「MacにWinmail.datというものが送られてきたが開き方が分からない」「Winmail.datはウイルスなのではないか?」など、datファイルの対処法をお探しではありませんか?

今回は、MacでWinmail.datを開く方法と変換ツール、削除したdatファイルを復元する方法をご紹介します。

  1. Part1:Winmail.datとは
  2. Part2:なぜdatファイルになるのか?
  3. Part3:Macでdatファイルの開き方と対策
  4. Part4:【豆知識】Macで消えたdatファイルを復元する方法
  5. Part5:まとめ

Part1:Winmail.datとは

Winmail.dat(ウィンメールドットダット)とは、MacのメールやGmailで受信する添付ファイルデータの一つ。MicrosoftのOutlookで、リッチテキスト形式(RTF)で本文を作成、TNEF形式を使用してメール送信する際にWinmail.datとして名前がつけられます。

Part2:なぜdatファイルになるのか?

Winmail.datはMicrosoft独自のOutlook/Exchangeの形式です。そのため、受信側のメールソフトがTNEFを解読できないと、Winmail.datが開けないことにつながるのです。TNEF形式で送信された本文には、次のようなものが含まれます。

  • フォントスタイルやデザイン、色などの書式がついたテキスト
  • 埋め込み画像や手書き図などのオブジェクト
  • 投票ボタンやハイパーリンクなどの特別な機能

Part3:Macでdatファイルの開き方と対策

datファイルを開くには、受送信方法の変更もしくはサードパーティーツールを介入させる方法があります。ここではWinmail.datファイルを開く方法と対策法を説明します。

1.テキスト形式で再送信してもらう

RTF形式でなくテキスト形式で再送信すると、受信者は本文をそのまま読むことができます。テキスト形式への変更方法は下記の手順で行います。

  1. Outlookを開いて書式設定をクリック

    書式設定
  2. 右上の…をクリックしメッセージ形式の中から「テキスト」を選択する

    「テキスト」を選択
  3. Microsoft Outlook 互換性チェックが表示されるので、「続行」を選択する

    「続行」を選択

2.Outlookで受信する

Outlook

datメールになる原因は、Outlookとメールソフトの互換性がないためです。そのため、Outlookで受信するよう設定すればWinmail.datの問題は解決します。

OutlookはGmailと同様に無料で使用できるメールサービスです。書式設定や機能が充実しているうえ、信頼性のあるセキュリティで多くの企業も採用しています。

3.Gmailで.datファイルを確認する

Gmailサーバーはwinmail.datで受信したメールを、テキストとして読める状態へ変換しています。そのため、Gmailアドレスへ転送して開けば、いとも簡単に内容を見られます。

しかしながら、Gmail内で開いたときに文字化けする可能性もあります。その際には、Macでメールの中身が文字化けしてしまう原因と直し方をご参照ください。

4.TNEF’s Enoughで.datファイルを開く

TNEF’s Enough

TNEF’s Enoughとは、Macでメールの内容を確認できるフリーソフトです。開きたいdatファイルを選択してドラッグ&ドロップすればpdfをはじめとするその他のファイル形式で保存可能。

定期的にバージョンアップされているうえ、古いバージョンにも対応しています。App Storeからでもダウンロードできます。

5.Winmail.dat変換ツールを使う

Winmail.dat変換ツール

システムエクスプレス株式会社が提供するwinmail.dat変換ツールは、インストール不要・オンライン上でメール内のdatファイルを開くことができます。

ファイルを選択し「winmail.datを変換する」ボタンを押すだけで中身を開けるスマートな機能が、とても便利でおすすめです。

Part4:【豆知識】Macで消えたdatファイルを復元する方法

本記事を読んで、「datファイルが何かわからずウイルスだと思って削除してしまった」「datファイルの開き方が分からずMacから消してしまった」と困惑している方もいることでしょう。datをMacから消してしまっても、Tenorshare 4DDiG(Mac)を使用すれば、datファイルを簡単に復元することができます。

Tenorshare 4DDiG(Mac)とは、datファイルを含むさまざまなファイル/データを復元できるソフトです。Appleのデバイスや多くの対応OSで使用可能で、既にゴミ箱から完全に削除していても基本的に復元が可能。また、ファイルフィルタやデータ保護、ユーザーサポートなどの充実した機能で、多くの方にご満足いただいています。

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  1. スキャン対象の選択:

    Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。プログラムが起動後の画面で、復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択します。

    「スキャン」をクリック
  2. ファイルのプレビュー:

    削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。

    ファイルのプレビュー
  3. 復元場所の選択:

    復元したファイルの保存場所を選択します。なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。

    保存場所を選択
    注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part5:まとめ

Macでdatファイルを受信したときの開き方5つを解説しました。MacとMicrosoft製品はまだまだ互換性が低いのが現状で、見たことのないファイル形式を誤って削除してしまうのも、よくあるケースの一つです。その際には、データ復元のスペシャリストであるTenorshare 4DDiG (Mac)をうまく活用して、大事なデータを今すぐ取り戻しましょう!

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