初心者でもできる!SSD・HDDをMBR/GPTでフォーマットする方法

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-06-11 12:13:19

新しく購入したssdやhddを使うには、mbrまたはgpt形式でのフォーマットが必要です。また、OSのインストールやディスクの用途によっては、MBRからGPT、またはその逆に変換したい場合もあります。本記事では、mbrとgptの違いから、フォーマットや変換方法まで、初心者でもわかりやすく解説します。

Part1:MBRとGPTとは?

MBR(Master Boot Record)は古くから使われているディスクのパーティション形式で、最大2TBの容量まで対応し、最大4つのプライマリパーティションしか作成できません。古いPCやWindows 7以前のOSで使われることが多いです。

GPT(GUID Partition Table)はより新しい形式で、理論上の最大容量はほぼ無制限、128個までのパーティションを作成可能です。Windows 8以降やUEFI環境でOSをインストールする場合は、GPT形式が推奨されます。

Part2:ディスクの現在の形式を確認する方法

フォーマットの前にmbrとgptのどちらの形式でディスクが構成されているかは、作業前に必ず確認しておきましょう。以下の手順で、Windows上で簡単に確認することができます。

  • 「Windowsキー + X」でメニューを開き「ディスクの管理」を開きます。

    「コンピュータ」箇所で右クリック
  • 対象のディスクを右クリックし、「プロパティ」→「ボリューム」タブを開いてください。

    「プロパティ」を選択
  • 「パーティションのスタイル」が「MBR」か「GPT」と表示されます。

    パーティションのスタイル

Part3:Windows標準機能を使ってMBR/GPTにフォーマットする手順

ssdやhddディスクをフォーマットすることでmbrやgpt形式を選択できますが、この方法ではディスク内のすべてのデータが削除されるため注意が必要です。

方法1. 「ディスクの管理」での操作方法

Windowsに標準搭載されている「ディスクの管理」ツールを使えば、視覚的に操作しながらMBRやGPT形式でディスクを初期化できます。初心者にもおすすめの方法です。

  • Windowsメニューから「ディスクの管理」を開いてください。

    「ディスクの管理」を開いて
  • 対象ディスクを右クリックし、「フォーマット」を選択します。

    対象ディスクを右クリック
  • ラベル名を任意でつけて、MBRまたはGPTを選び「OK」をクリックします。

    MBRまたはGPTを選び

方法2. 「diskpart」コマンドを使った手順

コマンドに慣れている方や、より細かくディスクを操作したい場合は、「diskpart」コマンドを使う方法もあります。こちらは中・上級者向けですが、慣れればスピーディーに作業ができます。

  • 「cmd」を管理者として実行し、「diskpart」と入力してコマンドプロンプトに入ります。

  • 次のコマンドを順番に入れてください。

    入力コマンド:

    list disk

    select disk [番号]

    clean

    convert gpt(または convert mbr)

    exit

    「diskpart」コマンドを使った

Part4:データを保持したままMBR/GPT形式に変換する方法

通常のWindows機能では、ディスクの変換時にすべてのデータが削除されます。しかし、「4DDiG Partition Manager」を使用すれば、データを保持したままmbr↔gptの変換が可能です。

「4DDiG Partition Manager」は、mbrとgptの相互変更が可能なだけでなく、多機能かつ使いやすい点で高く評価されています。以下ではそのメリットをご紹介します。

  • データを消さずにMBR/GPT変換が可能
  • GUI操作で初心者でも安心
  • 他にもパーティションの拡張・分割・移動など多機能

このツールの使い方は非常に簡単です。以下の手順に従うことで、データを保持したまま安全に変換作業が行えます。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • コンピュータに4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。そして、アプリケーションを起動し、左側の列で「ディスクを変換」を選択し、「MBRをGPTに変換」をクリックして続行します。

    「MBRをGPTに変換」をクリック
  • 変換するディスクを選択して、「続行」をクリックして、変換インタフェースに入ります。選択したディスクがシステムディスクの場合、プログラムはPEコンポーネントをダウンロードします。ダウンロードに成功すると、プロンプトウィンドウが表示されます。

    変換するディスクを選択
  • Windows PEでプログラムが起動したら、「MBRをGPTに変換」を選択して続行します。

    Windows PEでプログラムが起動
  • 4DDiG Partition ManagerはMBRをGPTに変換しています。 ディスク変換の速度は、ディスク上のパーティションの数によって異なります。変換は成功しました!以下の手順に従ってコンピュータを起動してください。そうしないと、コンピュータが正しく起動しない場合があります。

    MBRをGPTに変換

まとめ

mbrとgptには用途や互換性の違いがあり、ssdやhddを使う際にWindowsの標準機能ではフォーマットが必要ですが、4DDiG Partition Managerを使えばデータを残したまま簡単に変換できます。初心者でも安心して使える高機能ツールとしておすすめなので変換の際はぜひ試してみてください。

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安全なダウンロード

加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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