Macで「プレビュー」が正常に動作しない場合、アプリが起動しない、フリーズ・強制終了する、特定のPDFや画像だけ開けないなど、さまざまな症状が現れます。
以下の対処法を試す前に、保存できる作業内容は保存し、問題のあるファイルは必ず複製しておきましょう。まずは簡単な確認から始め、改善しない場合に高度な対処法へ進んでください。
目次
Macでプレビューが動かない原因
プレビューが動かなくなる原因は症状によって異なります。すべてのファイルで起動しない、または頻繁にクラッシュする場合は、プレビューやmacOS、ユーザ環境に問題がある可能性があります。一方、特定のPDFや画像だけ開けない場合は、ファイルのダウンロード不良、非対応形式、アクセス権、破損などが考えられます。
まずは以下の表で症状を確認し、原因を絞り込みましょう。
| 症状 | 考えられる原因 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| プレビューが起動しない・応答しない | プロセスの停止、一時的なmacOSの不具合 | プレビューを終了または強制終了して再起動する |
| どのPDFや画像でもクラッシュする | プレビュー、macOS、ユーザアカウント、起動時ソフトの問題 | 別のファイルを試し、必要に応じてmacOSを更新する |
| 特定のPDFや画像だけ開けない | ダウンロード不良、非対応形式、ファイル破損 | 別のファイルをプレビューで開く |
| 開けるが保存・編集・注釈ができない | アクセス権、PDFの制限、非対応の編集機能 | コピーを保存し、ファイルの制限を確認する |
Macでプレビューが動かない時の対処法
以下の方法を上から順番に試してください。まずプレビューやMacを再起動し、改善しない場合はmacOSの更新、セーフモードなどへ進みます。
方法1:プレビューを終了して再起動する
メニューやクリックに反応する場合は、まず通常の手順でプレビューを終了します。アプリを正しく閉じてから再起動することで、一時的な不具合が解消されることがあります。
プレビューのメニューバーで「プレビュー」>「プレビューを終了」を選択します。Command-Qキーでも終了できます。
数秒待ちます。
「アプリケーション」フォルダ、Launchpad、またはSpotlightからプレビューを再起動します。
以前は正常に開けていたPDFまたは画像を開きます。
正常に動作すれば、一時的な問題だったと判断できます。プレビューがフリーズして通常終了できない場合は、次の方法へ進んでください。
方法2:応答しないプレビューを強制終了する
Macでプレビューが応答しない場合は、アプリを強制終了できます。ただし、未保存のフォーム入力、注釈、編集内容が失われる可能性があるため、通常終了できない場合にのみ実行してください。
Option-Command-Escキーを押します。
「アプリケーションの強制終了」画面で「プレビュー」を選択します。
「強制終了」をクリックし、もう一度確認します。
プレビューを再起動し、以前は正常に開けていたPDFまたは画像を試します。
再び応答しなくなる場合は、強制終了を繰り返すのではなくMacを再起動しましょう。
方法3:Macを再起動する
プレビューを再起動しても改善しない場合は、Macを再起動します。バックグラウンドプロセスを終了し、プレビューの設定を変更せずにmacOSのセッションをリフレッシュできます。
ほかのアプリで作業中の内容を保存します。
Appleメニュー >「再起動」を選択します。
ログイン後、プレビューを起動します。
以前は正常に開けていたPDFまたは画像を確認します。
それでも問題が続く場合は、ファイルをプレビューから直接開いてみましょう。
方法4:ファイルをプレビューで直接開く
ファイルをダブルクリックしてもプレビューが起動しない場合は、プレビューを指定して直接開きます。プレビュー自体の問題か、ファイルに割り当てられたデフォルトアプリの問題かを切り分ける際にも有効です。
次のいずれかを試してください。
- プレビューを起動し、「ファイル」>「開く」を選択して、PDFまたは画像を指定し「開く」をクリックします。
- FinderでファイルをControlキーを押しながらクリックするか右クリックし、「このアプリケーションで開く」から「プレビュー」を選択します。
この方法で開ける場合、プレビュー自体は正常です。必要に応じて「情報を見る」からデフォルトアプリを確認してください。
方法5:別のPDFや画像を開いて確認する
別のファイルを開くことで、問題がプレビュー全体にあるのか、元のファイルだけにあるのかを判断できます。アプリやmacOSへ変更を加える前に確認しましょう。
以前に正常に開けたローカルのPDFと、JPEGまたはPNGなど一般的な画像を開きます。
- ほかのファイルが正常に開く場合、プレビューは動作しています。「特定のPDFや画像だけプレビューで開けない場合」へ進んでください。
- ほかのファイルも開けない場合は、macOSの更新と以降のトラブルシューティングを試します。
1つのファイルだけ開けないからといって、必ずしもプレビューに問題があるとは限りません。
方法6:macOSをアップデートする
プレビューはmacOSに標準搭載されているため、修正や機能改善はApp Storeの個別ダウンロードではなく、macOSアップデートを通じて提供されます。
重要なファイルをバックアップしてから、次の手順を実行してください。
Appleメニュー >「システム設定」を選択します。
「一般」>「ソフトウェアアップデート」を選択します。
利用可能なアップデートをインストールし、画面の案内に従います。
Macの再起動後、プレビューで同じPDFまたは画像を再度開きます。
ベータ版macOSを使用している場合、正式版では発生しない不具合の可能性もあります。更新前にはmacOSアップデート前の注意点も確認してください。
方法7:セーフモードでプレビューを確認する
プレビューが何度もクラッシュする、複数のファイルを開けない場合は、セーフモードで確認します。必要最小限のソフトウェアだけでMacを起動するため、ログイン時に読み込まれる他社製ソフトが原因かどうかを判断できます。
Appleシリコン搭載Macの場合:
Macをシステム終了します。
起動オプションが表示されるまで電源ボタンを押し続けます。
起動ディスクを選択します。
Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリックします。
ログインしてプレビューを確認します。
Intel搭載Macの場合:
Macを再起動するか電源を入れます。
すぐにShiftキーを押し、ログイン画面が表示されるまで押し続けます。
ログインしてプレビューを確認します。
セーフモードで正常に動作する場合は、起動時に読み込まれるソフトウェアが原因の可能性があります。通常どおり再起動し、最近追加したログイン項目やシステム機能拡張を確認してください。
方法8:別のユーザアカウントで確認する
別のmacOSユーザアカウントで確認すると、問題が現在のアカウントだけに発生しているか判断できます。ここまでの方法で改善しない場合に有効です。
「システム設定」>「ユーザとグループ」を開きます。
標準ユーザアカウントを追加し、求められた認証を行います。
現在のアカウントからログアウトし、新しいアカウントにログインします。
プレビューを起動し、以前は正常に開けていたPDFと画像を確認します。
別のアカウントで正常に動作する場合、問題は普段使用しているユーザ環境に限定されている可能性があります。両方で失敗する場合は、macOSまたはプレビュー自体の問題が考えられます。Appleサポートへ問い合わせる際は、この確認結果も伝えましょう。
特定のPDFや画像だけプレビューで開けない場合
ほかのPDFや画像は正常に開くのに1つのファイルだけ開けない場合、原因はそのファイルにある可能性が高いです。完全にダウンロードされているか、正しい形式か、別のアプリで開けるかを確認してください。
ファイルが完全にダウンロードされているか確認する
ダウンロード途中のファイルやクラウド上にしかないファイルは、データが揃う前でもFinderに表示される場合があります。ブラウザ、メール、メッセージアプリ、クラウドサービスから取得した場合は、ローカルフォルダへ再度ダウンロードし、新しいコピーをプレビューで開いてください。
ファイル形式と拡張子を確認する
.pdf、.jpg、.pngという拡張子が付いていても、実際のファイル形式と一致しているとは限りません。Finderでファイルを選択し、「ファイル」>「情報を見る」の「種類」を確認します。コピーを作成して、信頼できる別のアプリで開く方法もあります。
修復や編集の前にコピーを作成する
破損の可能性があるファイルを修復・変換・編集する前に、必ずコピーを作成してください。別の信頼できるアプリでコピーを開けた場合は新しいファイルとして書き出し、フォーム、署名、注釈、画質などの重要な内容が保持されているか確認します。
プレビューで保存・編集・注釈ができない場合
プレビューでファイルを開けても保存・編集・注釈ができない場合は、アプリではなくファイル側に原因がある可能性があります。新しいコピーの保存、アクセス権、PDFの制限を確認しましょう。
新しいコピーを保存または書き出す
ローカルフォルダに別名で保存するか、新しいファイルとして書き出します。新しいコピーを開き、簡単な編集や注釈を追加して保存できるか確認してください。正常に動作すると確認できるまでは元のファイルを残しておきましょう。
ファイルとPDFのアクセス権を確認する
ファイルを右クリックして「情報を見る」を選択し、「共有とアクセス権」を確認します。使用中のアカウントに「読み/書き」の権限があるか確認してください。自分が所有するファイル、または変更を許可されたファイルに限って設定を変更します。
PDFがロックまたは制限されていないか確認する
PDFによってはパスワードで保護され、編集、コピー、印刷、注釈が制限されています。権限と必要なパスワードがある場合にのみロックを解除してください。なお、プレビューはPDFへの注釈に対応していますが、既存のPDF本文を直接書き換える高機能PDF編集ソフトとは機能が異なります。
Macで重要なPDFや画像が見つからない場合
PDFや画像そのものが見つからない場合は、プレビューの問題ではない可能性があります。元の保存先、ゴミ箱、iCloudなどのクラウドストレージ、バックアップ、外付けドライブ、SDカードを確認してください。
使用できるバックアップがなく、ファイルも見つからない場合は、4DDiG Macデータ復元を使って、Macや接続中のストレージから紛失・削除したPDF、画像などをスキャンできます。
Tenorshare 4DDiG Macを起動し、削除したファイルが保存されていたハードディスクやパーティションを選択してスキャンします。

スキャンが完了するまで待ちます。写真、動画、音声、文書などのファイルをダブルクリックすると、復元前に内容をプレビューできます。

復元したいファイルを選択し、保存先を指定します。元のドライブへの上書きを避けるため、別のドライブやGoogle Drive、Dropboxなどへの保存を検討してください。

復元先に元の保存場所を指定すると、復元可能なデータが上書きされ、復元できなくなる恐れがあります。必ず別の場所を選択してください。
macOSの再インストールやAppleへの相談が必要なケース
macOSを更新し、セーフモードや別のユーザアカウントでも複数のPDF・画像を開けない場合は、Appleサポートへの相談を検討してください。Finderなどほかの標準アプリも正常に動作しない、Macが頻繁にクラッシュする場合も相談をおすすめします。
AppleからmacOSの再インストールを案内された場合は、最初に重要なファイルをバックアップしてください。macOS復旧から起動ディスクを消去せずにmacOSを再インストールできます。正しい手順はAppleの最新のmacOS再インストール手順を確認してください。
macOSの再インストールと、起動ディスクを消去して行うクリーンインストールは異なります。プレビューの一般的な不具合に対して、安易にMacを消去しないでください。
Macのプレビューに関するよくある質問
Macでプレビューが開かないのはなぜですか?
プレビューがフリーズしている、macOSに一時的な問題がある、またはPDF・画像ファイル自体に問題がある可能性があります。まずプレビューを終了して再起動し、Macの再起動と別のファイルの確認を行います。ほかのファイルが開ける場合は、元のファイルを調べてください。
画像は開けるのにPDFだけ開けないのはなぜですか?
画像を開けるのにPDFだけ開けない場合、プレビューよりもPDF側に問題がある可能性が高いです。別のPDFを試し、該当ファイルを再ダウンロードして、ダウンロード不良、破損、パスワード保護、編集制限がないか確認してください。
プレビューが何度もクラッシュするのはなぜですか?
一時的なアプリやmacOSの不具合、起動時に読み込まれるソフトウェア、特定ファイルの問題などが考えられます。Macの再起動とmacOSの更新を行い、複数のPDFや画像でクラッシュする場合は、セーフモードまたは別のユーザアカウントで確認してください。
プレビューでPDFを編集・ハイライトできないのはなぜですか?
PDFがロック、パスワード保護、編集制限されている、または選択可能な文字ではなくスキャン画像で構成されている可能性があります。プレビューはPDFへの注釈には対応していますが、既存のPDF本文を高機能PDF編集ソフトのように直接編集することはできません。
Macのプレビューとクイックルックは同じですか?
同じではありません。プレビューはPDFや画像を開いて操作するアプリです。一方、クイックルックはFinderでファイルを選択してスペースバーを押し、内容をすばやく確認する機能です。
まとめ
Macでプレビューが動かない場合は、アプリの再起動、Macの再起動、別のPDFや画像の確認から始めましょう。特定のファイルだけに問題がある場合は、セーフモードやmacOSの再インストールへ進む前に、そのファイルのダウンロード状態、形式、権限、制限を確認することが大切です。
重要なPDFや画像が開けないのではなく、紛失・削除されている場合は、4DDiG Macデータ復元を使って、Macや接続中のストレージから失われたファイルをスキャンできます。



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