SDカードは、スマートフォンやデジタルカメラ、ゲーム機などでよく使われる外部メディアです。もしSDカードがある日突然、認識しなくなったり、データを読み込めなくなったりした場合はどうしたらいいのでしょうか？
この記事では、SDカードを認識しない、読み込まない状況で復元する方法がしりたい方へ向けて、原因や対処法を解説します。注意点もわかり、適切な対処をするための情報がわかる記事です。ぜひ最後までご覧ください。
Part1：SDカードが認識しない原因は何ですか？
原因1.SDカードの接続が対応していない
SDカードが認識されない原因の一つに、接続の不対応があります。これは、SDカードとデバイス間の互換性問題が主な原因です。例えば、SDHCやSDXCカードが古いカードリーダーやデバイスでサポートされていない場合、そのカードは認識されません。 また、ドライバーの問題も影響します。デバイスに適切なドライバーがインストールされていない場合や、ドライバーが古い場合、SDカードを認識しないことがあります。
原因2.誤ってデータを削除、またはフォーマットしてしまった
誤ってデータを削除したり、フォーマットしたりした場合にSDカードが認識されない原因は、論理的なファイルシステムの破損が主な理由です。 削除やフォーマット操作により、ファイルシステムの構造が変更され、デバイスがカードを正しく認識できなくなることがあります。また、フォーマット時に異なるファイルシステムが選択されると、以前のデバイスでは認識されないケースもあります。
原因3.物理障害によるSDカードのデータが読み込めない
物理障害によってSDカードを読み込まない原因は、カード内のハードウェアの故障に起因します。SDカードには、フラッシュメモリチップやコントローラーチップが含まれており、これらが損傷するとデータを読み取れません。 例えば、カードが水没したり、落下や圧力で破損した場合、内部の回路が断線したり、接点が壊れたりすることがあります。
原因4.論理障害によりSDカードのデータを見れない
論理障害によってSDカードのデータを見れない原因は、ファイルシステムの破損や不具合にあります。誤操作、ウイルス感染、突然の電源断、または不適切な取り外しなどが原因で、SDカード内のデータ構造が壊れているためです。 結果、デバイスがファイルシステムを認識できず、データにアクセスできなくなります。具体的には、ファイルテーブルやブートセクターの破損が考えられます。
Part2：SDカードを認識しない時のデータ復旧方法
方法1．SDカードに傷がないか確認、クリーニングしてSDカードを認識する
SDカードの端子部分を傷や汚れがないか確認し、消しゴムや無水エタノールを使って優しく清掃します。その後、カードリーダーや別のデバイスで再度認識を試みてください。
方法2．SDカードの規格を確認して再度読み込む
SDカードの規格（SD、SDHC、SDXC）を確認し、対応するカードリーダーやデバイスを使用します。デバイスが対応している規格であることを確認したら、再度挿入して読み込みを試みてください。
方法3．他の機器やSDカードリーダーで試してSDカードを認識する
SDカードを別のデバイスやSDカードリーダーに挿入してみてください。複数の機器で試すことで、カードやリーダー自体に問題があるかどうかを確認できます。
方法4．専門業者に依頼して認識しないSDカードを復旧する
専門業者に依頼する場合、デジタルデータリカバリーなどの復旧業者に依頼するのがおすすめです。デジタルデータリカバリーサービスは、SDカードの物理的損傷や論理的エラーを修復し、失われたデータを復元します。 申し込みは下記のページから、メールまたは電話でしてください。
方法5．データ復元ソフトを利用してSDカードを復旧する
データ復元ソフトには、「4DDiG Windowsデータ復元」の利用がおすすめです。4DDiGを起動し、SDカードを選択しスキャンし、削除されたファイルをプレビューし、必要なものを選択して回復します。 4DDiGであれば、初心者でも簡単に復元可能です。
- SDカードやHDDのフォーマット、誤削除など、あらゆる状況から効果的に復元
- 外付けHDD、USBメモリ、SDカードなどの記憶媒体からファイルを復元
- 写真、動画、オフィスファイルなど、2,000種類以上のファイルタイプに対応
安全なダウンロード
- SDカードをスキャン:
Tenorshare 4DDiGを起動して、「SDカード」を選択し、「スキャン」をクリックしてスキャンが開始します。
- SDカードのファイルをプレビュー:
一部のファイルのみスキャンは数分かかりますが、削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- SDカードのファイルを復元:
右下の「復元」をクリックし、復元したファイルの保存場所を選択し、例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
4DDiGでSDカード復元するための注意事項：
4DDiGを使用してSDカードの消えたデータを復元する場合には、次の事項にも注意しましょう。
- 復元する前に、SDカードを再フォーマットしたり、新しいデータを書き込んだりしないでください。
- 復元されたファイルを、別のデバイスに保存してください。
- 物理的に破損している場合には、自力での復旧は困難で、データ復元業者に依頼してください。
Part3：SDカードが認識されない時、データ復旧でしてはいけないこと
1.再起動・通電・強制終了を繰り返さない
再起動や強制終了は、SDカードやデバイスにさらなる損傷を与える可能性があります。物理的な問題や論理的なエラーが原因でSDカードが認識されない場合、これらの対処法は解決にはなりません。 逆に、データの破壊や回復が困難になる可能性があります。代わりに専門家に相談するか、適切なデータ復元ツールを使用することが重要です。
2.静電気に注意する
静電気は、SDカードやその周辺機器に損傷を与える可能性があります。特に、カードの接触部分に静電気が放電されると、内部の回路やデータが破壊される恐れがあります。 SDカードを取り扱う際には、静電気を帯びないような環境で作業し、カードを手で触れる前に静電気を放電させるための対策を講じることが重要です。
3.データの書き込み中・読み込み中に抜き差しを何度も繰り返さない
SDカードの認識不良時にデータの書き込み中・読み込み中に抜き差しを繰り返すと、データの破損やSDカードの故障を招く可能性が高まります。 不安定な状態での抜き差しは、SDカード内のデータの整合性を損なうことがあり、回復が困難になります。代わりに、SDカードを安定した状態で取り扱い、データ復元を専門家に依頼することが最善です。
Part4：まとめ
ここまでSDカードが認識されない原因や読み込まないときの対処法、してはいけないことを解説しました。SDカードが認識されないときは、正しい対処をすることで状況を改善できます。
SDカードの復元で効果があるのが、「4DDiG Windowsデータ復元」の利用です。4DDiGはデータ復元ソフトで、初心者でも簡単に操作できます。ぜひ利用を検討してみてください。
