「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」の対処法

authorPic 村上和也 最終更新日 2023-05-30 11:52:46Windows修正に行く

外付けHDDなどに保存されているデータをクリックしたところ、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示されることがあります。「壊れている」と聞くと、もうファイルが使えなくなったと思うかもしれませんが、修復可能な場合が多いのです。

今回は、Windows10で「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される原因、対処法、エラーを防ぐ方法をご紹介いたします。

パート1: 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」となる原因

ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される原因は主に6つあります。

  • 原因1:不良セクタ
  • 原因2:ウイルス感染
  • 原因3:物理的な問題
  • 原因4:データ容量がいっぱい
  • 原因5:MFTまたはFATの破損
  • 原因6:HDDがPCから安全に取り外されていない

パート2: 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」エラーを修復

ここでは、Windows10で「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」というエラーを修復する方法を3つご紹介します。

対処法1:データを失うことなくデバイスをフォーマットする

上記の対処法を試してもエラー修正ができない場合、外付けHDDなどのデバイスをフォーマットする必要があります。しかし、フォーマットすると、デバイス内のデータがすべて失われてしまうため、フォーマットする前に読み取り不可能なデバイスからデータを復元します。

ここでは、データ復元ソフト「4DDiG」でデータを復元してからデバイスをフォーマットする方法をご紹介いたします。データ復元ソフト4DDiGは、簡単に、高い確率でファイルを復元できるオススメの方法です。

Tenorshare 4DDiGをインストールして起動します。

無料ダウンロード

PC用

安全的にダウンロード

無料ダウンロード

Mac用

安全的にダウンロード

スキャンする場所を選択し、「スタート」をクリックしましょう。そして、スキャンするファイルの種類を指定できます。
SDカードを選択してスキャンをクリック
ある場所のすべてのデータが表示されますので、そこから復元したいデータを選択していきましょう。復元するデータの選択が終わると、画面の右下にある「復元」をクリックします。復元するデータの保存先を選択して、「OK」をクリックで実行されます。
復元をクリック

注意: ファイルが上書きされないようにするために、元のパスを選択しないでください。

データの復元が完了したので、外付けHDDなどのデバイスをフォーマットします。タスクバーか、画面左下の「スタート」アイコンを右クリックして「エクスプローラー」を選択します。
エクスプローラー
画面左側の一覧にある外付けデバイスか、PC内の外付けデバイスのアイコンを右クリックし、「フォーマット」をクリックします。
フォーマット
ファイルシステムを選択後、「開始」をクリックします。警告文が出たら「OK」をクリックし、フォーマットが開始されます。
フォーマットが開始

対処法2:ディスクのエラーを修正する

問題のディスクを右クリックして「プロパティ」を選択し、「ツール」タブにある「チェック」をクリックすることで、ディスクのエラーをチェックし、エラーの修正を行うことができます。

ディスクのエラーを修正する

対処法3:Chkdskでチェックして修復

chkdskコマンドでエラー修復ができる可能性があります。

タスクバーの検索ボックスに「コマンドプロンプト」または「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックすることで、管理者権限のコマンドプロンプトを起動させます。
コマンド「chkdsk (対象のドライブ文字)/f」を入力して「Enter」を押します。

*この処理は完了まで時間がかかります。

Chkdskでチェックして修復

対処法4:S.M.A.R.T.で不良セクタを確認する

S.M.A.R.T.とは、ハードディスクやSSDの状態を評価するための技術です。ディスクドライブがセクターのエラーを持っているかどうかを確認するために利用されます。S.M.A.R.T.情報は、特定のパラメーターに基づいてディスクドライブの健全性を評価し、エラーの可能性が高くなる前にユーザーに警告を発することができます。不良セクタは、データの書き込みや読み込みができなくなることがあり、データの損失や破損につながる可能性があるため、早期確認が必要です。

パート3: 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」エラーを防ぐための豆知識

これまで、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」というエラーが表示されたときの対処法をご紹介しましたが、ここでは、エラーを防ぐポイントを4つご紹介いたします。

1.HDDを損傷しないように注意してください。

原因が物理的破損の場合は自力での修復は不可能であることに注意しなければなりません。落下や衝撃、高温多湿の場所から守るようにしてください。

2.ディスクを定期的にクレンジングして、パーティションに到達できないエラーを引き起こす可能性のある悪意のある攻撃を回避します。

ウイルス感染もよくある原因の1つです。定期的にスキャン・クレンジングを実施しましょう。万が一ウイルス感染したら、データ救出に4DDiGを使用しましょう。

3.不適切な手順による破損を避けるために、使用するたびに外付けハードドライブを適切に取り外してください。

最近は「ハードウェアの安全な取り外し」を使わずにデバイスを取り外せますが、データの読み書き途中に取り外すなどはしないようにしましょう。

4.毎回、外付けHDDに重要なデータをバックアップしてください。

重要なデータはこまめにバックアップを取る習慣をつけましょう。

パート4: まとめ

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示されても、慌てずに今回ご紹介した対処法を試してみてください。物理的破損が原因だと自力でのファイルの復元は不可能なので、デバイスの取り扱いに注意し、バックアップを取るようにしましょう。

エラーで読み取り不可能なデバイスからのデータの復元には、4DDiGソフトが有効な方法です。簡単な操作で復元できます。

4DDiG - Mac/Windows Data Recovery
高い復元率のデータ復元ソフトー4DDiG

✔どんな状況でも、すべてのデータを復元できる(Windows 11/10も対応)

✔画像、動画、ドキュメント、オーディオなど、1000 種類以上のファイルを復元する

✔フォーマット、パーティションの破損、システムのクラッシュ、ウイルス攻撃などにより失われたファイルを復元する

✔専門知識は要りなくて、たっだ3ステップでデータを復元できる

(この記事を評価する)

平均点4.5 人が参加しました)

人気記事