パソコンの動作が遅くなったり、ストレージ容量が不足してきたりした場合、SSDの交換は効果的な解決策です。しかし、データ移行の方法が分からない初心者にとっては、SSDの交換作業はハードルが高く感じるかもしれません。本記事では、windows10/11の現在使っているSSDから新しいSSDへ換装させる方法についてわかりやすく解説します。
Part1:SSDからSSD交換が必要な理由とは?
SSDからSSDの交換が必要になる主な理由には、以下のようなものがあります。
- 容量不足:SSDの空き容量が少なくなると、パフォーマンスが低下し、新しいソフトウェアのインストールも難しくなります。
- 速度向上:より高速なNVMe SSDなどに交換することで、起動時間やアプリの動作速度が向上します。
- 故障予防:SSDも寿命があり、長期間使用すると故障リスクが高まるため、早めの交換が推奨されます。
- 最新技術への対応:最新のSSDは消費電力が少なく、発熱も抑えられており、より効率的なパフォーマンスを発揮します。
Part2:SSDからSSD交換の方法を比較(クリーンインストール vs クローン)
SSDを交換する際の方法には、クリーンインストールとクローンの2つの選択肢があります。それぞれの違いを表にまとめたので参考にしてみてください。
- 項目
- クリーンインストール
- クローン
- 作業の難易度
- 中級者向け
- 初心者向け
- 時間
- 長い(数時間)
- 短い(30分~1時間)
- ソフトの再インストール
- 必要
- 不要
- 設定の引き継ぎ
- 不可
- 可能
- エラーのリスク
- 低い
- クローンソフト次第
上記の表から初心者には、現在の環境をそのまま移行できる「クローン」がおすすめと言えます。
Part3:SSDからSSD交換前の準備
SSDを交換する際に、まずは自分のPCがどの種類のSSDに対応しているかを確認することが重要です。主に SSDから「SATA SSD」 と 「m2 SSD」 にクローンさせる方法の2種類があります。
それぞれの特徴や確認方法を以下にまとめているので、用途やPCの対応状況に応じて選びましょう。
SATA SSDの特徴🚩
- 形状:2.5インチ(従来のHDDと同じサイズ)
- 接続方式:SATA(シリアルATA)
- メリット:価格が比較的安く、幅広いPCに対応
- デメリット:M.2 SSDと比べると速度が遅い(最大600MB/s程度)
- おすすめの用途:一般的なPCのSSD換装、大容量ストレージが必要な場合
M.2 SSDの特徴🚩
- 形状:小型(スティック状)
- 接続方式:PCIe(NVMe対応モデル)またはSATA
- メリット:NVMe対応モデルは高速(最大7000MB/s程度)、省スペースで配線不要
- デメリット:対応スロットがないPCでは使用できない、価格が高め
- おすすめの用途:ゲーミングPCやクリエイター向けPC、最新ノートPC
対応SSDの確認方法 SSD交換の前にPCの仕様をメーカーの公式サイトなどで確認し、現在のSSDの接続方式がSATAかM.2かを把握しましょう。M.2スロットがある場合は、NVMe対応かSATA対応かも確認しておくことが重要です。
Part4:4DDiG Disk Copyで簡単にデータ移行
SSDからSSDに交換する際、新しいSSDに OSやデータをそのまま移行(クローン作成) することで、再インストール不要でスムーズにPCを使用できます。ここでは、クローン作成が簡単にできる 「4DDiG Disk Copy」 を使った方法を詳しく解説します。
1. 4DDiG Disk Copyとは?
「4DDiG Disk Copy」 は、ディスクやパーティションを丸ごとコピーできるクローン作成ソフトです。初心者でも簡単に操作でき、以下のようなメリットがあります。
- OS・アプリ・データをそのままコピーできる(再インストール不要)
- HDDからSSD、SSDからSSDへのクローンが可能
- 簡単な操作でハードディスクからSSDに交換できる
- クローン後も元のデータはそのまま残る
安全なダウンロード
2. 4DDiG Disk Copyを使ったSSDからSSDクローンの手順
4DDiG Disk CopyでSSDからSSDクローンの手順は以下の通りです。
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4DDiG Disk Copyをダウンロードしてインストールした後、ハードドライブをコンピューターに接続してください。ディスククローン作成ソフトウェアを起動し、「ディスクのクローン作成」を選択して、クローンするソースを選びます。「次へ」をクリックしてください。
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接続されたディスクをターゲットディスクとして選択し、ソースディスクからクローンデータを受け取ります。「次へ」をクリックしてください。
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クローンされたディスクをプレビューし、パーティションを選択して、ハンドルをドラッグすることで希望のサイズに調整できます。「はい」ボタンを押して開始してください。
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4DDiG Disk Copy がハードドライブを別のディスクにクローンするのを待ってください。ハードドライブのクローン作成にかかる時間は、ソースディスクのサイズによって異なります。しばらくお待ちいただき、ソースディスクを操作したり、現在のクローン作成を中断したりしないでください。
3.クローン後のSSD交換
クローンが完了したら、SSDを交換して完了になります、 交換の手順は以下になります。
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PCをシャットダウンし、古いSSDを取り外します。
新しいSSDを取り付けてください。
最後にPCを起動し、正常に動作するか確認します。
まとめ
SSDからSSDへの交換は、データ移行やPCの性能を向上させる効果的な方法です。クリーンインストールは手間がかかりますが、本記事でご紹介した4DDiG Disk Copyを使えば、初心者でも簡単にクローン作業を行えます。SSDの交換を検討している方は、ぜひ活用してみてください。
安全なダウンロード