皆さんは、Macのバックアップを取っていますか?データの紛失は 意図せず突然起こるため、日頃からMacのバックアップを取っておくことは、大切なデータを守るために、とても重要なことです。
本記事では、Mac のバックアップを取りたい方に向けて、Mac のバックアップ方法とそれぞれのツールの特徴について、解説しています。
また、バックアップを取っていないデータの復元方法についても解説しているので、万が一に備えて、参考にして頂けると幸いです。
Part1: Mac のバックアップ方法
方法1. Time Machine でバックアップする
Time Machine は、Mac に内蔵されているバックアップ機能です。Mac に外付けストレージディスクを接続し、外付けディスクにバックアップを保存します。
バックアップ対象のデータ
Mac で保存されているデータ、全てが対象です。
Mac のバックアップを Time Machine で取ることで、
ファイルはもちろん、 OS、Touch ID を含めた設定 などを含み、丸ごと復元が可能です。
バックアップの特徴
Time Machine は、Mac に内蔵されているバックアップ機能です。Mac に外付けストレージディスクを接続し、外付けディスクにバックアップを保存します。
- 書類・連絡先・メモなど以外にも、MacのOS, 設定なども含み、Macを丸ごとバックアップできること。
- 外付けデバイスが必要となること。
- ストレージデバイスの初期投資のみで、毎月の利用料が不要となること。
価格
Time Machine の利用は無料です。
なお、外付けデバイスについては、別途用意が必要です。
外付けデバイスは、据え置き/ 持ち運び型、容量の大きさなどがデバイスごとに異なるため、
ご自身の用途に沿ったデバ イスを選択しましょう。
バックアップ方法
Time Machine による Mac のバックアップ方法は、以下の通りです。
- Mac に外付けデバイスを接続する。 りんごマーク >【システム設定】> 一般 > Time Machine をクリックする。
-
【バックアップディスクを追加】ボタンをクリックする。
-
外付けデバイスを選択し、【ディスクを設定】をクリックする。
-
パスワードなどの必要な項目を入力し、【完了】をクリックする。
Mac のタイムマシンは、使い方がとてもシンプルで分かりやすい点が特徴です。
初期設定が完了した後は、Mac に外付けデバイスを繋いでおくと、Time Machine が自動でバックアップを行ってくれます。
方法2. iCloud にファイルを保存する
iCloud は、 Apple が提供している、インターネット上のデータストレージです。
Mac のバックアップを iCloud に保管することで、iPhone, Macbook, iPad など、複数の端末から共通のデータにアクセスできます。
バックアップ対象のデータ
「システム環境設定」 > AppleID > 「iCloud」のメニューでチェックできる項目が対象です。
バックアップの特徴
- 外付けデバイス不要で、バックアップが取れること。
- ネットに繋げる環境が必要なこと。
- バックアップ以外の機能として、アップロードしたファイルを、複数の端末で共有できること。
価格
iCloud は、5GB まで無料で利用できます。
5GB 以上のデータを iCloud に保存する場合は、ストレージの追加購入が必要です。
ストレージの料金プランは、以下の通りです。
ストレージ容量 | 料金 / 月 |
---|---|
50GB | ¥130 |
100GB | ¥400 |
2TB | ¥1,300 |
バックアップ方法
iCloud にMac のバックアップを取る方法は、以下の通りです。
- りんごマーク>【システム設定】をクリックする。
- Apple ID > iCloud をクリックする。
- iCloud Drive をクリックする。
- iCloudに同期しているアプリケーション をクリックする。
- iCloud に保存するアプリをオンにして【完了】をクリックする。
iCloud にバックアップしたデータは、ネットが繋げる環境で iCloud にサインインすることで、いつでも取得できます。
方法3. Dropbox などのサードパーティー製アプリを利用する
バックアップが保存できるサービスとして、様々な企業がアプリを出しています。Dropbox は、オンライン上にバックアップが取れるサービスを代表するアプリです。
サードパーティ製のアプリにアップロードしたファイルは、Windows, Mac どのデバイスからでも参照ができるケースが多く、相互性に優れている点があります。
アプリごとに、利用料金・保存容量・セキュリティ対策などの違いがあるため、用途に沿ったアプリの利用をおすすめします。
Part2: Time Machine バックアップから Mac を復元する
Time Machine のバックアップから、Mac にデータを復元させる方法を解説します。
復元手順は、以下の通りです。
-
画面上部のメニューから、 Time Machine(時計アイコン)を選択する。
-
復元したい時点の時系列を選択 > 復元したいデータを選択 > 【復元】をクリックする。
この2ステップで、Macbook からバックアップしたデータが簡単に復元できます。
Part3: Mac でバックアップをしていないデータを復元する方法
バックアップを取ったはずなのに、容量不足や OS の不具合などにより、バックアップが取れていなかった…というケースもあります。
そんな時は、データの復元ソフトを利用すると、バックアップが取れていなかったデータでも簡単に復元ができます。 「Tenorshare 4DDiG(Mac)」は、あらゆるデータの復元に対応している、データの復元ソフトです。
Mac、外付けデバイス、iCloud など、あらゆるデータの復元に対応しており、安全・迅速にデータが復元できます。
- インストールと起動:
Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。
無料ダウンロードPC向け
安全的なダウンロード
無料ダウンロードMAC向け
安全的なダウンロード
- スキャン対象の選択:
プログラムが起動後の画面で、復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択します。
- ファイルのプレビュー:
削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- 復元場所の選択:
復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。
注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part4: Mac のバックアップ方法に関するよくある質問
質問1. Mac のバックアップを iTunes で取るにはどうすればいいですか?
iTunes は、Mac のバックアップではなく、iPhone・iPad 等のデータを Mac にバックアップする際に利用します。mac OS Catalina 以降にアップデートしている場合は、iTunes の提供は終了しているため、Finder を利用したバックアップで対応する必要があります。
質問2. iCloud バックアップでは、何がバックアップされますか?
iCloud のバックアップは、Mac の 「システム環境設定」>「iClould」で選択できる項目が、バックアップの対象です。
主なバックアップ対象データ
- ファイル
- アプリ
- メモ
- キーチェーン
- 写真 など
質問3. Mac をのバックアップを、外付けハードドライブに手動で取るにはどうすれば良いですか?
Time Machine を利用すると、外付けハードドライブに対して、必要な時に手動でバックアップができます。
- Mac に外付けハードドライブを接続する。
- Mac の画面上部のメニュー一覧から、Time Machine (時計アイコン) をクリックする。
- 【今すぐバックアップを作成】をクリックする。
上記の手順で、 Time Machine がバックアップを開始します。
Part5: まとめ
以上、Mac のデータをバックアップする方法について、解説しました。
iCloud で日常的にバックアップを取っておくことで、データの紛失や Mac の故障が発生しても、すぐにデータの復元が可能となります。
バックアップ方法は、iCloud・Time Machine・サードパーティ製アプリなどにより、それぞれ特徴が異なるため、ご自身の用途に合ったバックアップ方法を選択しましょう。
また、バックアップが取れていなかったデータを復元する方法として、Tenorshare 4DDiG(Mac) を紹介しました。Mac・外付けデバイス・iCloud など、あらゆるデータが復元できるので、ぜひ覚えておいてくださいね。