SDカードは、デジカメやパソコン(Windows、Mac/MacBook Pro)などのデータ保存媒体としてよく使われており、実際にSDカードを使っている人も多いのではないでしょうか?一方で、SDカードを全く認識しないというトラブルが発生し、SDカード内のデータが扱えなくなることも少なくありません。SDカードが認識されないとき、どう対処したらよいのでしょうか?ここでは、ユーザー数の多いMac/MacBook Proにおいて、SDカードを認識しない原因とその対処法について詳しく解説していきます。
Part 1: Mac/MacBook ProでSDカードを認識しない原因
Mac/MacBook ProでなぜSDカードが認識されなくなるのでしょうか?ここでは、Mac/MacBook ProでSDカードを認識しない原因についてご紹介していきます。
SDカードとMac/MacBook Proの接触不良
Mac/MacBook Proと接続するSDカードの接点が汚れていたり、傷ついていたり、摩耗していたりすると、接触不良の原因になります。また、SDカードリーダーをMac/MacBook Proに接続してSDカードを読み込んでいる場合は、USBポートやSDカードスロットに問題があって接触不良を起こしている可能性があります。
Finderの環境設定に問題がある
Finderの環境設定に問題があると、SDカードをMac/MacBook Proに差し込んでも、Mac/MacBook ProはSDカードを外部ディスクとして認識しない可能性があります。
SDカードが故障している(物理的障害/論理的障害)
SDカードを水に濡らしたり折り曲げたりしてSDカードそのものが故障してしまうことを、物理的障害と呼びます。SDカードは非常に薄い媒体なので、少し力が加わっただけで物理的障害が起こる可能性があります。また、SDカードのカードリーダーへの抜き差しが多い、または長年の経年劣化によって、SDカードの金属部分が破損して物理的障害となるケースも多くあります。
また、データの読み込みや書き込みをしている最中にSDカードを抜く、Mac/MacBook Proがバッテリー切れを起こして勝手に処理が中断するなど、間違ったSDカードの使い方をしたりMac/MacBook Proで予期せぬ動作が起きたりすると、SDカード内部のデータが破損することがあります。これを論理的障害論理的障害と呼びます。SDカードには、ファイルの読み込みや書き込みをするたびに更新履歴のバックアップをとる機能はありません。そのため、データの読み込みや書き込みをしている最中に誤ってSDカードを抜いたりすると、データが一発で消えてしまう、つまり論理的障害が起こる可能性があります。
Part 2: Mac/MacBook ProでSDカードを認識しない時の対処法
Mac/MacBook ProでSDカードを認識しなくなった時の原因はさまざま考えられることがわかりましたが、それでは具体的にどう対処すればよいのでしょうか?ここでは、Mac/MacBook ProでSDカードを認識しない時の対処法についてご紹介していきます。
対処法1.SDカードとMac/MacBook Proの接続状態をチェックする
Mac/MacBook ProでSDカードを認識しない原因がどこにあるかを確認する必要があります。SDカードを別のポートに接続したり、使っているSDカードリーダーを交換したり、別のコンピューターに接続したりして接続状態をチェックしてください。原因がSDカード本体にあるのか、Mac/MacBook Proなのか、SDカードリーダーなのか、またはSDカードスロットに問題があるのか確認しましょう。
その際、汚れによる接触不良も確認しましょう。SDカードの金属部分が汚れている場合は、キズが付かないよう消しゴムなどで拭き取りましょう。SDカードリーダーやSDカードスロットもクリーニングし、クリーニング後はMac/MacBook Proを再起動して、SDカードをMac/MacBook Proに差し込んで認識されるかどうか確認しましょう。
対処法2.Finderの環境設定をチェックする
Finderの環境設定をチェックする方法は以下の通りです。
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「Finder」タブの「環境設定」をクリックします。
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「一般」タブを選択し、「外部ディスク」にチェックを入れます。
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「サイドバー」タブを選択し、「デバイス」項目にある「外部ディスク」にチェックを入れます。
- SDカードをMac/MacBook Proに差し込んで、認識されるかどうか確認します。
対処法3.Mac/MacBook ProでSDカードの動作状態を確認する
上記2. でSDカードがFinderで表示されない場合、SDカードが故障している可能性があります。この場合は、Mac/MacBook Proのディスクユーティリティを使用することで、SDカードが物理的障害の状態にあるのか、論理的障害の状態にあるのかを確認できます。論理的障害であれば自分で修復できる可能性がありますが、物理的障害の場合は自分で修復するのは困難です。物理的障害の場合は、専門のデータ復旧業者やHDDの修理業者、またはSDカードストレージのメーカーに問い合わせましょう。
ここでは、Mac/MacBook ProのディスクユーティリティでSDカードの動作状態を確認する手順をご紹介します。
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「Finder」を開き、「ユーティリティ」を検索します。または「Finder」を開き、「アプリケーション」内にある「ユーティリティ」をクリックします。
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「ユーティリティ」フォルダ内にある「ディスクユーティリティ」を開きます。
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ディスクユーティリティのディスクリストで、SDカードが外部ディスクとして表示されているか確認します。SDカードが表示されていればSDカードは論理的障害、表示されない場合(読み取れないディスクである場合)は物理的障害の状態にあります。
対処法4.Mac/MacBook ProでSDカードをフォーマットする
上記3. のディスクユーティリティでSDカードが論理的障害であると確認したら、そのままフォーマット操作に移ります。
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外部ディスクとして表示されているSDカードを選択した後、「消去」をクリックします。
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フォーマットを選択します。SDカードが32GB以下の場合は「MS-DOS(FAT)」、SDカードが64GB〜2TB以下の場合は「exFAT」であることを確認し、「消去」をクリックします。
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「消去プロセスが完了しました。」と表示されたら、「完了」をクリックします。
SDカードをフォーマットすると、SDカード内のすべてのデータが削除されてしまいます。事前にバックアップを取っていることが望ましいですが、バックアップをしていなくても次で紹介するデータ復元ソフトを使用することで、なくなってしまった大切なデータを復元することが可能です。
Part 3: Mac/MacBook ProでSDカードをどうしても認識しない時、データを復元する方法
Mac/MacBook ProでSDカードを全く認識せず、SDカードをフォーマットしてしまったとしても、データ復元ソフト4DDiGを使うことで大切なデータを復旧できます。ここでは、データ復元ソフト4DDiGを使って消えてしまったデータを復元する手順をご紹介します。
- MacでSDカードをスキャン:
Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。プログラムが起動後の画面で、復元したいファイルが存在するSDカードを選択してスキャンします。
- SDカードのデータをプレビュー:
SDカードから削除されたデータを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- SDカードのデータを復元:
復元したファイルの保存場所を選択して、MacローカルまたはGoogleドライブに保存します。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part 4: まとめ
Mac/MacBook ProでSDカードを全く認識しないため、最終手段としてSDカードをフォーマットしてしまったとしても、データ復元ソフト「4DDiG Mac」を使うことで消えてしまったデータを復元できます。
4DDiGはデータを高速スキャンし、たった3クリックの操作だけでデータを復元できます。専門知識も要らず、非常に簡単なので、お困りの方は是非試してみてください。 Windowsでsdカードが認識しない場合、この記事を見て行きましょう。
最後に、MacでSDカードが認識しないときの対処法のチュートリアル動画を見て行きましょう!