物理的な駆動部品がなく、内蔵のフラッシュメモリでデータ交換を行うため動作スピードが早くなります。
Windows 10のOSをHDDからSSDに移行するメリットとして、主に以下の5つがあります。
- ディスクの処理スピードが上がり、PCの動作が早くなる
- PCの起動時のスピードが早くなる
- HDDよりもSSDの方が省エネなので、高温になりにくい
- HDDよりもSSDの方が、駆動音がほとんどなく静か
- HDDよりもSSDの方が、故障しにくく長持ち
多くのメリットがありますので、次のPart2で、実際にWindows 10のOSをHDDからSSDに移行してみましょう。
Part2:Windows 10のOSをSSDに移行する方法
Window10のOSをHDDからSSDに移行する方法を、無料でのやり方とクローンソフト利用のそれぞれ2つに分けて紹介します。
方法1.Windows 10のOSの基本機能を利用して移行する方法
Windows 10OSの基本機能を利用して、無料で移行することができます。移行するための必要なものと、手順は以下の通りです。
必要なもの
- ①バックアップデータの保存場所(クラウドサーバーや外付けHDDなど)
- ②USBメモリやDVDディスクなどの記憶装置
※Windows 10のOSのインストールメディアを作るときに必要となります。また、インストールメディアの作成時に、USBメモリやDVDディスク内のデータはすべて削除されます。大事なデータは事前に抜き出しておいてください。
- 必要なもの①(クラウドサーバーや外付けHDDなど)に、必要なデータのバックアップを取りましょう。万が一、OS移行中に何らかの不具合が発生してデータが消えてしまった場合の備えとなります。
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必要なもの②(USBメモリやDVDディスクなど)を用いて、インストールメディアを作りましょう。
インストールメディアとは、SSDにOSを導入するために必要な記録メディアのことで、無料で移行を行うときには必要です。
インストールメディアを作る手順はマイクロソフトの公式サイトを参照してください。
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PCの電源を切り、HDDを取り外してSSDを取り付けましょう。
HDDを取り外し、SSDを取り付ける方法は、それぞれのメーカーの公式サイトでご確認ください。
- 利用しているPCに、ステップ2で作成したインストールメディアを入れたデバイスを接続します。次に、PCを起動させます。
- Windowsのセットアップ画面が表示されるので、インストールする言語とキーボードの種類を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「今すぐインストール」をクリックします。「今すぐインストール」をクリックします。
- インストールするOS種類(Windows 10)を選択し、「次へ」をクリックします。適用される通知とライセンス条項をよく読み、「同意します」をクリックします。
- 「インストールの種類を選んでください」の画面で、「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択します。
- 「Windowsのインストール場所を選んでください」の画面で、「新規」をクリックします。
- インストールする場所のサイズを入力し、「適用」をクリックします。サイズは特別何もない限りは、81920MBをおすすめします。
- ポップアップされた警告画面で、「OK」をクリックします。
- 再度「Windowsのインストール場所を選んでください」の画面が表示されます。ステップ9、10で作ったパーティションを選択して、「次へ」をクリックします。
- インストールが完了するまで、数分待ちます。
- インストール完了後、PCを再起動して、案内に従い初期設定を行います。
以上で、Windows 10のOSの基本機能のみを利用して、無料でSSDに移行する手順は完了です。
方法2.専門的なソフトを利用して移行する方法
上記のWindows 10のOSにある基本機能を利用した場合は、無料ではありますが、準備するものや手順が多く、慣れていないと手間がかかります。
ここでご紹介するクローンソフト(データを複製するソフト)を利用すれば、とても手軽にWindows 10のOSをSSDに移行することができます。
特に、4DDiG Partition Managerであれば、たったの3ステップでHDDからSSDに移行することができますよ。
4DDiG Partition Managerを使えば、Windows 10のOSを再インストールする手間もかかりません。操作もとっても簡単なので、無料ダウンロードしてぜひ試してみてくださいね。
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4DDiG Partition Managerをインストール、起動させます。
無料ダウンロードPC向け
安全的なダウンロード
左側の「OSの移行」を選択し、「開始」ボタンをクリックします。
新しいドライブをターゲットディスクとして選択します(ソース ディスクはデフォルトで選択されています)。いくつかの警告メッセージが送信されます。それらを読んだ後、「はい」をクリックしてください。システム移行プロセスを開始するには、「開始」をクリックします。
注意:: 「システムの移行中に、ターゲットディスク上のすべてのパーティションとファイルが上書きされます。」と出てきます。大事なデータに関しては、特定の場所か外付けのハードドライブ内にバックアップしておいてください。準備が整っていれば「はい」を押します。システムの移行は開始されます。ドライブのサイズによっては、完了するまでに時間がかかります。移行速度、経過時間など関連のデータを確認できます。
「システム移行成功!」と画面上に出てきたら「完了」を押せば終了です。
まとめ
Windows 10のOSをHDDからSSDに移行できる方法をご紹介しました。
Windows 10のOSの基本機能を利用する場合は、操作が複雑ですが無料でできます。PC操作に自信がある場合には利用してみましょう。
PC操作に自信がない、または必要なものを揃えたり、時間をかけたりしたくない場合は、クローンソフト(4DDiG Partition Manager)を利用して、Windows 10のOSをSSDに移行することをおすすめします。
今回の記事を参考にして、Windows 10のOSをHDDからSSDに移行する方法を、ぜひ試してみてくださいね。
PC向け
安全的なダウンロード