パソコンは仕事やプライベートにおいて必需品の1つですが、使っていると様々なトラブルに見舞われます。その中の最たるトラブル例の1つが「パソコンの電源がつかない」です。
今回はパソコンの電源がつかない原因とその対処法について、電源ランプがつく場合とつかない場合とに分けてご紹介いたします。
Part 1: パソコンの画面が黒くなっているトラブルを解決する時の注意点
まず、パソコンの画面が黒くなっているトラブルを解決する時の対処法を試している際の注意点についてご紹介します。
1. 短時間に何度も再起動や強制終了はしない
再起動や強制終了操作が必要になるのですが、短時間に何度も行うのも問題です。ハードディスクへの負担が大きく、パソコン故障の原因となります。また、データの破損、システムの不具合が発生する可能性もあるため、無駄な再起動や強制終了(特に強制終了)は行わないようにしましょう。
データはバックアップを取る
パソコンが起動せずに黒い画面になる前から心がけておきたいことですが、データのバックアップをとりましょう。修復時にパソコンや外部記憶装置のデータが消失・破損する恐れがあるためです。
ただし、万が一データが消えても、「4DDiG」データ復元ソフトを使用することで復元できる可能性があります。今回のパソコンが黒い画面のまま起動しないトラブルの対処法に加えて、データを簡単に復元できる方法も知っておきましょう。
4DDiGは、誤って削除したデータから、パソコンのシステムクラッシュ、フォーマットやシステムの破損、悪質なウイルスなどで失ったデータまで復元することが可能なソフトです。事前に何かを設定したり、専門知識が必要だったりすることもなく、簡単な操作でファイルを復元することが全部可能です。
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4DDIGデータ復元ソフトをインストール、起動します。
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ファイルが失われた場所を選択して、右下にある「スタート」をクリックすると、ファイルがスキャンされます。
そこから復元したいデータを選択していきましょう。復元するデータの選択が終わったら、画面の右下にある「復元」をクリックします。
データの選択が終わったら、動画面右下にある「復元」をクリックしてください。あとは自動的にデータが復元されます。
注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part 2: パソコンが黒い画面のまま起動しない原因
パソコンの電源がつかない原因としては、電力供給が不安定(通電していない)、パソコン部品の故障、ホコリや静電気などによる一時的な不具合、OSやシステムの一時的な不調などが挙げられます。
次にご紹介する対処法で原因を一つ一つ探り、解決していきましょう。
Part 3: パソコンが黒い画面のまま起動しない時の対処法
パソコンが立ち上がらない場合、どうしたらいいのでしょうか?ここでは、パソコンの画面が黒い画面のまま起動しない時の対処法を7つご紹介いたします。
対処1. 4DDiG Windows Boot Geniusでパソコンを修復
パソコンが黒い画面のまま起動しないパソコンは、4DDiG Windows Boot Geniusツールを使うことで修復・起動できます。
PCについて詳しい知識がなくても、手順通りに操作すればWindowsを修復し、起動できるようになります。まずは無料ダウンロードで試してみてください。
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4DDiG Windows Boot Geniusをインストール、起動させます。
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プログラムを起動し、CD/DVDディスクをCD-ROMドライブに挿入するか、USBフラッシュメモリーをパソコンのUSBポートに接続します。次に「今すぐ起動ディスクを作成する」をクリックし、修復ディスクの書き込みを開始します。
修正するOSを選択し、次に起動メディアを作成するドライブを選択します。次に「次へ」をクリックすると、修復環境ISOのダウンロードが開始されます。
注意:この作業で起動メディアは消去されますので、ご注意ください。また、事前にデータをバックアップしてください。修復環境ISOのダウンロードが終了したら、ネットワークが正常に接続されていることを確認します。
起動ディスクが作成出来たら、起動しないコンピュータに電源を入れ、起動を開始します。
起動できないコンピュータに起動用メディアを挿入します。コンピュータを起動し、キーボードの「F12」または「ESC」を押してブートメニューに入ります。または、以下のブートキーを参照してください。
ブートメニューに入ったら、矢印キーで起動メディアを選択し、「enter」をクリックして起動を開始します。
注意:この作業で起動メディアは消去されますので、ご注意ください。また、事前にデータをバックアップしてください。動かなくなったPCが正常に起動されると、4DDiG Windows Boot Geniusが自動的に起動します。「自動修復」をクリックして先に進みます。
次に、修復するパーティションを選択し、「修復を開始」をクリックします。
自動修復が完了すると、PCが再起動し修復結果が表示されます。
対処2.電源ランプを確認する
まずは電源ランプでパソコンの状態を確認します。
- 電源ランプが点灯している場合は、電源が入っているにも関わらず画面が黒い状態です。次に記載の対処法(*)をお試しください。
- 電源ランプが点滅している場合は、パソコンがスリープや休止状態の可能性があります。キーボードのキーやマウスのボタンを押す、または電源ボタンを1回押して、スリープモードを解除できるか確認しましょう。パソコン画面が黒いままの場合は、次に記載の対処法(*)をお試しください。
- 電源ランプが消灯している場合は、パソコンの電源が切れています。「2. 電源ケーブルやバッテリーの状態を確認する」をご覧ください。
(*)パソコンの電源が入っている場合、重い処理が原因で画面が黒い場合はショートカットキー操作ができる場合があります。
Windows 10なら「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時押ししてみてください。もし画面が切り替わったら、画面右下の電源マークから再起動を選択します。
対処3.電源ケーブルやバッテリーの状態を確認する
パソコンへの電力供給が上手くできていなければ、電源が切れて画面も真っ暗になります。ACアダプターや電源ケーブルなど、正しく接続し直してみましょう。
対処4.周辺機器をすべて取り外す
記憶媒体などの周辺機器が不具合の原因となっている可能性があります。電源ボタンを数秒間長押しして、パソコンを強制終了した後、周辺機器をすべて取り外してから再度電源を入れて起動するか試してみましょう。
なお、この際に取り外した記憶媒体のデータが消えることもありますので、トラブルを起こさないよう、使用していない時は記憶媒体を取り外すようにしましょう。
対処5.モニターを確認する
パソコン側ではなく、モニター側の不具合や故障の可能性があるので、別のモニターを付けてみたり、外部モニターに接続してみたりして、モニターに問題がないか確認しましょう。
対処6.放電を行う
パソコンの帯電は様々なトラブルを引き起こします。帯電している不必要な電気を放電することで、画面が真っ暗になるトラブルが解決する場合があります。
- 電源ボタンを数秒間長押しして、パソコンを強制終了します。
- パソコンの電源ケーブル、ACアダプターを(、ノートパソコンの場合はバッテリーも)外し、そのまま5分から10分放置して放電させます。
- 放電後、元に戻して正常に動作するか確認します。
対処7.セーフモードでパソコンが起動できるか試す
黒い画面が直らず起動しない場合は、セーフモードという最小限の機能のみでパソコンを起動し、トラブルを診断するモードを試してみると直ることがあります。ここではWindows10のセーフモード起動方法をご紹介します。
- パソコンの電源を入れたらすぐに電源を長押しして、パソコンを強制終了させます。
- 「自動修復を準備しています」→「PCを診断中」と表示が出たら待機します。
- 「自動修復」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」 > 「詳細オプション」 > 「スタートアップ設定」をクリックします。
- スタートアップ設定内の「再起動」をクリックし、パソコンを再起動します。
スタートアップ設定が開き、番号付きのメニューが表示されるので、キーボートで「セーフモードを有効にする」に該当する番号を押すと、セーフモードでパソコンが起動します(ここではF4)。
セーフモードでパソコンを起動させた後、次の対応を取ります。 ・ウイルス対策ソフトを最新のものにアップデートし、ウイルスチェックを行う(ウイルス感染による不具合を修正するため)。
・タスクマネージャーでCPUの割合をかなり占めているプログラムやドライバーがあれば削除する。
- パソコンを再起動してセーフモードを終了させ、通常モードで起動できるか確認します。
Part 4: まとめ
パソコンが黒い画面のまま起動しないと、どうにもならない故障のようにも感じますが、自分で解決できる可能性があります。今回ご紹介した方法を1つずつ試して、パソコンが黒い画面のまま起動しないトラブルを解決しましょう。
また、黒い画面のまま起動しないトラブルを修正する段階で、パソコンのデータが消失・破損する可能性があります。大切なデータは普段からバックアップをとると同時に、データ復元方法である4DDiGソフトを覚えておきましょう。