OneDriveを利用すると自動的にファイルのバックアップができて便利です。しかし、OneDriveの自動同期の機能を利用してファイルが消えたトラブルに巻き込まれるケースがあります。本記事ではOneDriveの自動同期でファイルが消えた原因とデータを復元するための手順を紹介します。
OneDriveの同期でファイルが消えた原因
OneDriveの自動同期とはパソコン内のフォルダやファイルが変更されると、OneDrive上の同じファイルやフォルダが自動で更新される機能です。OneDriveの自動同期により、常にパソコンとクラウド上のファイルが同じ状態に保たれます。
注意点としてOneDriveの自動同期の機能はあくまでもローカルとクラウド上でファイルの状態を一致させる機能であり、バックアップではありません。たとえば、パソコンやOneDriveのいずれかでファイルを削除すると同期先の同じファイルも削除されます。
また、OneDriveの同期を解除した場合はパソコン内のフォルダからファイルがなくなります。同期の解除でファイルが消えたのではなく、OneDrive内のフォルダにのみ残される状態になります。自動同期を解除したらファイルが消えたと勘違いして困る人は多いです。
OneDriveの利用でファイルが消えた主な原因は、同期のタイミングや誤った削除、同期の解除などです。
OneDriveのごみ箱からデータを復元する手順
OneDriveと同期していたファイルがパソコンで消えたとしても、OneDrive上のゴミ箱にデータが残されている場合があります。
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OneDriveのゴミ箱からデータを復元したいならば、まずはOneDriveのサイトからアプリにサインインしましょう。
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OneDriveにサインインした後はゴミ箱のアイコンをクリックします。
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ゴミ箱の中から復元させたいファイルのファイル名の右にある「…」をクリックして、メニューから「復元する」を選びましょう。
ファイルがOneDrive上で復元されたならば、必要に応じてパソコンにデータを移行させます。個人アカウントは最大30日、法人アカウントは最大93日までゴミ箱上に削除されたファイルが保存されるため、早めに復元の作業を進めましょう。
OneDriveのごみ箱にもデータが見つからないときの復元方法
OneDriveのゴミ箱にあるファイルは長期間経過すると自動で削除されます。ゴミ箱内にデータが見つからない場合は、通常の方法で元に戻すのは難しいです。ゴミ箱のフォルダに目当てのデータが表示されない場合は、データ復元ソフトの利用を検討しましょう。
データ復元ソフトの中にはクラウドストレージに対応したものがあります。ゴミ箱から消えて間もないタイミングであれば復元できる可能性が高いです。
方法:Tenorshare 4DDiGでOneDriveのデータを復元する
復元ソフトの中でもおすすめできるのが「Tenorshare 4DDiG」です。Tenorshare 4DDiGはさまざまなフォーマットのデータを復元できます。HDDやSSD、USBメモリなど以外にもクラウドストレージからのデータ復元も可能です。OneDriveにも対応しており、ゴミ箱から削除されたデータを取り戻せます。
安全なダウンロード
安全なダウンロード
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Tenorshare 4DDiG をダウンロードして開きます。「Cloud Drive」機能を選択し、データ復元したいクラウドドライブ(Dropbox、OneDrive、Google Drive、iCloud)を選択します。
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クラウドドライブのアカウントを認証するため、ブラウザページからログインしてください。Cloud Driveにログインすると、4DDiGはドライブを即座にスキャンして、紛失したデータを検出します。写真、ビデオ、ドキュメントなど、さまざまなファイルをプレビューできます。
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対象ファイルを特定した後、プレビューしてコンピューター上の任意の場所に復元します。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
OneDriveの設定を変更して再発防止する方法
OneDriveからデータを復元できたとしても、今後もOneDrive上から大切なデータが消える可能性があります。OneDriveの設定を見直すことで再発防止が可能です。大事なファイルが消えるのを避けるためにOneDriveの設定で見直すべきポイントを紹介します。
1. デスクトップの同期を無効化する
OneDriveの自動同期でファイルが消えるのを避けたいならば、デスクトップの同期を無効化するのがおすすめです。
デスクトップが同期の対象になると、デスクトップ上のファイルが誤って消える可能性があります。デスクトップは頻繁にファイルの作成や保存をする場所のため、意図しないトラブルが起きやすいです。
同期の対象となるフォルダを絞っておくと管理しやすくなります。
2.ファイルを整理する
OneDriveにあるファイルの整理をしておきましょう。特定のフォルダの同期を解除した後は、OneDriveからファイルをパソコンに移しておきます。ファイルを移動させた後は、OneDrive上にある不要になったフォルダを削除しましょう。
3.同期対象を必要最小限に絞る
OneDriveでは同期対象となるフォルダの設定ができます。同期対象は必要最小限に絞っておくことで大事なファイルが消えるなどのトラブルを避けられるでしょう。たとえば、仕事で作成したファイルが保存されているフォルダのみを同期しておくなどです。
よくある質問
OneDriveや自動同期の機能についてよくある質問に回答します。
1. OneDriveの同期を解除したらファイルは消えますか?
OneDriveで同期を解除した場合、デフォルトの設定ではパソコン上から同期されているファイルが消えます。ただし、OneDrive上にはファイルが残っているため、ゴミ箱から消える前であればデータを取り戻すことは可能です。OneDriveの同期を解除したい場合は、事前に大事なファイルのバックアップを取ることをおすすめします。
2.OneDriveにファイルが同期されていないのはなぜですか?
OneDriveにファイルが同期されない場合はエラーが起きている可能性があります。パソコンの再起動を試してみましょう。インターネット接続に問題がないかも確かめておきます。
OneDriveの容量が上限に達しているために同期されないケースは多いです。事前に十分な容量が残っているかチェックしておきましょう。
OneDriveのアプリが一時的な不具合により機能しないケースがあります。アプリの再起動により同期が再開されるか確認してみましょう。
3.OneDriveの自動保存がオフになるのはなぜですか?
OneDriveの自動保存がオフになるのは設定がリセットされている可能性があります。たとえば、Windowsのアップデートの影響です。自動保存の機能がオンになっているか設定を確認しましょう。
アプリやバージョンの不具合により自動保存がオフになるケースもあります。アプリをインストールし直すか、最新のバージョンになっているかチェックしましょう。
まとめ
OneDriveの自動同期でファイルが消えた原因は、同期を解除したケースやパソコンかクラウド上でファイルが削除されたケースが考えられます。ファイルが消えたとしてもOneDriveのゴミ箱にデータが残されている可能性があるため確認しましょう。
OneDriveのゴミ箱から消えたケースでも、復元ソフトの「Tenorshare 4DDiG」を利用すれば消えたファイルを復元できます。
OneDriveはファイルをクラウドと同期させるアプリであり、バックアップとは厳密には異なるものです。大事なファイルがあるならば、OneDriveとは別にバックアップしておきましょう。
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