Windows11/10でMBRからGPTへ変換する基本手順とは?

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-06-11 12:13:18

Windows 11にアップグレードする際、「GPTディスクが必要です」と表示され、困った経験はありませんか?windows10のmbrからgptへ変換しないと最新のOSや機能を利用できない場面もあります。本記事では、データを保持したままMBRからGPTに変換する方法を含めて、初心者にもわかりやすく解説します。

Part1:MBRとGPTとは?

まずは、MBRとGPTという2つのパーティション形式の違いや特徴について理解しておきましょう。これらの違いを知ることで、自分の環境に合ったディスク形式を選ぶ判断材料になります。

1.GPTを選ぶべき理由

MBRとGPTはハードディスクのパーティション形式です。MBRは古くから使われている形式で、2TB以上のディスクを完全に活用できない、パーティション数が最大4つまでなどの制限があります。

一方、GPTは最新の規格で、以下のメリットがあります:

  • 2TB以上のディスクにも対応
  • 最大128個のパーティション作成が可能(Windows環境)
  • UEFIブートに対応(高速起動などの恩恵)

2.MBR/GPT変換が必要になる主なケース

  • Windows11へアップグレードする場合(UEFI + GPTが必須)
  • 大容量ディスク(2TB超)をフルに使いたい場合
  • データ管理をより柔軟にしたい場合

Part2:MBRからGPTに変換する前に確認すべきポイント

windows11にアップグレードするためのmbrからgptへの変換は、慎重に行わないとデータを失うリスクがあります。特に、変換するディスクの種類や現在のパーティション形式を事前に確認することが重要です。このパートでは、変換前に確認しておくべき重要なポイントを解説します。

1.データのバックアップは必要?

MBR→GPT変換では、方法によってはディスクの初期化が必要となるケースがあります。コマンドを使う方法は特に注意が必要で、データはすべて削除される可能性があるため、事前にバックアップを取っておきましょう。

2.システムディスクかデータディスクか

  • システムディスク(OSが入っている):変換には特殊な手順が必要。Windows標準のmbr2gpt.exeや専用ソフトが必要です。
  • データディスク:変換しやすいですが、方法を間違えるとデータ消失のリスクがあります。

3.現在のパーティション形式を確認する方法

システムの互換性やディスクの構成を変更する前に、自分のディスクがどちらの形式かを確認しておくことが重要です。

その確認に便利なのが、4DDiG Partition Managerというパーティション管理ソフトです。このツールは、直感的なインターフェースと高い操作性が特徴で、ディスクのクローン作成、パーティションの作成・削除・結合など、さまざまなディスク管理操作を簡単に行うことができます。

4DDiG Partition Managerを起動すると、【形式変換】を選択して、【MBRをGPT】をクリップして、「MBR」または「GPT」と表示されており、パーティション形式をひと目で確認できます。専門知識がなくてもスムーズに操作できるため、初心者にも安心して使えるツールです。

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Part3:WindowsでMBRからGPTに変換する方法

変換の準備が整ったら、いよいよ実際の変換方法に進みましょう。Windowsにはコマンドやツールを用いた2つの主要な変換方法があります。それぞれの方法と手順、注意点を順にご紹介します。

方法1.コマンドプロンプトを使って変換する(※データ削除)

コマンドプロンプトを使ってmbrからgptへ変換する方法があります。この方法はディスクの内容をすべて削除して変換するため、データのバックアップが必須です。特に空のディスクや使用前のドライブに対して行うのに適しています。以下に手順を紹介します。

  • Windowsをインストールメディアから起動してコマンドプロンプトを開きます。(Windows + Rキーを同時押し、cmd と入力)

  • 以下のコマンドを入力してください。

    入力コマンド:

    diskpart

    list disk

    select disk 〇(変換対象のディスク番号)

    clean

    convert gpt

    コマンドを入力

方法2.Windows標準ツール「mbr2gpt.exe」で変換(システムディスク対応)

こちらは、Windows 10以降に搭載されている「mbr2gpt.exe」という公式ツールを使用する方法です。システムディスクに対してのみ使用でき、OSを再インストールせずに変換可能ですが、一定の条件を満たす必要があります。

  • コマンドプロンプトを開きます。

  • 以下の入力コマンドを使って進めてください。

    入力コマンド:

    mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS

    「mbr2gpt.exe」で変換
  • Conversion completed successfully」と表示されれば、変換完了です。exitと入力してエンターを押して画面を閉じてください。

Part4:データを保持したまま安全にMBR→GPT変換するには?

「できればデータを失いたくない」「コマンド操作は不安…」という方には、サードパーティ製の専用ツールを使った方法がおすすめです。中でも、4DDiG Partition Managerは、安全かつ簡単にmbrからgptへ変換できるフリーソフトとして注目されています。

まずは4DDiG Partition Managerを使うメリットを見ていきましょう。なぜこのツールがMBR→GPT変換に適しているのか、ポイントをまとめました。

  • データを保持したままmbrからgptに変換可能
  • シンプルなUIで初心者でも安心
  • システムディスクにも対応
  • 他にもパーティション結合・クローン・フォーマットなど多機能

次に、実際の変換手順を紹介します。画像付きで直感的に操作でき、面倒なコマンド入力も不要です。以下のステップに従えば、数クリックでMBRからGPTへの変換が完了します。

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  • コンピュータに4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。そして、アプリケーションを起動し、左側の列で「ディスクを変換」を選択し、「MBRをGPTに変換」をクリックして続行します。

    「MBRをGPTに変換」をクリック
  • 変換するディスクを選択して、「続行」をクリックして、変換インタフェースに入ります。選択したディスクがシステムディスクの場合、プログラムはPEコンポーネントをダウンロードします。ダウンロードに成功すると、プロンプトウィンドウが表示されます。

    変換するディスクを選択
  • Windows PEでプログラムが起動したら、「MBRをGPTに変換」を選択して続行します。

    Windows PEでプログラムが起動
  • 4DDiG Partition ManagerはMBRをGPTに変換しています。 ディスク変換の速度は、ディスク上のパーティションの数によって異なります。変換は成功しました!以下の手順に従ってコンピュータを起動してください。そうしないと、コンピュータが正しく起動しない場合があります。

    MBRをGPTに変換

まとめ

mbrからgptへの変換は、Windows11対応や大容量ディスク活用に必須の作業です。変換する方法はいくつかありますがデータを消さずに変換したいなら、本記事でご紹介した4DDiG Partition Managerが最適です。初心者でも安心して使える高機能ツールとしておすすめなので変換の際は試してみてください。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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