質問「M.2 SSDって今までのSSDと何が違うの? M.2 SSDのクローン作成はどうすればいいの?」
最近のPCには、従来のHDDや2.5インチSATA SSDではなく、新しい規格のM.2 SSDを使っているものが出てきています。HDDや2.5インチSATA SSDをクローンするソフトは多々ありますが、このM.2 SSDも同様にクローンできるのでしょうか?
そこでここでは「M.2 SSDとは何か?」から始め、M.2 SSD同士のクローンの必要性とその作成方法等についてご紹介します。
パート1:M.2 SSD同士のクローンを作成する前の注意事項
M.2 SSDとは?
M.2 SSDは、パソコンなどのデバイスに使用される小型で高性能なストレージデバイスの一種で、パソコンのマザーボード上のスロットに直接差し込める形になっています。従来の2.5インチSATA SSDよりもコンパクトで、より高速なデータ転送を実現できるので、それに代わる主流のストレージデバイスとなってきています。
なぜM.2 SSD同士でクローンを作成するのですか?
M.2 SSD同士でクローンを作成する理由はいくつかあります:
- ①データ移行とアップグレード:新しいM.2 SSDに既存のデータを複製することで、データを移行させることができます。
- ②OSやアプリケーションの移行:新しいパソコンに、既存のM.2 SSDからOSやアプリケーションを移行する場合もあります。
- ③バックアップ:M.2 SSDのデータを定期的にバックアップするために、別のM.2 SSDにクローンを作成することもあります。データを二重に保持することで、データ損失のリスクを低減します。
パート2:M.2 SSD同士のクローンを作成するフリーソフトとやり方
4DDiG Partition ManagerでM.2 SSD のクローン作成が簡単に(フリー)
M.2 SSD同士でクローンを作成するソフトはいくつかありますが、4DDiG Partition Managerはオールインワンのディスクパーティション管理ツールで、M2.SSDクローン作製に関しては以下の特徴があります。
- ①システムを再インストールせずに、ワンクリックでWindows OSをM2.SSDに移行します。
- ②データを失うことなく、M2.SSDにクローンします。
- ③M2.SSD全体のクローンを効果的に作成して、M2.SSDをアップグレードし、データをバックアップします。
- ④インストールされたアプリケーション、システムアップデート、ドライバ、カスタム設定を、別のPCに安全に移動できます。
4DDiG Partition ManagerでM.2 SSD同士にクローン作成するやり方
Windows向け
安全的なダウンロード
- ターゲットディスクの容量がソースディスクと同じかそれより大きいことを確認してください。ターゲットディスクの余分な領域はシステムが認識できない未割り当て領域となるため、パーティション管理機能を使用して新しいパーティションを作成できます。
- 対象ディスク上のデータは消去されますので、重要なデータがある場合は必ずバックアップを作成してください。
- ソース ディスク上のデータはそのままターゲットディスクにクローン作成され、クローン作成プロセス中にソースディスク上のデータが変更されたり失われたりすることはありません。
4DDiG Partition Managerを起動します。「ディスクのクローン」を選択します。
-
ソースディスクからデータをクローンするターゲットディスク(デフォルトはコンピュータに接続するディスク)を選択し、「次に」ボタンをクリックします。
注意:クローン作成ではターゲットディスク上のすべてのデータが上書きされるため、すべてが正しいことを確認した後、「はい」ボタンをクリックしてください。 -
次に、複製されたディスクの効果を示すプレビューインターフェイスが表示されます。 プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン作成操作を開始します。
-
ディスクのクローン作成が完了するまでしばらく待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。
注意:ディスクのクローン作成プロセス中は、他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりしないでください。
クローン作成したM2.SSDからPCを立ち上げるには、「ターゲットディスクを起動ディスクとして設定する」操作を実行する必要があります。
パート3:M.2 SSDのクローン作成についてよくある質問
質問1:M.2 SSDの2つの種類(NVMeとSATA)の違いは何ですか?
NVMeとSATAは端子部の切り欠き形状が異なり、下記の違いがあります:
①データ転送速度
- NVMe:PCI Expressベースのインターフェースで、高速なデータ転送を可能にします。特に大容量のファイルを処理する場合や、大規模なデータベースやビデオ編集などのタスクで有利です。
- SATA:従来の2.5インチSATA SSDと同じインターフェースを使用します。SATA M.2 SSDも高速で、一般的なタスクには十分な性能を提供しますが、NVMeと比較すると若干遅いことがあります。
②互換性と価格
- NVMe:発売当初は高価でしたが、最近価格差は殆どなくなってきています。また、一部の古いマザーボードやシステムではNVMeに対応していない場合があります。
- SATA:比較的低価格で提供され、多くのパソコンやマザーボードで互換性があります。古いシステムでもSATA M.2 SSDを利用できる場合が多いです。
質問2:M.2 SSDのクローン作成方法に使用するクローンソフトのおすすめはあるか?
M.2 SSDのクローンを作成できるソフには、以下のようなものがあります。
- 4DDiG Partition Manager
- EaseUS Partition MasterとEaseUS Todo Backup
- MiniTool ShadowMaker Free
- AOMEI Backupper Standard
4DDiG Partition Managerが使い易くてお勧めですが、いずれも無料体験版が用意されているので、ご自身で使い勝手を確かめてください。
質問3:M.2 SSDがBIOSに表示されないのはなぜですか?
パソコンがM2.SSDを認識しない原因としては、以下が考えられます。
- ①ハードウェアの接続不良
- ②BIOSでM.2スロットを有効にしていない
- ③ドライバが古い、あるいは不具合がある
- ④M2.SSD自体に障害がある
- ⑤ドライブレター の設定がされていない
- ⑥マザーボードの互換性の問題
さいごに
ここでは「M.2 SSDとは何か?」、M.2 SSD同士のクローンの必要性とその作成方法等などについてご紹介しました。 4DDiG Partition Managerは無料体験版でその操作性を確認することができますので、是非その使い易さを体感してください。
Windows向け
安全的なダウンロード