【誰でも簡単】Windows10で自動修復ができない場合の対処法

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カテゴリ:Windows修復|更新日:2024-12-13 10:16:35

Windows10のパソコンを使用していて自動修復ができない状況に直面して対処法に困ったことはありませんか?何らかの原因で Windows10の自動修復機能が実行できなくなってしまう場合があります。自動修復はWindowsの起動トラブルを解決する便利な機能ですので使用できるようにしておきたいですね。

ここでは自動修復機能にエラーが起こる原因と解決方法を、順を追ってご説明します。もしWindows10のパソコンで自動修復ができなくなってしまった時にはぜひこの記事を参考にしてみてください。

Part1: 自動修復とは

自動修復はパソコンが何らかの理由で正しく起動できなかった時や、重大な問題が発生した際に問題を解決するための機能です。スタートアップ修復とも呼ばれます。Windows10の起動に失敗した時にスタートアップ修復を実行すると問題を特定して修復し、正常な状態に復旧できることがあります。起動に失敗する場合に考えられる原因に、例として次のような場合が挙げられます。

  • ライバの不具合
  • レジストリの不具合
  • 起動領域ファイルの不具合
  • HDDやSSD、メモリなどの記憶領域の不具合

スタートアップ修復を実行するとこれらの不具合を特定、解決できる可能性があります。

Part2: Windows10で自動修復ができない原因

スタートアップ修復を実行したものの、修復が失敗に終わってしまうことがあります。原因として次のようなものが考えられます。

  • ①ハードウェアの故障:Windowsの自動修復機能自体にエラーが起きていることも考えられます。事前にUSBドライブに回復ドライブを作成しておき、それを使用してWindows10を再インストールすると復旧できることがあります。ただし個人ファイルや後からインストールしたソフトウェアは回復ドライブでは復元できないことには注意が必要です。
  • ②自動修復機能の破損:Windows10やアップグレードやソフトウェアのインストールなどの際に、途中で電源を落としてしまうとシステムファイルが破損することがあります。破損したシステムファイルがスタートアップ修復に関するものであった場合はエラーの原因となります。この場合も回復ドライブによる復元で復旧できる可能性があります。
  • ③システムファイルの不具合:例えば、ハードドライブのセクターが壊れてしまった場合、破損した画像ファイルが記録されている可能性があります。
  • ④ウイルス感染:ウイルスに感染している影響でスタートアップ修復が妨げられていることがあります。ウイルス除去ソフトの実行や、Windowsのクリーンインストールが対処法として考えられます。

Part3: Windowsの自動修復のやり方

自動修復機能の実行方法をいくつかご紹介します。

方法1: Windows10の設定から実行する

  • 「スタート」>「設定」をクリック。
  • 「更新とセキュリティ」をクリック。
  • 「回復」>「今すぐ再起動」をクリック。
  • 「オプションの選択」画面が表示されましたら、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」の順にクリック。

    スタートアップ修復
  • 修復が完了しましたら再起動をしてください。

方法2: ロック画面での実行

  • Windowsメディア作成ツールを使用してメディアを作成する。

    初めにMicrosoftのサイトからWindowsメディア作成ツールをダウンロードしてください。リンク先のサイトで「ツールを今すぐダウンロード」をクリックし、ファイルを保存します。完了しましたらWindowsメディア作成ツールを実行してセットアップ手順に従います。「実行する操作を選んでください」と表示されますので「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択し、「次へ」をクリックしてください。

    実行する操作を選んでください
  • 「使用するメディアを選んでください」と表示されましたら、「USBフラッシュドライブ」を選択し、「次へ」をクリックしてください。

    使用するメディアを選んでください
  • indowsインストールメディアでスタートアップ修復を実行する

    Windowsインストールメディアが作成されたUSBドライブをパソコンに接続し、再起動してください。次に左下にある「コンピューターを修復する」を選択します。「オプションの選択」画面になりますので、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」の順にクリックしてください。修復が自動的に始まります。完了しましたら再起動をしてください。

    スタートアップ修復

これらの方法でもWindowsの起動に失敗する場合は、次のパートを参考にしてみてください。

Part4: Windows10で自動修復ができない時の対処方法

4DDiG Windows Boot Geniusを使用する方法をご紹介します。4DDiG Windows修復ツールはWindows10のトラブルを解決するための様々な機能を持つツールです。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 4DDiG Windows Boot Geniusをインストール、起動させます。プログラムを起動し、CD/DVDディスクをCD-ROMドライブに挿入するか、USBフラッシュメモリーをパソコンのUSBポートに接続します。次に「今すぐ起動ディスクを作成する」をクリックし、修復ディスクの書き込みを開始します。

    起動ディスクの作成
  • 修正するOSを選択し、次に起動メディアを作成するドライブを選択します。次に「次へ」をクリックすると、修復環境ISOのダウンロードが開始されます。修復環境ISOのダウンロードが終了したら、ネットワークが正常に接続されていることを確認します。

    修復環境ISOのダウンロード
    注意:

    この作業で起動メディアは消去されますので、ご注意ください。また、事前にデータをバックアップしてください。

  • 起動ディスクが作成出来たら、起動できないコンピュータに挿入します。コンピュータを起動し、キーボードの「F12」または「ESC」を押してブートメニューに入ります。ブートメニューに入ったら、起動メディアを選択し、「Enter」をクリックして起動を開始します。

  • 動かなくなったPCが正常に起動されると、4DDiG Windows Boot Geniusが自動的に起動します。「自動修復」をクリックして先に進みます。

    自動修復
  • 次に、修復するパーティションを選択し、「修復を開始」をクリックします。自動修復が完了すると、PCが再起動し修復結果が表示されます。

    自動修復
ノート

製品の詳しい使い方や機能について知りたい場合は、ガイドページをご覧ください。

最後に

Windows10で自動修復ができなくなった時の原因と対処方法をご紹介しました。比較的システムの深い部分を手探りで一つ一つ調べていくことになります。そのような細かい手順をなるべくツールに任せたい方には、4DDiG Windows Boot Geniusを使用する方法がおすすめです。

村上星奈 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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