- 1 InDesignは、チラシ・雑誌・冊子などの印刷物レイアウトに特化したAdobeのDTPソフト
- 2 Illustratorとは用途が異なり、複数ページを扱う制作にはInDesignが適している
- 3 ファイルの拡張子は「.indd」
- 4 基本の使い方は「ドキュメント新規作成」「テキストフレームへの文字入力」「ページ追加」
- 5 誤操作などでinddファイルを消してしまった場合は、データ復元ソフトで取り戻せる可能性がある
InDesign(インデザイン)の使い方を調べ始めると、「Illustratorと何が違うの?」「ページはどうやって増やすの?」と疑問が次々と出てきます。
この記事では、インデザインとは何かという基本から、ドキュメント新規作成・テキスト入力・ページ追加・制作の流れまでを順に解説します。つまずきやすいポイントを中心に整理しているので、初めてInDesignを触る方はぜひ一通り読んでみてください。
InDesignってどんなソフト?
InDesignはAdobeが提供するDTPソフトウェアです。雑誌・カタログ・パンフレット・書籍といった複数ページの印刷物を作るために設計されており、テキストと画像を自在に配置できる点が最大の特徴です。
InDesignが得意なシーン
InDesignが力を発揮するのは、複数ページを一括管理しながらレイアウトを整える場面です。
- 雑誌・社内報・カタログなど複数ページの冊子制作
- パンフレットや会社案内など印刷データの本格制作
- 長文テキストを複数ページにわたって流し込む組版作業
といった場面で適しています。
Illustratorが得意なシーン
Illustratorはベクターグラフィックに特化したソフトで、InDesignとは役割が異なります。以下のようなものが得意です。
- ロゴ・アイコン・イラストなどのグラフィック制作
- 名刺・ポスターなど単ページかつデザイン要素が複雑なもの
Illustratorとの違い
判断基準はシンプルです。「ページ数が複数あるか、テキストが多いか」であればInDesign、「グラフィックや図形がメインか」であればIllustratorを選ぶのが基本です。実務では、Illustratorで作ったロゴをInDesignに配置して使う組み合わせが一般的です。
InDesign のフレーム
InDesignの操作で最初に戸惑うのが「フレーム」の概念です。InDesignでは、テキストも画像もすべて「フレーム(枠)」の中に配置します。フレームには2種類あります。
- テキストフレーム:文字を入力・流し込むための枠
- グラフィックフレーム:画像を配置するための枠
使い方として、「枠を作ってから中身を入れる」という手順を最初に覚えておくとスムーズです。
InDesignの基本操作
ドキュメントの新規作成と文字入力の2つの使い方を押さえれば、実際の制作でも基本的な流れがつかめるようになります。
ファイル(ドキュメント)の新規作成
新規ドキュメントの作成は、InDesignを起動してからすぐに行う最初の操作です。用紙サイズや余白をここで設定するため、印刷物の仕様を事前に確認しておくと迷いません。
InDesignを起動し、「新規ファイル」をクリック
用途(印刷・Web・モバイル)を選択
用紙サイズ・方向・ページ数・余白を設定
-
「作成」ボタンをクリックするとドキュメントが開く
文字を入力する(テキストフレームまたはテキストボックス)
InDesignで文字を入力するには、まずテキストフレームを作成する必要があります。
ツールパネルから「文字ツール(T)」を選択
ドキュメント上でドラッグしてテキストフレームを描く
フレーム内にカーソルが表示されたら文字を入力
-
「選択ツール(V)」に切り替えてフレームの位置・サイズを調整
InDesignのページを作成する手順
ドキュメント作成後もページを自由に追加・削除できます。用途に合わせて設定を選びましょう。
ページ作成する
ページの追加はパネルメニューから簡単に行えます。
「ウィンドウ」→「ページ」からページパネルを表示
パネル右上のメニューから「ページを挿入」を選択
-
追加するページ数・挿入位置を指定して「OK」をクリック
チラシなどの単ページもの(ペラもの)
A4チラシや告知ビラのような「1枚もの」を作る場合、新規ドキュメント作成時のページ数を「1」に設定します。見開きは不要なので「見開きページ」のチェックは外しておくのが基本です。
新規ドキュメントでページ数を「1」に設定する
「見開きページ」のチェックを外す
-
用紙サイズと余白を入力して作成
冊子などのページもの
会社案内・カタログ・パンフレットなど複数ページで構成される冊子制作では、見開きページ設定とマスターページの活用が重要です。
新規ドキュメントでページ数を必要枚数に設定
「見開きページ」にチェックを入れる
マスターページにノンブルやヘッダーなど共通要素を配置
-
各ページにコンテンツを流し込む
マスターページに設定した要素は全ページに自動反映されます。ページ数が多い冊子でも修正が一箇所で済むため、積極的に活用してください。
InDesignを使用した制作の流れ
表紙→見出しデザイン→テキスト流し込みの順で進めると、レイアウトが崩れにくくなります。
表紙を作る
表紙は冊子の「顔」になるため、他のページとは異なるデザインを適用することが多いです。
1ページ目のマスターページ適用を「なし」に変更
背景用の長方形フレームを作成してカラーを設定
-
タイトル用テキストフレームを配置し、フォント・サイズ・カラーを設定
-
「ファイルを配置(Ctrl/Cmd+D)」で表紙画像を読み込む
見出しのデザインを作る
本文ページで使う見出しは、「段落スタイル」を作成して管理すると、後からの一括変更が楽になります。
-
見出しテキストフレームを作成し、フォント・サイズ・カラーを設定
段落スタイルパネル(ウィンドウ→スタイル→段落スタイル)を開く
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「新規スタイルを作成」アイコンをクリックし、名前をつける(例:「見出し1」)
-
以降は見出しテキストを選択してスタイルを適用するだけで統一デザインが反映される
テキストの流し込み、画像の回り込み
本文テキストが長すぎて1つのテキストフレームに収まりきらなかった場合は、複数フレームにまたがって流し込む「フレームのリンク」を使います。画像の周囲にテキストを回り込ませることも可能です。
テキストの流し込み:
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テキストフレームを選択し、右下に表示される「赤い+マーク」をクリック
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カーソルが「テキスト流し込みアイコン」に変わったら、次のテキストフレームをクリック
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テキストが自動的に次のフレームに続く
画像の回り込み:
画像フレームを選択し、テキストフレーム内にドラッグ
「ウィンドウ」→「テキストの回り込み」パネルを開く
-
回り込みオプションを選択し、オフセット値で間隔を調整
INDDファイルを復元する方法
InDesignのネイティブファイル形式である「.indd(インデザイン拡張子)」は、誤操作・誤削除・ストレージ障害などによって開けなくなったり、消えてしまったりするケースがあります。こうした場面で役立つのが、Tenorshare 4DDiGのようなデータ復元ソフトです。
Tenorshare 4DDiGを使うと、ごみ箱を空にした後のファイルやフォーマットされたドライブからの復元もできる可能性があります。
また、復元前にファイルの一覧が確認できる機能があり、目的のinddファイルが復元可能かどうかを事前に判断しやすい点が特徴です。
操作はGUIベースで進むためコマンドラインの知識は不要です。具体的な操作手順は次のとおりです。
Tenorshare 4DDiG を起動し、削除したINDDファイルが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。
しばらく待つと、消してしまったINDDファイルが表示されます。復元前に、写真、ビデオ、ドキュメントなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいINDDファイルを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
※データの上書きを防ぐため、元の保存場所とは異なるドライブや、OneDrive・Googleドライブなどのクラウドストレージを保存先に選ぶことを推奨します。
まとめ
InDesign(インデザイン)の使い方は、本記事を参考にしてください。ドキュメント作成・テキストフレームへの入力・ページ追加の3操作が基本です。
制作中に誤ってinddファイルを削除してしまった場合は、Tenorshare 4DDiGを活用することで、ファイルを取り戻せる可能性があります。こまめなバックアップを基本としつつ、万一の備えとして頭に入れておくと安心です。
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