HDDのディスク使用率が100%にになると、PCの動作が異常に遅い、何かしらのエラーが出る、ハードディスクのアクセスランプが常に点滅している、大切なデータが紛失するといった不調が発生します。
HDDが100%になっているままだと問題しか起きません。早急に対処しましょう。今回はWindows 10でHDDが100%になる原因と対処法をご紹介いたします。
Part1:Windows 10パソコンのディスク使用率が100%になるのはなぜ?
HDDのディスク使用率が100%になる原因として、特定のアプリで不具合がある、同時に起動しているアプリの数が多すぎる、常にバックグラウンドで起動しているアプリが占有している、パソコンのスペック不足や故障、Windows Update(更新プログラム)の不具合などが考えられます。
Part2:PCのHDD使用率が100%になるとどうなる?
HDD使用率が100%になると、PCの動作が異常に遅い、何かしらのエラーが出る、ハードディスクのアクセスランプが常に点滅している、大切なデータが紛失するといった不調が発生します。
Part3:PCのディスク使用率100%不具合でデータが消えた時の復元裏ワザ
HDDの使用率が100%の状態は、データが紛失した恐れが非常に高くなっています。間違えて大事なデータを消してしまうことにもつながりかねません。
でもご安心ください。紛失したデータは、HDD復旧ソフト4DDiGで復元できます。ここでは、4DDiGでHDDから消えたファイルを復元する手順を解説いたします。
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4DDIGデータ復元ソフトをインストール、起動します。
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ファイルの場所を選択
ファイルが失われた場所にマウスを置き、「スキャン」をクリックします。
ファイルの検出
しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。
ファイルのプレビューと復元
復元するファイルを選択して右側の「プレビュー」をクリックして選択された写真を確認できます。そして、右下の「復元」をクリックし、保存場所を指定すると、ファイルがすぐに復元されます。
注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part4:Windows 10パソコンのディスク使用率が100%現象の対策
ここでは、HDDのディスク使用率が100%になるときの対策についてご紹介します。
方法1.Windows Update(更新プログラム)を手動で実行する
- Windowsのスタートボタンをクリックし、「設定」をクリックします。
「更新とセキュリティ」をクリックします。
画面左側「Windows Update」を選択して、「更新プログラムのチェック」をクリックします。最新の更新プログラムが存在していると表示されるため、「ダウンロードしてインストール」をクリックします。インストール後、PCの再起動を促されるので、今すぐ再起動するか、再起動するスケジュールを設定します。
*Windows Update にWindows 11へのアップグレード案内が表示されている状態で、Windows10を継続して使用する場合は、「今はWindows 10の使用を継続します」を選択してから「更新プログラムのチェック」をクリックします。
方法2.SysMainまたはSuperFetchを無効にする
「SuperFetch」(Windows10のOctober 2018 Update適用後は「SysMain」)は、ユーザーの使用履歴からよく使うデータをハードディスクからメモリにあらかじめ転送・キャッシュしておく機能です。
メモリが圧迫される機能であることに加え、どこかに不具合があると処理が遅くなるといわれている機能なので、無効にします。
スタートボタンを右クリックして「コンピューターの管理」をクリックします。
左側の「サービスとアプリケーション」をクリックし、中央に出た「サービス」をダブルクリックします。
「SysMain」または「SuperFetch」をダブルクリックします。
- 「スタートアップの種類」のプルダウンから「無効」を選択し、「適用」 > 「OK」をクリックし、PCを再起動します。
方法3.ピアツーピアネットワークを無効にする
ネットワークで接続された各パソコン同士で、ファイルを共有し、利用できる機能です。HDD使用率を占有しやすいので、無効にします。
スタートボタンを右クリックして「コンピューターの管理」をクリックします。
左側の「サービスとアプリケーション」をクリックし、中央に出た「サービス」をダブルクリックします。
「Peer Name Resolution Protocol」をダブルクリックします。
「スタートアップの種類」のプルダウンから「無効」を選択し、「適用」 > 「OK」をクリックします。「Peer Networking Grouping」、「Peer Networking Identity Manager」も無効にし、PCを再起動します。
方法4.Windowsサーチを停止する
Windowsサーチもバックグラウンドで常に実行されている機能なので無効にしてみます。
スタートボタンを右クリックして「コンピューターの管理」をクリックします。
左側の「サービスとアプリケーション」をクリックし、中央に出た「サービス」をダブルクリックします。
「Windows Search」をダブルクリックします。
- 「スタートアップの種類」のプルダウンから「無効」を選択し、「適用」 > 「OK」をクリックし、PCを再起動します。
方法5.自動メンテナンスを停止する
システム診断やWindows Defenderによるセキュリティスキャン、Windows Updateなどが自動的に実行される機能です。自動メンテナンス実行中はHDDが使われてしまうので、停止します。
- タスクバーの検索窓に「コントロール パネル」と入力して、コントロールパネルを選択します。
「システムとセキュリティ」をクリックします。
「セキュリティとメンテナンス」をクリックします。
「メンテナンス」をクリックして展開します。「自動メンテナンス」が動作している場合は「停止」をクリックし、PCを再起動します。
方法6.OneDriveの自動起動を停止する
オンラインストレージサービスであるOneDrive(ワンドライブ)は、初期設定で自動起動、データ同期を開始するようになっています。低スペックPCやデータ量が多いと、同期作業でHDD使用率に大きく影響を与えてしまうため、OneDriveの自動起動を停止します。
タスクバーにあるOneDriveのアイコン(雲のアイコン)を右クリックします。
OneDriveのアイコンが表示されていない場合、以下のフォルダーにある「OneDrive.exe」を起動するか、検索バーにOneDriveと入力して開くと、アイコンが表示されるようになります。 C:\ユーザー\(ユーザー名)\AppData\Local\Microsoft\OneDrive
*AppDataは「隠しファイル」なので、エクスプローラーの「表示」タブにある「隠しファイル」にチェックを入れて表示させましょう。
OneDriveアイコンを右クリックして「設定」をクリック後、設定タブの「WindowsにサインインしたときにOneDriveを自動的に開始する」のチェックを外してOKをクリックします。
方法7.HDDのエラーチェックを実行する
このエラーチェックは負荷の大きい作業で、時間がかかることとOSが起動しなくなるリスクがあります。大事なデータは事前にバックアップを取りましょう。また、この作業でHDD使用率が100%のままである場合は、PCの初期化やHDDの交換も視野に入れる必要があります。
Windowsのスタートボタンを右クリックして、「Windows PowerShell(管理者)」をクリックします。
以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
chkdsk c: /r
この操作は負荷が大きく、時間も非常にかかります。1日かかることもあるため、時間に余裕を持ち、充電しながら実行してください。
- システムドライブをチェックした場合は、「次回のシステム再起動時に、このボリュームのチェックをスケジュールしますか (Y/N)?」と表示されるため、Yキーを押して、Enterキーを押します。Windows PowerShellを終了し、PCを再起動します。
Part5:まとめ
HDDのディスク使用率が100%だと、PCの動作が異常に遅くなり、何かしらのエラーが発生します。今回の記事を参考に、早急に対処してHDD使用率が100%であるのを回避しましょう。HDDのエラーによってデータが失われた場合、HDDからファイルを復元するソフト4DDiGを使用すれば、大事なデータを簡単に復元することができます。
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