「Macで顧客からのメールを開いたら、文字化けして何が書いてあるか分からない」という経験はありませんか?重要な内容を見られないため仕事が進まず、困っている方も多いのではないでしょうか?

Macで文字化けが起きてしまうのにはいくつかの原因があり、それぞれによって直し方が異なります。本記事では、文字化けが起きる理由とその解消法、削除したメールを復元する方法を解説します。

  1. パート1:文字化けとは?
  2. パート2:Macでメールの中身が文字化けしてしまう原因
  3. パート3:Macでメールの中身が文字化けしてしまう時の直し方
  4. パート4:Macで削除してしまった修復済みの文字化けメールを復元する方法

パート1:文字化けとは?

文字化けとは、コンピューターで文字を表示する際に、本来とは別の文字で表示されてしまうことです。メールやデータを開いた際に生じることが多く、「よろしくお願いいたします。」が「繧医m縺励¥縺企。倥>縺?◆縺励∪縺吶?」になるなど、まったく違う文字として羅列されます。

パート2:Macでメールの中身が文字化けしてしまう原因

文字化け画面を見て、MacやEmailフォルダーが壊れてしまったのではないかと不安になる方もいるかもしれません。メール文字化け現象は、主に3つの原因によって引き起こされます。

  • ①文字コードの設定が違う

    文字コードにはUTF-8やJISをはじめとする様々な種類があり、表現できる文字の範囲などがそれぞれ異なります。したがって、互換性のない文字コード間で表現の処理が行われると本来の文字を表現できないため、結果として文字化けが起きてしまうのです。

  • ②機種依存文字の使用

    WindowsとMac間でやりとりをする場合、共通で使用可能なShift_JISを用いていたとしても、機種依存文字(環境によって文字化けする文字)による文字化けが生じます。

  • ③MacOSが古い

    MacOSの新旧で、導入されている文字コードの扱いや文字フォントの種類が異なります。この場合は、単純にOSをアップグレード/ダウングレードするだけで問題が解決する場合もあります。

パート3:Macでメールの中身が文字化けしてしまう時の直し方

メールの文字化けを復元するには、「Macの設定を変更する方法」と「修復ツールを使用する方法」の2種類があります。

1.Macでメールの中身の文字化けを直す一般的な方法

Mac側の設定に問題があるために、文字化けが起きている可能性があります。その場合は次の3つを試してみましょう。

  • ①Mail appのバージョンを確認

文字コードを解読することで、文字化けの対処法を見つけられます。メニューバーより、メール>メールについてをクリックします。すると、表示画面でメールのバージョンを確認できるので、それに対応した文字コードを導き出せます。

バージョンを確認
  • ②Macでメールを受信して文字化けした場合

受信したメールに文字化けがある場合は、Gメールなどのwebメールサービスへ転送するのが最も手っ取り早いでしょう。webメールサービスからメールを開くだけで、文字化けが直ることがあります。

  • ③Macからメールを送信して文字化けした場合

MacからWindowsユーザーへ送信した際に文字化けすることが多いようです。Mail appの代わりにwebメールサービスから送信するか、メールの環境設定を変更すると改善します。メール>環境設定>作成を選択し、「メッセージのフォーマット」を「標準テキスト」にして「受信メッセージと同じフォーマットを使用」のチェックを外します。

環境設定を変更

2.メール修復ツールで文字化けしたメールを修復する方法

文字化けの修復にツールを使用するのも有効です。Mac側の設定を変更しても文字化けが直らない場合は、次の3つの方法をお試しください。

  • ①オンラインデコードサービスを利用する

TECH-UNLIMITEDが提供する「URLエンコード・デコード」は、日本語の文字化けをデコードすることで本来の文字に変換できます。「デコード」を選択>文字列を入力>「変換する」ボタンをクリックすると、元の文章が出現します。

URLエンコード・デコード
  • ②テキストエディットを使う

Macのテキストエディットのエンコーディングを手動で選択して、相手の文字コードに合うように設定します。メニューバーより、テキストエディット>環境設定>開く/保存>エンコーディング:よりカスタイマイズが可能です。

テキストエディット
  • ③Safariを使う

裏技的な方法ですが、メールの内容をSafari内で表示させて正しい文字列に変換できます。メニューバーより、表示>テキストエンコーディングを選択すると、さまざまな種類の文字コードがずらっと並びます。受信・送信の両方で文字コードを変えられる有効な手段です。

Safari内で表示

パート4:Macで削除してしまった修復済みの文字化けメールを復元する方法

「わざわざ文字化けメールを修復したのに、誤って削除してしまった」と悩んでいませんか?データ復元ソフト「Tenorshare 4DDiG(Mac)」を使用すれば、たった3ステップで完全削除したメールも簡単に復元できます。データを保護しながら、メールの他に画像・文書・オーディオなど、1000種類以上のファイル形式をサポートしています。

  1. Macで「4DDiG」をホームページからインストールし、起動します。

  2. データの保存場所を選択し、「スキャン」をクリックして下さい。

    「スキャン」をクリック
  3. 復元したいファイルにチェックを入れ、「復元」をクリック。プレビュー、検索機能もあるため、必要に応じて活用して下さい。

    「復元」をクリック
  4. スキャンされたファイルをプレビューして、保存場所を選択し、復元できます。

    復元完了

パート5:最後に

Macの文字化けでメールのやり取りに時間がかかってしまっては、ビジネスや人間関係において致命的といえるでしょう。こちらの記事を参考に、文字コードを変更するなどして手早く文字化けを直しましょう。また、削除したメールの復元には「Tenorshare 4DDiG(Mac)」をぜひご活用ください。

4DDiG Mac Data Recovery

Tenorshare 4DDiG Mac データ復元

ごみ箱、ディスクフォーマットしたディスク、Macのハードドライブなどからデータを回復

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