Windows 11新バージョン25H2を強制アップデートから無効化する方法【2025年最新】

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カテゴリ:Windows更新|更新日:2025-10-14 17:15:18

質問

「Windows 11が勝手に25H2にアップデートされました。まだ不具合が心配なので、自動更新を無効にする方法はありますか?」

ーYahoo知恵袋

Microsoftは2025年9月30日に、Windows 11の最新バージョンである25H2の一般提供を開始しました。現在は段階的な展開が行われていますが、今後は対象デバイスへの自動更新が本格化する可能性があります。一部のユーザーは未解決の問題や既知の不具合を理由にアップデートを延期・停止する方法を模索しています。この記事では、Windows 11 25H2の強制アップデートを防ぐための方法をまとめました。

Windows 11 25H2の自動更新について

Microsoftは、2025年9月30日より、Windows 11の最新バージョンである25H2の一般提供を開始しました。このアップデートは、主にIT管理下にない一般ユーザーが利用しているWindows 11 HomeおよびProエディションを搭載したPCを対象としています。

25H2アップデートの主な特徴

  • ①対象デバイス:IT管理下にない、Windows 11 HomeおよびProエディションを利用しているPC
  • ②提供目的:セキュリティ強化、システム安定性向上、既存機能の有効化
  • ③展開方式:すべてのPCが一斉にアップデートされるのではなく、段階的に行われます
  • ④延期可能期間:最大5週間までアップデートを延期することができます
  • ⑤最終的な展開:対象デバイスは最終的にアップデートされる可能性があります

25H2は24H2と同じコードベースを共有しており、「イネーブルメントパッケージ」という軽量な有効化パッケージとして提供されます。そのため、24H2から25H2へのアップデートは比較的短時間で完了します。

ノート

現在のところ、25H2への自動更新は「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしているユーザーから段階的に開始されています。勝手にアップデートされることはありませんが、今後の展開状況によっては自動更新が本格化する可能性があります。

Windows 11 ProでWindows 11 25H2への強制アップデートを無効化する方法

ここで、Windows 11 Proにおいて、Windows 11 25H2への強制アップデートを無効化する方法を、複数の方法で詳しく解説します。

方法1. Windows Updateの設定で一時停止

Windows 11 ProでWindows 11 25H2への自動更新を一時的に停止したい場合は、Windows Updateの設定で「更新の一時停止」を選択いただくことで、更新を中止することができます。

  • 設定アプリを開きます(Windowsキー+I)

  • 「システム」>「Windows Update」を選択します

  • 「更新の一時停止」をクリックし、一時停止期間を選択します(最大5週間)

方法2. グループポリシーエディターで自動更新を無効化する

Windows 11 25H2への自動アップデートを停止するため、より詳細な設定を行いたい場合は、グループポリシーエディターを使用します。

  • Windowsキー+Rキーを押し、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します

  • 左側のペインで、以下のパスに移動します

    • 「コンピューターの構成」
    • 「管理用テンプレート」
    • 「Windowsコンポーネント」
    • 「Windows Update」
    • 「Windows Update for Business」
  • 右側のペインで、「ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する」をダブルクリックします

  • ポリシーを「有効」に設定します。「オプション」の欄に、固定したいWindowsのバージョン番号を入力します。例えば、Windows 11 バージョン24H2に固定したい場合は、「24H2」と入力します

  • 「適用」をクリックし、「OK」をクリックして設定を保存します

注意

グループポリシーエディターはWindows 11 Pro以上のエディションで利用可能です。Home エディションでは使用できません。

Windows 11 HomeでWindows 11 25H2への強制アップデートを無効化する方法

Windows 11 Homeで自動更新を無効化する方法を2つ紹介しました。どの方法を選ぶかは、ご自身の環境やスキルレベルによって異なります。

方法1. Windows Updateの設定を変更する

本方法は、自動更新を一定期間停止するものであり、永続的な停止には対応していません。詳細な手順は、Part2のWindows 11 Pro版とほぼ同様のため、ここでは省略します。

方法2. レジストリを編集する

ここで、batファイルを作成してWindows 11 Homeでの自動更新を無効化する方法を解説します。この方法を利用する際は、システムのセキュリティリスクを十分に理解し、行ってください。

batファイルの作成手順

  • テキストエディタを開く: メモ帳などのシンプルなテキストエディタで新しいファイルを作成します

  • 以下のコードをコピー&ペースト:

    reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate" /v "ProductVersion" /t REG_SZ /d "Windows 11" /f
    reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate" /v "TargetReleaseVersion" /t REG_DWORD /d 1 /f
    reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate" /v "TargetReleaseVersionInfo" /t REG_SZ /d "24H2" /f

    ※コマンド最後の"24H2"の部分が更新させたくないバージョンになります。

  • ファイルを保存: 任意の場所に、拡張子を.batとして保存します(例: stop_25h2_update.bat)

batファイルの実行

  • 管理者権限で実行: 作成したbatファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します

  • コマンドプロンプトの表示: 実行すると、コマンドプロンプトが開き、処理が実行されます

  • 設定の確認:

    • Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してレジストリエディタを起動します
    • 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate」のパスに移動し、TargetReleaseVersionInfo の値が 24H2 になっていることを確認します
    • 設定 > Windows Update で、自動更新の設定が変更されていることを確認できます

設定を元に戻す方法

以下のコードを別のbatファイルとして作成し、管理者として実行することで、設定を元に戻すことができます。

reg delete "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate" /v "ProductVersion" /f
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate" /v "TargetReleaseVersion" /f
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate" /v "TargetReleaseVersionInfo" /f
注意

レジストリの編集は、誤った操作を行うとシステムに深刻な影響を与える可能性があります。必ずバックアップを取ってから実行してください。また、24H2のサポート終了日までに25H2へのアップデートを検討することをお勧めします。

Windows 11 25H2の更新で消えたデータを復元する方法

Windows 11 25H2への更新で、大切なプロジェクトファイルが消えてしまい、困っていませんか? Tenorshare 4DDiGは、そんな時に役立つデータ復元ソフトです。

Tenorshare 4DDiGはWindows更新の失敗、PCのクラッシュなど、あらゆるシナリオから簡単にデータを復元できるのが特徴です。大切なデータを失う前に、ぜひ準備しておきましょう。

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  • Tenorshare 4DDiG を起動し、削除したファイルが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。

    ハードディスクをスキャン
  • しばらく待つと、消してしまったファイルが表示されます。復元前に、写真、ビデオ、ムービー、オーディオ、音楽、ドキュメントなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。

    ファイルをプレビュー
  • 復元したいファイルを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。

    ファイルを復元
注意

保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

最後に

Windows 11 25H2への強制アップデートを防ぐ方法はいくつかありますが、どの方法を選ぶかは、ご自身の環境やニーズによって異なります。

Windows 11が最新版に自動更新される際に、大切な写真や文書などのデータが誤って削除されてしまうことがあります。そんな時でも、Tenorshare 4DDiGなどのデータ復元ソフトを使えば、失われたデータを復元できる可能性があります。このソフトは、削除されたファイルを高い精度で復元できることが特徴です。大切なデータを守るためにも、ぜひご活用ください。

25H2は24H2と同じコードベースを共有しており、比較的安定したアップデートとなっています。ただし、アップデート前には必ず重要なデータのバックアップを取ることをお勧めします。また、24H2のサポート期間内に余裕を持ってアップデートを計画することが大切です。

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原田 凪沙 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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