質問
Outlookを開こうとすると、ファルは見つかりませんと警告が出るようになりました。誤って「PC>ドキュメント>Outlookファイル」内のデータを消してしまったことが原因かとおもいますが、バックアップしていたpstファイルを「PC>ドキュメント>Outlookファイル」に入れることで解決しますでしょうか?
-知恵袋
「データファイルが見つかりません」または「アクセスできません」というエラーメッセージが表示され、Outlookでメールが確認できなくなったときの対処法を解説します。メールの送受信ができなくなると、仕事などの連絡ができなくなって困りますよね。そこで、本記事では、Outlookのデータファイルが見つからない原因を詳しく解説し、具体的な対処法を紹介。さらに、よくある質問にもお答えします。Outlookのデータファイルのトラブルにお困りの方は必見です。
Outlookのデータファイルが見つからない原因
Outlookのデータファイル(「.pst」または「.ost」)が見つからない原因は以下のようなものが考えられます。
ファイルの移動や削除
データファイルを誤って移動したり削除したりしてしまうと、Outlookが指定されたファイルを見つけられずエラーが起こります。特に、外付けHDDやクラウドストレージにデータファイルを保存していると、それらのストレージが認識されないときに発生しやすいです。
ファイルの破損
Outlookのデータファイルが破損すると、正常に内容を読み込めません。そのため、「データファイルが見つかりません」というエラーが発生します。多くの場合、ファイルの破損は突然のシステムクラッシュや不適切なシャットダウンが原因です。
Outlookの設定変更
Outlookの設定(アカウント情報など)を変更した際に、データファイルのパスが変更され、正しいファイルが見つからなくなることがあります。
Outlookのアカウント設定とデータファイルに不整合が発生
Outlookのアカウント設定とデータファイルの場所に不整合があると、ファイルが認識されなくなることがあります。
Outlookのデータファイルが見つからないときの対処法
「データファイルが見つかりません」というエラーは、以下の方法で解決できる可能性があります。
1.データファイルの場所を確認する
破損したデータファイルを修復したり、バックアップから復元したりするには、データファイルが保存されているフォルダの把握が必要です。そのため、まずはデータファイルの保存先を確認しましょう。
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Outlookを開き、「ファイル」→「アカウント設定」を選択します。
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「アカウント設定」画面の「データファイル」タブを選択し、「ファイルの場所を開く」をクリックすれば、データファイルが保存されているフォルダが表示されます。
2.データファイルを修復する
Microsoftが提供する修復ツール「SCANPST.EXE」を使用すれば、破損したデータファイルを修復できます。手順は次の通りです。
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「C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office[バージョン番号]」に保存されているSCANPST.EXEを開きます。
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修復したいデータファイル(.pstまたは.ostファイル)を選択し、「開始」をクリックします。スキャン結果が表示されるので必要に応じて修復してください。
3..pstファイルを復元する
.pstファイルを削除してしまい、Windowsのごみ箱にもバックアップにも残っていなくても、データ復元ソフトを使用すれば復元できる可能性があります。
さまざまなデータ復元ソフトが公開されていますが、中でもおすすめなのが「Tenorshare 4DDiG」です。「Tenorshare 4DDiG」は2,000種以上ものファイル形式に対応し、もちろん消えたOutlookのデータも復元できます。初心者でも使いやすく、しかもダウンロードは無料の利用しやすいアプリです。
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Tenorshare 4DDiG を起動し、Outlookで削除したメールが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。
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しばらく待つと、消してしまったメールが表示されます。復元前に、写真、ビデオ、ムービー、オーディオ、音楽、ドキュメントなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
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復元したいメールを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
4.Outlookのプロファイルを再作成する
Outlookのプロファイルを新しく作成すると、「データファイルが見つかりません」のエラーが解決する場合があります。手順は次の通りです。
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Windowsのツールバーで「コントロールパネル」を検索して起動し、アイコン表示にして「Mail(Microsoft Outlook)」を選択します。
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「プロファイルの表示」をクリックし「使用するプロファイルを選択する」を選択状態にして「OK」をクリックします。
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Outlookを起動するとプロファイルの選択画面が表示されます。「オプション」を選んで「作成」ボタンをクリックすると、プロファイルの作成ウィザードが開始されます。
5.Outlookのアカウント設定を再設定する
アカウント設定の不整合が原因の場合、Outlookのアカウントを再設定することで解決できます。手順は次の通りです。
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Windowsのツールバーで「コントロールパネル」を検索して起動し、アイコン表示にして「Mail(Microsoft Outlook)」を選択します。さらに「電子メールアカウント」をクリックします。
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再設定したいアカウントを選び、「変更」でアカウント情報を入力し直すか、削除して新規で作り直せば再設定できます。
6.OneDriveを使用している場合
OneDriveでOutlookのデータファイルを同期していると、ファイルが正常に同期されずにアクセスできなくなることがあります。この場合はOneDriveの同期を停止すればエラーが出なくなります。
OneDriveの同期は、タスクバーの雲形アイコンをクリックし、表示されたウィンドウの歯車アイコンから「バックアップを管理」を選べば停止できます。

また、データファイルの保存場所に.pstファイルが見あたらない場合は、OneDriveから探して移動させてください。
Outlookに関するよくあるご質問
ここではOutlookのエラー「データファイルが見つかりません」に関連してよく疑問に思われることに対する回答をご紹介します。
1.Outlookでエラー0x8004010Fが報告されました。どうしたらいいですか?
エラー0x8004010Fは、Outlookがデータファイルを開けないときに発生します。データファイルの場所を確認し、ファイルを修復するかバックアップなどから復元してください。ほかにはメールアカウントやプロファイルの再設定でもエラーが解消することがあります。
2.Outlookのデータファイルをどうやって追加する?
Outlookの「ファイル」から「アカウント設定」を選び「データファイル」タブで「追加」を選べばデータファイルを追加できます。
3.データファイルとファイルの違いは何ですか?
ファイルは、データを保存するためのもので、たとえばWordやExcelで作成する文書ファイルなども含まれます。一方、データファイル(.pstや.ost)は、Outlookのメール、カレンダー、連絡先を管理するための専用ファイルです。
まとめ
データファイルの場所を確認する方法や、破損したファイルの修復、プロファイルの再作成など、Outlookの「データファイルが見つかりません」エラーの具体的な解決方法を紹介しました。本記事でご紹介した方法を試せば、ほとんどのエラーは解決するでしょう。また、.pstファイルを削除してしまった場合でも、データ復元ソフト「Tenorshare 4DDiG」で復元できる可能性があります。
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