「SDカードが破損しています」と表示される!どうすればいいのか?

SDカードが破損メッセージを表示しても、修復できる場合があります。本記事では、SDカードの破損メッセージが表示された際の修復方法をご紹介します。

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カテゴリ:SDカード|更新日:2025-03-17 16:21:40

SDカードは軽量でサイズも小さく、大容量のファイルを記録しておけます。写真や動画のバックアップとして利用している方も多いでしょう。だからこそ、「SDカードが破損しています」というメッセージが出ると慌ててしまいがちです。しかし、「カードが破損している」というメッセージが出ても、修復できる場合もあります。 本記事では、カードが破損していますといったメッセージが出た場合の修復方法を紹介します。

「SDカードが破損しています」エラーが表示される原因

はじめに、「SDカードが破損しています」といったメッセージが表示される原因を紹介します。このメッセージが出る原因には複数の理由がありますが、完全に壊れているとは限りません。代表的な原因を知っておけば対処する際にも役立つでしょう。

原因1:SDカードの接触不良

SDカードの接点部分が摩耗したり、ほこりや汚れがついていたりするとデバイスがSDカードの情報を正しく読み込めず、エラーメッセージが出る可能性があります。SDカードの接点部分が汚れている場合は、専用のクリーナーや乾いたタオルなどそっと汚れを拭き取るとエラーメッセージが消える可能性もあるので、試してみてください。

原因2:SDカードの寿命が近づいている

SDカードの寿命が近づいていると「破損しています」といったメッセージが出やすくなる傾向があります。SDカードの寿命は2~5年程度といわれていますが、頻繁にかきこみを繰り返していると、寿命が短くなる可能性もあるでしょう。何度か抜き差しを繰り返すとエラーメッセージが消える可能性もありますが、放置しておくと修復できなくなる可能性もあります。

原因3:物理的な損傷

高いところからSDカードを落とす、強い力で曲げるなど物理的な力が加わるとSDカードが破損してしまい、読み取りができなくなる可能性があります。物理的に破損してしまうと、修復ソフトを利用しても回復が難しいケースが多いので注意が必要です。

原因4:ファイルシステムの破損

SDカードに記録されているファイルのシステムが破損してしまうと、ファイルが開けなくなってエラーメッセージが出る可能性があります。ファイルシステムが破損する原因は様々です。一例をあげるとデータ書き込み中にSDカードを抜き差しする、書き込み中に電源を切るなどの行為をすると、破損する可能性が高まります。

「SDカードが破損しています」エラーが表示されたときの対処法

「SDカードが破損しています」というメッセージが表示されても、SDカードが壊れていたり記録されているファイルが破損したりしているとは限りません。ここでは、カードが破損しているというメッセージが出た場合の対処法を紹介します。

対処法1:SDカードを抜き差しする

接触不良の場合、SDカードを一度抜いて再度挿入すると正常に読み取れる可能性があります。この場合、接触面が摩耗している可能性もあるため、できるだけ早くバックアップをとっておくのがおすすめです。また、ほこりやゴミで接触不良が起こる可能性もあります。SDカードは専用のケースに入れて引き出しなどほこりがかからない場所に保存しておきましょう。

対処法2:PCでエラーチェックを実行する

SDカードをPCに接続して「プロパティ」「ツール」「エラーチェック」「ドライブのスキャン」の順で選択していくと、エラーチェックが行えます。なお、修復も自動で行ってくれるので、終了したらもう一度SDカードを接続し成してエラーが出ないかどうか確認してください。

対処法3:CHKDSKコマンドでSDカードのエラーを修復する

CHKDSKコマンドとは、Windowsのディスクエラーを検知して修復するツールです。SDカードでも使用できるので、試してみましょう。手順は、以下のとおりです。

  • Windowsの検索バーで「cmd」を入力し、コマンドプロンプトを右クリック

  • 「管理者として実行」を選択

  • SDカードを接続し、「chkdsk [ドライブ文字]: /f」を入力して実行

修復が終わったら再度接続してエラーメッセージがでないか確認してください。

対処法4:新しいSDカードに交換する

「SDカードが破損しています」というエラーメッセージが出た場合、SDカードが破損しかけている可能性があります。先に紹介した方法でファイルが表示されたら、新しいSDカードにデータを移しましょう。早ければ早いほどデータが完全な状態で移せます。逆に、時間がたつほどデータが復旧できない可能性が高まります。

「SDカードが破損しています」エラーで動画や写真が開けない場合の対処法

「SDカードが破損しています」エラーが表示され、動画や写真が開けない場合、4DDiG File Repairを使用することで、データの修復が可能です。このソフトウェアは、SDカードの破損によって読み取れない動画や写真を修復することができます。

また、修復後は、データが元通りに戻るだけでなく、重要な動画や写真を失うことなく、安全に保存することができます。修復後すぐに新しいSDカードや外部ストレージにデータを移動することをお勧めします。これにより、今後同様のエラーが発生した際に再度修復を試みることができます。

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  • 4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「ファイルの修復」タブをクリックします。次に、「動画修復」を選択し、その下にある「動画を追加」ボタンをクリックします。

    「動画修復」を選択する
  • 「動画を追加する」ボタンをクリックし、破損した動画を追加します。

    破損した動画を追加する
  • 「すべてを修復」ボタンをクリックすると、プログラムは自動的に動画を修復します。

    破損した動画を修復する
  • 動画の修復が完了すると、修復された動画をプレビューして、指定した場所に保存できます。

    修復された動画をエクスポートする
ヒント

上記の操作でファイル修復に失敗した場合は、「高度な修復」機能を選択して、より深い修復を行うことも可能です。

最後に

この記事では、SDカードに「ファイルが破損している」というメッセージが表示される原因とその対処法を紹介しました。このメッセージが表示されても、必ずしもファイルが破損しているわけではありません。まずは、SDカードを再度抜き差ししてみたり、ファイル修復機能を使って修復を試みたりしましょう。4DDiG File Repairも有効です。また、ファイルが正常に開けた場合は、すぐに新しいSDカードにデータを移すことをお勧めします。

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村上星奈 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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