Windowsの「更新してシャットダウン」が失敗する不具合の対処法

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カテゴリ:Windows更新|更新日:2025-11-14 16:07:32

Windowsを終了するときに表示される「更新してシャットダウン」は、更新プログラムを適用してから自動的に電源を切る便利な機能です。しかし、環境によっては「更新してシャットダウン」を選んでも再起動してしまう、あるいは更新せずに処理が止まることも。この記事では、「更新してシャットダウン」が正しく動作しない原因と、その解決方法をわかりやすく解説します。Windows Updateのトラブルで困っている方は、ぜひ参考にしてください。

更新してシャットダウンしたらどうなる?

「更新してシャットダウン」は、Windows Updateの更新プログラムを適用したあと、自動的にパソコンの電源を切る機能です。

Windows Updateは内容によって処理に時間がかかることがあり、作業を中断して更新や再起動を行うのは手間がかかります。しかし、この機能を使えば、更新作業の完了後に自動でシャットダウンされるため、作業を終えたタイミングで実行しておくと待ち時間がなく便利です。

「更新してシャットダウン」が機能しないエラーの修正方法

ここでは、「更新してシャットダウン」が正常に動作しない場合の主な修正方法を紹介します。どれも特別な知識を必要とせず、順に試していけば多くの場合で問題を解消できます。

方法1.最新のWindows Updateを適用する

2025年10月、Windows11では「更新してシャットダウン」を選んでも、シャットダウンされず再起動してしまう問題を解決する更新プログラム「KB5067036」が配信されました。

KB5067036はプレビューリリースであり、同年11月には正式版のリリースが予定されています。そのため、Windows Updateを有効にしておけば自動で同じ内容のアップデートが行われます。

Windows Updateの設定は「設定」の「Windows Update」の画面で「更新プログラムのチェック」ボタンを押せば行えます。

Windows Update Windows11

方法2.「更新して再起動」を使用する

「更新してシャットダウン」で不具合がある場合、「更新して再起動」を試すのも有効な方法です。「更新してシャットダウン」の不具合は「高速スタートアップ」が影響している場合があります。シャットダウンとは違い再起動では「高速スタートアップ」行われないので不具合が発生しにくいためです。

再起動して更新の適用を確認したら、あらためて「シャットダウン」を選びましょう。

方法3.ディスククリーンアップを実行する

不要な一時ファイルや古い更新データが蓄積していると、Windowsの更新処理がうまく進まない場合があります。そのようなときは、「ディスククリーンアップ」を実行すると、更新できるようになることがあります。

手順は次の通りです。

  • タスクバーの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、検索結果から起動します。

  • 「システムファイルのクリーンアップ」ボタンを押します。

    「システムファイルのクリーンアップ」ボタンを押す
  • ディスククリーンアップが再起動したら「Windows Updateのクリーンアップ」にチェックを入れ、「OK」を押します。

    「Windows Updateのクリーンアップ」にチェックを入れる

方法4.システムファイルチェッカーを実行する

Windowsのシステムファイルが破損していると、更新処理が正常に完了しません。 この場合、「システムファイルチェッカー(SFC)」を使ってファイルの整合性を確認・修復できます。

  • 検索バーに「cmd」と入力し、検索結果から「管理者として実行」を選択してコマンドプロンプトを立ち上げます。

  • コマンドプロンプトが開いたら、次のコマンドを入力してEnterを押します。

    sfc /scannow

  • コマンドの結果で問題なし、または問題が解決されたと表示されれば、手順はここで終了です。しかし、もし解決できなかったと表示されたら、さらにDISMコマンドを実行します。

    DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

  • コマンドの終了後、再度「sfc /scannow」を実行します。

方法5.高速スタートアップを無効にする

高速スタートアップが有効になっていると、「更新してシャットダウン」が正しく動作しない場合があります。無効化する方法は次の通りです。

  • タスクバーの検索ボックスに「コントロールパネル」と入力し、コントロールパネルを開いたら「電源オプション」を選択します。

    「電源オプション」を選択
  • 左側にある「電源ボタンの動作を選択」をクリックします。

    電源ボタンの動作を選択
  • 「現在利用できない設定を変更します」を押し、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して「変更を保存」ボタンを押します。

    「高速スタートアップを有効にする」を外す

【豆知識】Windowsで消えたデータを復元する方法

Windows Updateなどの不具合や誤操作などで、まれにファイルが消えてしまうケースがあります。このような場合は、データ復元ソフトを使って失われたファイルを取り戻せる可能性があります。

方法:Tenorshare 4DDiGでデータを復元する

数あるデータ復元ツールの中でも操作が簡単で信頼性の高い「Tenorshare 4DDiG」を使えば、失われたファイルを手軽に取り戻せます。

Tenorshare 4DDiGは、初めて利用する方でも迷わず使えるわかりやすさが特徴です。わずか3ステップで削除済みデータを復元でき、対応するファイル形式は2,000種類以上。高速スキャン機能によって、誤って削除したファイルや障害で失われたデータをすばやく見つけ出せます。さらに、無料でダウンロードして試せます。

無料ダウンロード

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  • Tenorshare 4DDiG を起動し、削除したファイルが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。

    ハードディスクをスキャン
  • しばらく待つと、消してしまったファイルが表示されます。復元前に、写真、ビデオ、ムービー、オーディオ、音楽、ドキュメントなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。

    ファイルをプレビュー
  • 復元したいファイルを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。

    ファイルを復元
注意:

保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

まとめ

更新してシャットダウン」が正しく動作しない場合、最新のWindows Updateの適用や「更新して再起動」の利用、ディスククリーンアップやシステムファイルチェッカーによって、問題が解決することがほとんどです。

また、もし更新の不具合でファイルが消えた場合は「Tenorshare 4DDiG」を使えば復元できる場合があります。ぜひあわせておぼえておいてください。

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原田 凪沙 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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