MacのTime Machineでバックアップを作成できない理由と対処法

MacのTime Machineでバックアップを作成できない原因

まずはTime Machineが失敗する理由について。

• バックアップ先のディスク容量が不足している
  Time Machineは自動的に古いものを削除しながら新しいデータを保存しますが、それでも空き容量が足りずエラーが出ることがあります。
• ネットの接続が不安定
  NASなどを使用している場合に起こります。とくにWi-Fi接続で電波が不安定なときに失敗しやすいです。
• フォーマット形式が適切でない NTFSやFAT32などでフォーマットされていると正常に動作しません。APFSやHFS+でフォーマットされたディスクが必要です。
  これらは複数が、同時に重なることもあります。そうなれば準備段階で止まったり、突然エラーが発生したりします。

MacのTime Machineでバックアップを作成できないときの対処法

ここからはTime Machineでバックアップができないときの具体的な解決法を見ていきましょう。

方法1: ディスク接続の確認

バックアップ先として外付けドライブを使用している場合、まずは物理的な接続状態の確認から始めます。USBケーブルがゆるんでいたり接触不良を起こしていたりしている場合があるからです。

手順： 手順：

• 外付けドライブのUSBケーブルを一度抜いて、再度しっかりと差し込みます

• デスクトップ上でドライブアイコンが正しく表示されているか確認

• Finderのサイドバーで外付けドライブが認識されているかチェック

• 「システム設定」>「一般」>「Time Machine」を開き、ディスクが正常に表示されているか確認

  

異なるUSBポートに差し替えたり、USBハブを経由している場合は直接Macに差したりすると、ポート自体の不具合を回避できることもあります。

方法2: ネットワーク設定の確認

ネットワーク経由で実行している場合、Wi-Fiやイーサネット接続の安定性が重要になります。

• 画面上部のメニューバーからWi-Fiアイコンをクリックし、接続状態を確認

• 可能であれば、Wi-FiからイーサネットケーブルでのLAN接続に切り替えます

• ルーターを再起動

• 「システム設定」>「ネットワーク」で接続先ネットワークを確認し、IPアドレスが正しく割り当てられているかチェック

• NASやネットワークドライブへのバックアップの場合、Finderで該当ドライブにアクセスできるか試してみます

  

方法3: TimeMachine バックアップディスクのフォーマット確認

以下の手順でフォーマットを確認しましょう。

手順：

• Launchpadから「その他」>「ディスクユーティリティ」を開きます

• 左側のサイドバーから、Time Machine用の外付けドライブを選択

• 画面中央の「消去」タブをクリック

• フォーマット形式を確認し、「APFS」または「Mac OS拡張（ジャーナリング）」になっているかチェック

• もし異なるフォーマットになっている場合は、重要なデータがないことを確認してから「消去」をクリックし、APFSでフォーマット

  

方法4: バックアップディスクの容量確認

もっとも一般的な原因は、ディスクの空き容量不足です。次の方法でディスク容量をご確認ください。

手順：

• Finderでバックアップディスクをクリックし、画面下部に表示される空き容量を確認

• 「システム設定」>「一般」>「Time Machine」を開き、「オプション」をクリック

• バックアップから除外するフォルダを追加して、サイズを削減

• Time Machineが自動的に古いバックアップを削除するのを待ちます

  

方法5: Tenorshare 4DDiGでMacをバックアップ

Time Machineがどうしても実行できない場合、バックアップ・復元ツールの活用が効果的です。

Time Machine以外のMacバックアップ方法として、Tenorshare 4DDiG Macは、Time Machineとは異なるアプローチでデータを保護できます。またバックアップがなくても削除されたデータを復元可能です。

さらにMac版には無料バックアップ機能が新たに追加されました。重要なフォルダを定期的にバックアップできるため、万が一の際にも安心です。

• Tenorshare 4DDiG Macを起動し、左サイドバーの「データバックアップ」をクリックします。バックアップの重要性について確認した後、「開始」をクリックして進行します。

  

• 外付けドライブを接続するか、ローカルストレージに十分な空き容量があることを確認してください。ストレージ容量は、バックアップするディスクの使用済み容量以上である必要があります。

  Mac上の利用可能なすべてのディスクとパーティションが表示されます。バックアップしたいソースディスク（例：Macintosh HD）を選択してください。右側の「フル・バックアップ」をクリックして外付けディスクをバックアップすることも可能です。選択後、「バックアップ開始」ボタンをクリックします。

  

• 次に、ポップアップウィンドウが表示されます。バックアップの名前を変更し、バックアップタイプを選択できます（デフォルト設定の使用を推奨）。「保存」をクリックすると4DDiGがバックアップを開始します。

  

• バックアップ中は、画面下部に進行状況、速度、推定残り時間を表示するプログレスバーが表示されます。いつでもバックアップを一時停止またはキャンセルできます。プロセスが完了すると、ドライブの完全なコピーを含むDMGファイルが作成されます。右上の「Finderで表示」をクリックして確認するか、ホームに戻ってください。

  

よくある質問

Time Machineのバックアップに関して、よくある疑問と回答を解説していきます。

もっとも多いのは、作業用一時ファイルが破損しているケースです。またmacOS自体のバグやファイルシステムのエラーも原因となります。Macの再起動やバックアップディスクの再設定を試してみてください。

最も簡単な方法は、バックアップから除外するフォルダを増やすことです。また古いバックアップを手動で削除する方法もあります。

根本的な解決策としては、より大容量の外付けドライブに買い替えることが最も効果的です。

まとめ

MacのTime Machineでバックアップができない問題はさまざまな原因で発生します。Time Machineだけに頼るのではなく、複数の手段を持つことが理想的です。

Tenorshare 4DDiG Macは、バックアップなしでも削除されたデータを復元できます。また新たに追加された無料バックアップ機能により、Time Machineの代替手段としても活用できます。

今日からしっかり備えて、安心してMacを使い続けていきましょう。