Macで作業中に、大切なワード(Word)ファイルを保存し忘れたり、誤って削除したり、ファイルが破損してしまったりすることはよくあります。しかし、Mac上でのワードファイルの復元は可能です。
この記事では、Macで保存し忘れたり削除したり破損したワードファイルを復元するための手順を紹介します。
Part1: Word文書を復元するデータ復元ソフトで復元する
ここでは、最も簡単にMacでWordファイルを復元できるソフト「Tenorshare 4DDiG(Mac)」をご紹介します。データ復元ソフト4DDiG-Macは、ハードドライブや外付けのハードディスク上のさまざまなファイルを簡単な操作で復元できるフリーソフトです。
これまで紹介してきた、あらゆる原因で消えてしまったWordファイルも簡単に復元することが可能です。
- スキャン対象の選択:
Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。
プログラムが起動後の画面で、復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択します。
- ファイルのプレビュー:
削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- 復元場所の選択:
復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part 2: Macで破損した/壊れたWordファイルを復元する
一生懸命作成し、保存しておいたWordファイル。ある日、そのWordファイルを開こうとしたら、「ファイルが破損しているため開けません」と表示され、非常に困ってしまったことはありませんか?ここでは、Macで破損した/壊れたWordファイルを復元する方法をご紹介します。
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「ファイル」タブをクリックし、「開く」をクリックします。
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「ファイル修復コンバーター」を選択します。
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破損したWordファイルを選択し、「開く」をクリックします。復元したいWordファイルのサイズが大きいと、修復完了まで時間がかかる場合があります。復元が完了するまで、しばらく待ちましょう。
Part 3: Macで削除したWordファイルを復元する
誤ってWordファイルを削除してしまった経験はありますか?削除してしまったWordファイルは、まだ「ゴミ箱」に残っているため、この場合は簡単に復元することができます。
ゴミ箱に移動した後、該当するWordファイルを右クリックし、ドロップダウンメニューから「戻す」を選択することで、Wordファイルを復元することができます。

一方、ゴミ箱を空にしてしまった場合、Macでは復元することができません。復元するには、データ復元ソフトなどを使用する必要があります。
Part 4: Macで保存されていないWordファイルを復元する
Wordで文書を作成している際に、Macの突然の強制終了や、間違えて操作してしてしまったことで、Wordファイルを保存せずに終了してしまった、または上書き保存ができなかったことはありませんか?ここでは、Macにおいて未保存のWordファイルを復元する方法をご紹介します。具体的には、一時フォルダからWordファイルを回復する方法をご紹介します。
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「Finder」を開き、「terminal」を検索します。
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「open $TMPDIR」と入力します。
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「TemporaryItems」フォルダ内、または「com.microsoft.Word」内の「Word Work File」に、未保存のWord文書が一時保存されている可能性があります。
最後に
Macで保存し忘れ、削除、破損したワードファイルを復元する方法はいくつかあります。まずはゴミ箱をチェックし、復元できるファイルがないか確認しましょう。
また、「Tenorshare 4DDiG(Mac)」などのファイル復元ソフトを使用することで、削除されたワードファイルを回復することができます。失われたファイルを復元するためには、素早く行動することが重要です。