DBANの使い方を解説|ダウンロードからHDDのデータ完全消去までの手順

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2026-08-19 21:22:56

DBANはHDDを上書きし復元をほぼ不可能にする無料のデータ消去ソフトです。パソコンを手放す際に使われることが多く、ISOをダウンロードしUSBから起動すれば作業を始められます。

本記事では、ダウンロード方法から消去機能の使い方、DBANで「disk not found」というエラーが出た場合や起動しない場合の対処法まで見ていきます。

DBANとは?HDDのデータを完全消去できる無料ツール

DBAN(Darik's Boot and Nuke)は、ハードディスク内のデータを複数回にわたって上書きし、一般的な手段での復元をほぼ不可能にするオープンソースのPCデータ消去ソフトです。ハードディスクの完全消去ツールとして長く使われてきた実績があります。

最大の特徴は、WindowsなどのOSを起動する前にCDやUSBメモリから直接立ち上がる点です。これにより、通常なら消去しにくいCドライブを含めて、ディスク全体を上書きできます。

消去方式はDoD 5220.22-Mなど複数の規格に対応しており、公式のヘルプセンターでも動作の仕組みが説明されています。

実行が正常に終わると画面が緑色の表示になり、これが消去完了の目印になるとされています。

DBANのダウンロード方法と起動用USBの作成手順

利用には公式サイトからISOファイルを入手し、USBメモリに書き込む必要があります。

ステップ1. DBANのISOファイルをダウンロードする

公式サイトやSourceForgeから最新の安定版ISOファイルを入手します。DBANをダウンロードする際は、古いバージョンを避けるのが基本です。

  • 公式サイトでダウンロードページを開きます。

  • 最新の安定版ISOファイルをダウンロード。

  • わかりやすい場所に保存。

    DBAN公式サイトのダウンロードページ

ステップ2. USB起動メディアを作成してDBANを起動する

ISOはそのままでは起動できないため、Rufusなどでブータブル化します。

  • 1GB以上のUSBメモリを接続。

  • Rufusでデバイスを選択。

  • 「選択」でISOファイルを指定。

  • 「スタート」で書き込みを実行。

    RufusでDBANのISOファイルを選択

DBANの使い方:HDDを完全消去する手順

USBを用意したら、パソコンへ挿してDBANを起動し、消去対象のディスクを選んで実行します。誤ったドライブ選択はデータ復元不能につながるため慎重に確認します。

  • USBを挿し、BIOSからブート順位をUSBメモリが最優先になるように設定。

  • 再起動し、EnterキーでDBANの設定を開始。

  • 矢印キーでディスクを選び、スペースキーで選択。

  • 消去方式を確認し、Enterキーで実行。

  • 完了すると画面が緑色になります。表示が出ない場合は再実行します。

    USBメモリからブートして表示されたDBANのメイン画面

DBANが使えない・起動しない場合の原因と対処法

DBANが起動しないという相談は珍しくなく、原因はUSB作成のミスや起動設定によるものがほとんどです。

1. USBから起動できない場合

多くの場合、起動順序の設定やセキュアブートの有無が影響しています。DBANは開発が長らく更新されておらず、UEFI環境のセキュアブートと相性が悪いことが知られています。

  • パソコンの起動時にブートメニューを呼び出すキーを確認し、USBメモリを起動デバイスとして選択。

  • BIOSまたはUEFIの設定画面に入り、セキュアブートを無効にします。

  • 可能であればCSM(互換性サポートモード)を有効にし、再度起動を試みます。

それでも起動しない場合は、USBの作成手順を見直し、別の書き込みツールでやり直します。

2. HDDが認識されない場合

DBANで「disk not found」というエラーが出るのは、コントローラーの相性やドライブの接続不良によることが多いとされています。

  • HDDの電源ケーブルとデータケーブルがしっかり接続されているか確認。

  • 別のSATAポートやUSB変換アダプタに接続し直し、再起動。

  • 使用しているDBANが最新版か確認し、古いバージョンであれば入れ替えます。

それでも認識されない場合は、ドライブ自体の故障やRAID構成が影響している可能性があります。

DBANの代替ソフト:4DDiG Partition Manager

DBANはHDD向けに設計されたツールで、UEFI環境やSSDへの対応には限界があります。そのため、Windows上で動かせるデータ消去ツールを併用する動きも見られます。

4DDiG Partition Managerは、パーティションのサイズ変更やクローンといった機能に加えて、ディスクやパーティション単位でのデータ消去機能を備えています。

Windowsを起動した状態のまま操作画面から消去対象を選べるため、USBメディアの作成や起動順序の設定に不安があっても操作できます。

また、DBANのように起動環境を切り替える手間がない分、パソコンの操作に慣れていない方でも扱いやすい設計です。

具体的な使い方は次のとおりです。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 4DDiG Partition Managerをインストールして起動します。外付けハードドライブのパーティションを消去する必要がある場合は、コンピュータに接続してください。左のナビゲーションバーから「ツールボックス」を選択し、「データ消去」をクリックして進めてください。

    「データ消去」をクリック
  • 削除するディスクまたはパーティションを選択し、「次に」ボタンをクリックしてください。

    削除するディスクまたはパーティションを選択
  • 削除するディスクまたはパーティションを正しく選択したことを確認したら、「はい」ボタンをクリックして続行してください。

    削除するディスクまたはパーティションをを確認
  • ディスクデータの消去には時間がかかりますので、しばらくお待ちください。ディスクの損傷を防ぐため、ディスクの抜き取りやプログラムの終了は避けてください。ディスクデータの消去が成功したら、「完了」ボタンをクリックしてください。

    ディスクの削除が成功

まとめ

DBANは、ISOファイルをダウンロードしてブータブルUSBを作成し、そこから起動してHDDを上書き消去する無料ツールです。

UEFI環境やSSDでは制約があるため、環境によっては4DDiG Partition Managerのようなツールの方が使い方も簡単で、おすすめです。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

よくある質問

DBANの利用を検討する際によくある質問をまとめました。

1. DBANはWindows 11でも使えますか?

DBAN自体はWindowsで動くソフトではなく、独立して立ち上がるツールです。セキュアブートが有効な場合は無効化が必要です。

2. DBANでSSDを完全消去できますか?

DBANはHDD向けに設計されており、SSDはウェアレベリングの仕組みで上書きデータが残る可能性があります。

3. DBANの代わりになる無料ソフトはありますか?

nwipeやEraserなど、DBANと同様にディスクを上書き消去できる無料ソフトが存在します。用途や起動環境に応じて選ぶとよいでしょう。

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原田 凪沙 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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