古いPCでWindows 11にアップグレードする方法

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-03-06 14:27:44

Windows 11は最新のOSとして、多くの新機能と改善が加えられています。しかし、古いPCではシステム要件を満たさず、通常の方法ではアップグレードが難しい場合があります。本記事では、古いpcでもwindows 11にアップグレードする方法を解説し、専用ツールを活用した簡単なアップグレード方法を併せてご紹介します。

Part1:古いPCでWindows 11をインストールできない理由とは?

1.Windows 11のシステム要件

Windows 11には以下のような最小システム要件があります:

  • 64ビット対応の1GHz以上のCPU(2コア以上)
  • 4GB以上のRAM
  • 64GB以上のストレージ
  • TPM 2.0
  • セキュアブート対応

特にTPM 2.0とセキュアブートの要件は、多くの古いPCで満たせない場合があります。

2.TPM 2.0・セキュアブート・対応CPUの制限

  • TPM 2.0(Trusted Platform Module) ハードウェアセキュリティの一環として必須とされていますが、古いPCでは搭載されていないことが多い。
  • セキュアブート OSの安全性を向上させる機能ですが、古いPCでは対応していない場合があります。
  • 対応CPUの制限 Intel第8世代以降、AMD Ryzen 2000シリーズ以降のCPUが推奨されており、それ以前のCPUではサポート外となる可能性があります。

Part2:古いPCでWindows 11にアップグレードする方法

古いpcでwindows 11をインストールするには、いくつかの方法があります。

方法1:4DDiG Partition Managerで要件を回避し、一括でWindows 11へアップグレード

4DDiG Partition Managerは、Windowsのアップグレードを簡単に行うためのツールで、Windows11 24h2の要件を満たしていない古いPCでもアップグレードを可能にします。

アップグレードの手順は以下の通りです。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 4DDiG Partition Manager をインストールして起動します。 「Windowsのダウンロードとアップグレード」セクションに移動し、「Windows 11へのアップグレード」を選択します。

    「Windowsのダウンロード」を選択
  • こちらで、お使いのコンピューターが最小システム要件を満たしているか確認できます。 「アップグレード診断と実行」をクリックしてください。

    「アップグレード診断と実行」をクリック
  • 後で、お使いのPCがWindows 11にアップグレード可能かどうかのリストが表示されます。 もしPCがシステム要件を満たしていない場合は、「次へ」をクリックして回避します。

    Windows 11にアップグレード可能か
  • システムの言語と地域を選択し、「アップグレード開始」をクリックしてください。続行するには、「はい」をクリックしてください。

    「アップグレード開始」をクリック
  • Windows 11の要件を回避するには少し時間がかかりますので、しばらくお待ちください。完了したら、Windows 11 にアップグレードできます。

    Windows 11の要件を回避

方法2:クリーンインストールでWindows 11をインストールする

多少手間がかかりますが、クリーンインストールを行うことで、古いpcを初期化しながらwindows 11を導入できます。

クリーンインストールの手順は以下の通りです。

  • まず、マイクロソフトの公式サイトからWindows 11のISOファイルをダウンロードします。

    clean-install-step1
  • ダウンロードしたISOファイルを使い、Rufusなどのツールを使用してブート可能なUSBメディアを作成します。その際、USBメモリをPCに接続し、Rufusを起動してISOファイルを選択、適切なパーティション構成(GPTまたはMBR)やファイルシステム(NTFS)を設定した上で、ブートUSBを作成します。

  • 次に、PCのBIOS設定を変更し、USBメモリから起動できるようにします。PCを再起動してBIOS/UEFI設定画面に入り、セキュアブートを無効化し、必要に応じてTPMもオフにします。

    その後、ブート順序を変更してUSBメモリを最優先に設定し、変更を保存してBIOSを終了します。

    clean-install-step3
  • 設定が完了したら、USBメモリを挿したままPCを再起動し、Windows 11のインストーラーを起動します。画面の指示に従い、言語やキーボードの設定を選択し、インストールを開始します。

    clean-install-step4

まとめ

古いpcでwindows 11へアップグレードが難しい場合でもアップグレードさせる方法はいくつかあり、その方法について解説しました。手動でのクリーンインストールも選択肢の一つですが、初心者には4DDiG Partition Managerを活用するのが最も簡単で確実な方法です。ぜひ試してみてください。

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古いPCでWindows 11にアップグレードに関するよくある質問

1.古いパソコンにWindows 11を入れたいのですが、可能でしょうか?

はい、可能です。TPM 2.0やセキュアブートの制限があっても、4DDiG Partition Managerを使えば回避できます。

2.要件を満たしていないパソコンにWindows 11をインストールできますか?

はい、可能です。手動でレジストリを編集する方法もありますが、4DDiG Partition Managerなら簡単にインストールできます。

3.Windows 11で対応していないCPUは?

Intel第7世代以前、AMD Ryzen 1000シリーズ以前のCPUは公式にはサポートされていません。ただし、非対応のCPUでもインストールは可能です。

加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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