NTFSファイルシステムを修復|NTFSでフォーマットしたHDDからデータを復元

Windows標準のファイルシステム「NTFS」が破損すると、HDDなどの記憶媒体が正常に使えなくなります。NTFSのエラーが原因でHDDなどをフォーマットした場合、基本的にファイルはすべて消えてしまいます。

NTFSファイルシステムを復元できないと大変ですよね？今回は、NTFSファイルシステムを復元する方法と、フォーマットしたHDDからNTFSファイルを復元できる方法をご紹介します。

Windowsが起動できない場合のNTFSファイルシステムの復元方法もご紹介しているので、困っている方は参考にしてください。

Part1：NTFSとは

NTFS（New Technology File System）とは、ファイルシステムと呼ばれる、データの管理やPCへのデータ保存などを可能にするシステムの1つで、Windows専用のファイルシステムです。

NTFSは、以前のWindowsのファイルシステム「FAT」と比べ、ファイル容量の大きなデータに対応可能、ファイルの暗号化が可能、信頼性向上など多くの点で改善しています。NTFSは基本的にWindows XP以降に搭載されています。

しかしNTFSファイルシステムは、システムやハードディスク自体の不具合、ウイルス感染、不適切な使用方法などで破損する可能性があります。NTFSファイルシステムが破損すると、データの読み書きや転送などができなくなったり、データが紛失したりする恐れがあります。

ここでは、NTFSファイルシステムを修復する方法をご紹介します。

ハードドライブのエラーをチェックすることで、NTFSファイルシステムの修復が可能です。

エクスプローラーで修復したいドライブを右クリックして「プロパティ」を選択し、「ツール」タブにある「チェック」をクリックします。
「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」と「不良セクターをスキャンし、回復する」にチェックを入れ、「開始」ボタンをクリックするすることで、ドライブを修復し、破損したNTFSファイルシステムも修復します。

Windowsの「コマンドプロンプト」を使用して、CHKDSKコマンドによるファイルシステムの修復を行います。

＊Windowsが起動する場合、タスクバーの検索ボックスに「コマンドプロンプト」または「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックすることで、管理者権限のコマンドプロンプトを起動させます。

ここではドライブ文字を「F:」として、以下のように入力しています。「chkdsk F: /f」

NTFSの破損などでエラーが発生すると、HDDなどのドライブをフォーマットする画面が表示されます。しかし、表示に従ってフォーマットしてしまうと、ドライブ内のデータが消えてしまいます。

フォーマット前であれば、前述のPart2でNTFSを修復すれば、エラーも出なくなります。

しかし、フォーマットしてデータが消えてしまった場合は、データ復旧ソフト4DDiGで早急にデータを救出しましょう。ここでは、4DDiGでフォーマットしたHDDからNTFSファイルを復元する手順を解説いたします。

4DDIGデータ復元ソフトをインストール、起動します。

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ファイルの場所を選択
ファイルが失われた場所にマウスを置き、「スキャン」をクリックします。
ファイルの検出
しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。
ファイルのプレビューと復元
復元するファイルを選択して右側の「プレビュー」をクリックして選択された写真を確認できます。そして、右下の「復元」をクリックし、保存場所を指定すると、ファイルがすぐに復元されます。

注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

NTFSファイルシステムの概要と修復方法、NTFSファイルシステムのエラーでフォーマットしてしまった際のデータ復元方法をご紹介しました。

万が一、NTFSドライブからデータが消えたとしても、フォーマットしたHDDからNTFSファイルを復元するソフト4DDiGを使用すれば、大事なデータを簡単に復元することができます。