富士通のパソコンをより快適に使うために、HDDからSSDへ換装する方は少なくありません。しかし、換装後に「電源は入るけれどWindowsが立ち上がらない」「hdd交換後に起動しない」といったトラブルが起きることもあります。そこで本記事では、富士通PCでssd換装後に起動しない主な原因と、その解決方法7選をご紹介します。
富士通PCでSSD換装後に起動しない原因
SSDに換装したのに起動しない場合、考えられる原因はいくつかあります。
- BIOSの起動順序が正しく設定されていない HDDが優先されていたり、富士通SSDが認識しない状況の場合、起動が止まります。
- クローン作業の不備 OSやシステム領域が正しくコピーされていないと、起動できません。
- MBR/GPTなどパーティションスタイルの不一致 BIOS設定(レガシー/UEFI)とディスクの形式が合わないとエラーになります。
- システムファイルの破損 コピー中や元のHDDに不良セクタがある場合、正常に起動しないことがあります。
- SSDそのものや接続の不具合 相性や不良品、接続ミスが原因のケースもあります。
- ディスクエラーの放置 ファイルシステムのエラーで起動が妨げられることもあります。
- リカバリメディアを使っていない 万一の復旧手段がなく、起動不可状態から進めない場合があります。
富士通PCでSSD換装後に起動しない対処法
対処法1.BIOSの起動順序を確認する
まずは、BIOS画面でSSDが認識されているかを確認しましょう。ここで富士通のSSDが認識しない場合は、物理的な接続を見直す必要があります。
PC起動時に「F2」キーを押してBIOS画面を開いてください。
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「Boot」タブから起動順序を確認し、SSDを一番上に持ってきて最優先に設定します。
保存して再起動してください。
対処法2.SSDクローン作業を再確認する
クローン作業に不備があると、正常にOSが立ち上がらないことがあります。そのため、まずは富士通のssdクローンが正しく実行できているかを確認することが重要です。こうした場面で頼りになるのが 4DDiG Partition Manager です。
- ワンクリックでHDDからSSDへ安全にクローン可能:複雑な操作は不要で、ボタンを押すだけでHDD全体をSSDへコピーできます。初心者でも安心して利用できる点が大きな魅力です。
- OSやシステム領域も含めて完全コピー:データだけでなく、OSやシステム領域、ブート情報まで丸ごと移行可能です。クローン後のSSDを接続すれば、そのまま通常通りパソコンを起動できます。
- パーティション調整やディスク管理も簡単:コピーの際にパーティションサイズを自動または手動で調整でき、容量の無駄を減らせます。さらに、ディスク管理機能も搭載されており、移行後の環境を快適に整えることが可能です。
安全なダウンロード
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外部ディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。その後、アプリケーションを起動し、「システムディスクのクローン」を選択してください。
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ソースディスクからクローンデータを受け取るターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。(ソースディスクはシステムディスクで、ターゲットディスクは接続したディスクがデフォルトで選ばれます。)
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次に、クローンディスクの効果を示すプレビューインターフェースが表示されます。ソースディスクのパーティションはデフォルトでターゲットディスク全体を占め、両側のハンドルをドラッグしてクローンパーティションのサイズを変更できます。プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン操作を開始します。
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ディスクのクローン作成が完了するまで待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。 他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりせず、しばらくお待ちください。
対処法3.パーティションスタイルやブートモードの不一致を修正する
BIOS設定とディスク形式が合っていないと、正常に起動できません。たとえば「UEFIモード」なのにSSDが「MBR形式」のままではエラーになります。この場合は設定をそろえる必要があります。
確認・修正の流れは以下の通りです。
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旧HDDとSSDのパーティション形式を確認(ディスク管理で対象ディスクを右クリック →「プロパティ」→「ボリューム」から確認可能)
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形式が異なる場合はコマンドプロンプトで「diskpart」→「list disk」→「select disk x(変更したいディスク番号)」→「clean」→「convert gpt(修正したいフォーマット)」を実行。
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変換が完了したらコマンドプロンプトを閉じ、PCを再起動して起動確認。
対処法4.Windowsシステムファイルの破損を修復する
システムファイルが破損していると、いくらSSDを換装してもWindowsが立ち上がらないことがあります。修復コマンドを使えば多くの場合は改善できます。
具体的な操作手順は次の通りです。
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コマンドプロンプトを開き 「sfc /scannow」コマンドを入力後Enterをクリックします。
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「chkdsk C: /f /r」を入力してEnterを押すとファイル修復が自動で行われます。
完了後、再起動して正常起動を確認してください
対処法5.SSDや接続機器の不良をチェックする
SSDそのものが初期不良だったり、ケーブルが緩んでいると、起動しない症状が出ることがあります。単純なハード面の問題も確認しておきましょう。
別のPCにSSDを接続し、認識されるか確認します。別のPCでも認識しない場合、SATAケーブルやポートを交換してみてください。
対処法6.ディスクの修復ツールを使う
SSD上のファイルシステムにエラーがあると、正常にWindowsを読み込めません。Windowsに標準搭載されている修復ツールを使えば解決できることがあります。 修復を行う手順は次の通りです。
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回復環境から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」の順に選びます。
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[スタートアップ修復]を実行します。
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自動でエラーが修正されます、完了したら再度試してみてください。
対処法7.システム修復ディスクや回復ドライブの使用
どうしても起動できない場合は、システム修復ディスクや回復ドライブを使って復旧するのが最後の手段になります。これにより、最小限の環境からでも復旧を試みることが可能です。利用の流れは以下の手順で確認してください。
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事前に作成してある回復ドライブを対処方法1で説明したUSB優先の起動設定で起動させます。 回復ドライブ未作成の場合はスタートメニューから「回復ドライブ」を開き指示に沿って作成を行ってください。
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「システムの復元」または「PCを初期状態に戻す」を選択します。
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プロセスに沿って進め、完了したら再度起動を試してみてください。
まとめ
富士通PCでSSD換装後に起動しない原因は、BIOS設定やクローン不備、パーティション形式の不一致など多岐にわたります。特にクローン作業の失敗が多いため、初心者でも安心して使える4DDiG Partition Managerを活用した富士通PCのssdクローンがおすすめです。これ一つでHDDからSSDへの移行がスムーズに行え、快適なPC環境を手に入れることができます。
安全なダウンロード
よくある質問
1.富士通のパソコンのSSDは換装できますか?
はい。ノートパソコンも含め多くの富士通PCはhddをssdに換装可能です。ただし、型番によって分解の難易度が異なります。
2.パソコンにSSDを交換したら初期化する必要がありますか?
クローン作業をすれば初期化不要で使えます。ただし新規インストールを選ぶ場合は初期化が必要です。
3.SSDが壊れる前兆は?
起動が遅くなる、頻繁にフリーズする、エラーメッセージが増える富士通のセーフモードを起動できないなどが前兆です。早めのバックアップを推奨します。