新しく購入したssdやhddを使うには、mbrまたはgpt形式でのフォーマットが必要です。また、OSのインストールやディスクの用途によっては、MBRからGPT、またはその逆に変換したい場合もあります。本記事では、mbrとgptの違いから、フォーマットや変換方法まで、初心者でもわかりやすく解説します。
Part1:MBRとGPTとは?
MBR(Master Boot Record)は古くから使われているディスクのパーティション形式で、最大2TBの容量まで対応し、最大4つのプライマリパーティションしか作成できません。古いPCやWindows 7以前のOSで使われることが多いです。
GPT(GUID Partition Table)はより新しい形式で、理論上の最大容量はほぼ無制限、128個までのパーティションを作成可能です。Windows 8以降やUEFI環境でOSをインストールする場合は、GPT形式が推奨されます。
Part2:ディスクの現在の形式を確認する方法
フォーマットの前にmbrとgptのどちらの形式でディスクが構成されているかは、作業前に必ず確認しておきましょう。以下の手順で、Windows上で簡単に確認することができます。
-
「Windowsキー + X」でメニューを開き「ディスクの管理」を開きます。
-
対象のディスクを右クリックし、「プロパティ」→「ボリューム」タブを開いてください。
-
「パーティションのスタイル」が「MBR」か「GPT」と表示されます。
Part3:Windows標準機能を使ってMBR/GPTにフォーマットする手順
ssdやhddディスクをフォーマットすることでmbrやgpt形式を選択できますが、この方法ではディスク内のすべてのデータが削除されるため注意が必要です。
方法1. 「ディスクの管理」での操作方法
Windowsに標準搭載されている「ディスクの管理」ツールを使えば、視覚的に操作しながらMBRやGPT形式でディスクを初期化できます。初心者にもおすすめの方法です。
-
Windowsメニューから「ディスクの管理」を開いてください。
-
対象ディスクを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
-
ラベル名を任意でつけて、MBRまたはGPTを選び「OK」をクリックします。
方法2. 「diskpart」コマンドを使った手順
コマンドに慣れている方や、より細かくディスクを操作したい場合は、「diskpart」コマンドを使う方法もあります。こちらは中・上級者向けですが、慣れればスピーディーに作業ができます。
-
「cmd」を管理者として実行し、「diskpart」と入力してコマンドプロンプトに入ります。
-
次のコマンドを順番に入れてください。
入力コマンド:
list disk
select disk [番号]
clean
convert gpt(または convert mbr)
exit
Part4:データを保持したままMBR/GPT形式に変換する方法
通常のWindows機能では、ディスクの変換時にすべてのデータが削除されます。しかし、「4DDiG Partition Manager」を使用すれば、データを保持したままmbr↔gptの変換が可能です。
「4DDiG Partition Manager」は、mbrとgptの相互変更が可能なだけでなく、多機能かつ使いやすい点で高く評価されています。以下ではそのメリットをご紹介します。
- データを消さずにMBR/GPT変換が可能
- GUI操作で初心者でも安心
- 他にもパーティションの拡張・分割・移動など多機能
このツールの使い方は非常に簡単です。以下の手順に従うことで、データを保持したまま安全に変換作業が行えます。
安全なダウンロード
-
コンピュータに4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。そして、アプリケーションを起動し、左側の列で「ディスクを変換」を選択し、「MBRをGPTに変換」をクリックして続行します。
-
変換するディスクを選択して、「続行」をクリックして、変換インタフェースに入ります。選択したディスクがシステムディスクの場合、プログラムはPEコンポーネントをダウンロードします。ダウンロードに成功すると、プロンプトウィンドウが表示されます。
-
Windows PEでプログラムが起動したら、「MBRをGPTに変換」を選択して続行します。
-
4DDiG Partition ManagerはMBRをGPTに変換しています。 ディスク変換の速度は、ディスク上のパーティションの数によって異なります。変換は成功しました!以下の手順に従ってコンピュータを起動してください。そうしないと、コンピュータが正しく起動しない場合があります。
まとめ
mbrとgptには用途や互換性の違いがあり、ssdやhddを使う際にWindowsの標準機能ではフォーマットが必要ですが、4DDiG Partition Managerを使えばデータを残したまま簡単に変換できます。初心者でも安心して使える高機能ツールとしておすすめなので変換の際はぜひ試してみてください。
安全なダウンロード