Mac がタイムマシンのバックアップから復元できないときは、どのように対処すれば良いのでしょうか?バックアップを取ったものの、データが復元できないと、かなり困りますよね。
本記事では、 Mac がタイムマシンのバックアップから復元できない要因と、その対処方法について解説しています。基本的な確認事項から、データ復元ソフトを利用した、データの復元方法まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- Part1: Time Machineとは
- Part2: MacがTimeMachineのバックアップから復元できないときの原因
- Part3: Macがタイムマシンから復元できないときの対処方法
- さいごに
Part1: Time Machineとは
Time Machine は、Mac に標準で搭載されているバックアップ機能です。Mac に外付けストレージディスクを接続することで、データのバックアップを保存できます。
Time Machine を使って Mac のファイルのバックアップを取得しておくことで、損失したデータを簡単に復元したり、過去のバージョンに戻したりすることができます。ファイルだけでなく、OS や Touch ID を含むシステム設定なども含まれるため、Mac全 体のデータを、丸ごとタイムマシンから復元可能なです。Time Machine の利用自体は無料ですが、外付けデバイスは別途用の意が必要となります。
タイムマシンの使い方:
- Mac に外付けデバイスを接続する。
- りんごマーク >【システム設定】> 一般 > Time Machine をクリックする。
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【バックアップディスクを追加】ボタンをクリックする。
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外付けデバイスを選択し、【ディスクを設定】をクリックする。
- パスワードなどの必要な項目を入力し、【完了】をクリックする。
Part2: MacがTimeMachineのバックアップから復元できないときの原因
Mac が TimeMachine のバックアップから復元できない要因として、以下の要因が考えられます。 順番に確認して、該当するものがないかチェックしてみてください。
①バックアップが破損している
バックアップの途中にエラーが発生したり、保存先のディスクが物理的に損傷を受けていたりすると、データが正しく保存されず、Mac がタイムマシンから復元できないことがあります。特に、Time Machine からの復元に時間がかかりすぎる場合は、バックアップが破損しているケースが多く見られます。
対処方法:
ディスクユーティリティを利用することで、バックアップが保存されているドライブが修復される可能性があります。
操作手順:
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Finder を開き、「アプリケーション」>「ユーティリティ」をクリック、ディスクユーティリティをクリックする
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画面左側のドライブのリストから、修復したいドライブを選択し【First Aid】をクリックする
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ダイアログが表示されたら、【実行】をクリックする
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修復プロセスが終了したら、【完了】ボタンをクリックする
上記の手順が完了後、再度、Time Machine からの復元を試してみてください。なお、ディスクユーティリティのFirstAid機能で修復できる範囲は、限られています。もし修復できない場合は、データ復元ソフトなどを利用して復元する方法も、検討してみてください。
②macOSの互換性に問題がある
バックアップが古いバージョンの macOS で作成されていた場合、 新しいバージョンの macOS で復元しようとすると、互換性に問題が生じる可能性があります。
対処方法:
macOS のバージョンをダウングレードし、バックアップファイルのバージョンと合わせることで、データが復元できる可能性があります。
操作手順:
- Mac をリカバリモードで起動する
Macの システムを終了し、電源ボタンを押した直後に「Command (⌘) + R」キーを押し続け、リカバリモードで起動します。 - ディスクユーティリティを使用してディスクを消去する
リカバリモードの「macOSユーティリティ」から「ディスクユーティリティ」を開き、スタートアップディスク( Macintosh HD )を選択して「消去」します。 - 古いmacOSをインストール
ディスクユーティリティを閉じ、「macOSを再インストール」を選択し、画面の指示に従って古い macOS をインストールします。
③バックアップディスクが認識されていない
ディスクの接続不良、ポートの故障などが原因で、Mac がバックアップディスクを認識しないことがあります。バックアップディスクが、 正しくMac に接続されているか確認してみましょう。 USBハブや他のデバイスを経由して接続されている場合は、直接 Mac に接続します。
④バックアップが不完全である
バックアップのプロセスが途中で中断されると、バックアップが不完全な状態となり、必要なデータが含まれない可能性があります。
⑤Macの容量が不足している
Time Machine からデータを復元する際に、Mac のディスク容量を上回るバックアップを復元しようとすると、復元に失敗する可能性があります。
Part3: Macがタイムマシンから復元できないときの対処方法
バックアップを取ったデータが消失して、Mac がタイムマシンから復元できない時は、どのように対処すれば良いのでしょうか?
「Tenorshare 4DDiG(Mac)」は、あらゆるデータの復元に対応した、データ復元ソフトです。Mac本 体はもちろん、外付けデバイスの復元にも対応しており、安全・迅速にデータが復元できます。
- スキャン対象の選択:
Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。
プログラムが起動後の画面で、復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択します。
- ファイルのプレビュー:
削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- 復元場所の選択:
復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
さいごに
以上、 Mac がタイムマシンのバックアップから復元できない場合の方法について、解説しました。
Mac がタイムマシンのバックアップから復元できない場合は、まず、バックアップディスクの接続状況や、macOS との互換性など、基本的な事項を確認してみましょう。それでも解決しない場合は、 Tenorshare 4DDiG(Mac)などのデータ復元ソフトを利用し、Mac のデータを復元を試してみることを、おすすめします。