2024年秋ごろ公開と考えられている「Windows11 バージョン 24H2」。新機能が多く追加されることで注目されているアップデートです。本記事では、その24H2のシステム要件、アップグレード方法、リリース日など、24H2に関してわかっていることを解説します。さらに、アップデート後にデータが消えた場合の対処法やデータ復元ソフトの使い方もご紹介。最新のWindows11を最大限に活用するための参考にしてください。
- Part1:Windows 11 バージョン 24H2について
- Part2:Windows 11 24H2へ無償アップデートする方法
- Part3:Windows 11 24H2へアップデート後のデータ復元
- Part4:Windows 11 バージョン 24H2に関するよくあるご質問
Windows 11 バージョン 24H2について
ここではwindows11 24h2についてリリース日や新機能、アップグレード要件など、現在(2024年9月24日)わかっていることを解説します。
1.Windows 11 24H2のリリース日
Windows11 バージョン 24H2をMicrosoftは2024年秋にはリリースすることをアナウンスしています。しかし、2024年9月20日現在、リリース日は公表されていません。2024年10月8日にリリースされるという報道もありましたが、Microsoftが公式に否定しています。そのため、リリース日は未定のままです。
2.Windows 11 24H2の新機能
Windows 11 24H2には、主に次のような多くの新機能が追加される予定です。
- HDRデスクトップ壁紙
- 省エネルギー機能「Energy Saver」
- Sudo for Windows(Linuxのsudoのような機能)
- Rust言語で開発されたカーネル(安全性が向上)
- Wi-Fi 7に対応(最大通信速度や接続の安定性が向上)
- 音声の明瞭化機能「Voice clarity」
- 右クリックメニューにTAR/7z形式のファイル圧縮を追加
- Bluetooth Low Energy Audioを改良
また「Copilot in Windows」の改善など、これ以外にも多くの修正が含まれる予定です。全体としては、AI機能の強化およびパフォーマンスとユーザー・エクスペリエンスの改善に主眼を置いたアップデートといえるでしょう。
3.Windows11 24H2へのアップグレードの要件
24H2では一部のハードウェア要件が変更されています。中でもプロセッサについてはPOPCNT命令への対応が必須といわれており、古いプロセッサを搭載したパソコンではアップデートできない可能性があり注意が必要です。
ただし、POPCNT命令に対応していないのは主に2010年以前のプロセッサです。そのためWindows11のシステム要件を満たしている場合、POPCNT命令に対応している可能性が高いため、多くのユーザーには無関係かもしれません。
Windows 11 24H2へ無償アップデートする方法
Windows11 24H2は、すでにWindows11を利用しているユーザーに対して無償で提供されます。
「設定」より「Windows Update」を選択し、「利用可能になったらすぐに更新プログラムを入手する」の項目をオンにしておけば、最新バージョンが利用可能になると自動的にデータがダウンロードされてアップデートされます。
また、24H2が公開された後であれば、「更新プログラムのチェック」のボタンを押し、手動でアップデートすることも可能です。
Windows 11 24H2へアップデート後のデータ復元
Windowsのアップデートは、問題なく行われる事がほとんです。しかし、何らかの障害が発生しデータが消失する可能性もゼロではありません。大切なファイルやデータが消えてしまった場合に備え、ここではデータ復元の方法について解説します。
方法:データ復元ソフト「Tenorshare 4DDiG」で復元する
データを失った場合、バックアップがあればそこからファイルを復元できます。しかし、バックアップを作成していなくても、ファイル復元ソフトでデータを取り戻せる可能性があります。さまざまなソフトがある中でも、「Tenorshare 4DDiG」は特におすすめのソフトです。
「Tenorshare 4DDiG」を使えば、削除されたファイルやフォーマットされたドライブからデータを復元できます。簡単な操作で、失われたデータを素早く取り戻すことができるため、アップデート後のデータ消失にも対応可能です。
- ハードディスクをスキャン:
Tenorshare 4DDiGが起動後の画面で、復元したいファイルが存在するハードディスクを選択します。「スキャン」をクリックします。
- ファイルをプレビュー:
復元前にプレビュー機能を提供します。写真、ビデオ、ムービー、オーディオ、音楽、ドキュメントなど、さまざまなファイルをプレビューできます。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- ファイルを復元:
右下の「復元」をクリックし、復元したファイルの保存場所を選択し、例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
まとめ
Windows11 バージョン 24H2は、AI機能の強化など、多くの新機能とパフォーマンス向上を提供するアップデートです。本記事では新機能の概要や無償アップグレードの手順、24H2に関連した疑問への回答をご紹介しました。
また、万が一のアップデート後のデータ消失にも対応できる復元方法についても解説しました。たとえアップデートで不具合がありデータが消えても、「Tenorshare 4DDiG」のような使いやすく信頼性の高いデータ復元ソフトがあれば、失われたデータを取り戻せるでしょう。
Windows 11 バージョン 24H2に関するよくあるご質問
ここではWindows11 バージョン 24H2に関連してよく疑問に思われることに回答しましょう。
質問1.Windows 23H2のサポート期限はいつまでですか?
2023年10月31日にサポートを開始したWindows11 23H2は、2025年11月11日までサポートが継続される予定です。もし使用しているパソコンが24H2の要件を満たしておらず、アップデートできないのであれば、2025年11月11日以降はサポートから外れてしまいます。その場合は、パソコンの買い換えなどの対応を考えた方がよいでしょう。
質問2.Windows 12の発売予定はいつですか?
現時点では、Windows12の正式な発売日に関する情報は発表されていません。Windows10はリリースの約10ヶ月前、Windows11は約4ヶ月前に公式から正式発表がありました。よって、もしWindows 12が発売されるとすれば、同じように数ヶ月前には発表される可能性が高いでしょう。