PowerPointで作業をしていると「プレゼンテーション内に保存できないフォントがあります。」と表示されることがあります。こちらのエラーが表示された場合、いくつかの原因が考えられます。
当記事では、プレゼンテーション内に保存できないフォントがある場合の原因や解決策について詳しく解説します。ぜひ参考にご覧ください。
「プレゼンテーション内に保存できないフォントがあります」エラーが表示された原因
「プレゼンテーション内に保存できないフォントがあります」エラーが表示された場合、以下のような3つの原因が考えられます。
- フォントが埋め込めない形式
- フォントファイルが破損している
- PowerPointのバージョンや設定の問題
原因1:フォントが埋め込めない形式
PowerPointで使用したフォントが埋め込めない形式の場合、エラーが表示されることがあります。例えば外部のWebページにあったフォントをそのままコピー&ペーストした場合、PowerPointには対応していない可能性が高いです。まずはPowerPointのフォントをチェックし、埋め込みたいものが対応している形式かチェックしてみましょう。
原因2:フォントファイルが破損している
PowerPointで使用しているフォントファイルが破損していると、エラーが表示されます。フォントファイルが破損する原因として、作業中の強制終了やパソコンのフリーズなどが考えられます。もしフォントファイルが破損したままになっている場合、修復ソフトを使用して再度反映させるようにしましょう。
原因3:PowerPointのバージョンや設定の問題
PowerPointのバージョンや設定に問題があり、エラーが表示されることもあります。バージョンが古いときは、Microsoftのページから最新版をインストールしてください。PowerPointの設定に問題がある場合、設定内容を見直してみましょう。
「プレゼンテーション内に保存できないフォントがあります」エラーが表示された解消法
「プレゼンテーション内に保存できないフォントがあります」エラーが表示されたときは、以下のような解消法があります。
解消法1:
エラーが表示されたときは、PowerPointから「使用されている文字だけを埋め込む」を設定するようにしましょう。具体的な設定方法は、以下の手順でおこなってください。
上部「ツール」メニューから「オプション」を選択
「オプション」ダイアログボックスの「保存」タブを開く
「現在のドキュメント専用のフォントオプション」の「TrueTypeフォントを埋め込む」にチェックを入れる
「使用されている文字だけを埋め込む」が選択されていることを確認して[OK]ボタンをクリック
解消法2:フォントの種類を確認する
PowerPointに対応していないフォントを使用している場合、エラーが表示されることがあります。フォントの種類を確認するときは、以下の手順でおこなってください。
上部「書式」メニューから「フォントの置換」を選択
「置換前のフォント」の「▼」をクリック
フォントを確認
消法3:フォントを再インストールする
PowerPointで使用しているフォントファイルが破損している場合、再インストールして改善されるかチェックしてみましょう。PowerPointのフォントを再インストールするときは、以下の手順でおこなってください。
フォントファイルをダウンロード
ZIPファイルを開いて「インストール」をクリック
もしフォントが反映されていない場合、パソコンを再起動してみましょう。
解消法4:異なるフォントに変更する
PowerPointで使用しているフォントに問題がある場合、異なるフォントに変更してみましょう。PowerPointでは対応していないフォントを使用できないため、変更すれば改善されることがあります。PowerPointには豊富なフォントが揃っているので、内容に合ったものに変更してみましょう。
追加:フォントの問題でプレゼンテーションが開けない場合の解決策
フォントの問題でPPTファイルが開けない場合、4DDiG File Repairは非常に効果的な修復ツールです。フォントの不具合や互換性の問題でファイルが損傷している場合でも、このツールを使えば、ファイルの修復が可能です。4DDiG File Repairを使用することで、PPTファイルのフォントに関する問題を解消し、プレゼンテーションを再び正常に開くことができます。
4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「ファイルの修復」タブをクリックします。次に、「ファイル修復」を選択します。
「ファイルを追加する」ボタンをクリックし、破損したファイルを追加します。
「すべてを修復」ボタンをクリックすると、プログラムは自動的にファイルを修復します。
ファイルの修復が完了すると、修復されたファイルをプレビューして、指定した場所に保存できます。
上記の操作でファイル修復に失敗した場合は、「高度な修復」機能を選択して、より深い修復を行うことも可能です。
最後に
今回は、プレゼンテーション内に保存できないフォントがある場合の原因や解決策について詳しく解説しました。プレゼンテーション内に保存できないフォントがある場合、フォントが埋め込めない形式、フォントファイルが破損している、PowerPointのバージョンや設定の問題などが原因として考えられます。
まずは当記事で紹介した解決策を順番に試し、PowerPointが改善されるかチェックしてください。もしPowerPointのファイルが破損している場合、ぜひ当サイトが推奨している「4DDiG File Repair」の利用をおすすめします。