SDカードで「フォーマットする必要があります。」のエラー表示を修正する方法

authorPic 加藤篤人 最終更新日 2023-09-07 18:35:06USB復元に行く

外付けHDDやSDカード、USBなどの外部記憶デバイスをパソコンに接続した際、「○○を使うにはフォーマットする必要があります。」というエラーが表示される場合があります。デバイス内のデータにアクセスできず、表示通りにディスクのフォーマットを実行するとデータが削除されてしまいます。この場合、どう対処したら良いのでしょうか?

使うにはフォーマットする必要があります

今回は、『「○○を使うにはフォーマットする必要があります。」のエラー表示を修正する方法』と題して、エラー表示への対処法を6つご紹介いたします。

対処法1:別のUSBポートまたはPCを試す

外付けHDDなどのデバイス自体に問題はなくても、それを認識するUSBポートやPCに問題がある可能性があります。別のUSBポートやSDカードリーダー、または別のPCを試してみましょう。

対処法2:ドライブのエラーをチェックする

問題のドライブを右クリックして「プロパティ」を選択し、「ツール」タブにある「チェック」をクリックすることで、ドライブのエラーをチェックし、エラーの修正を行うことができます。

ドライブのエラーをチェック

対処法3:デバイスドライバーの更新/再インストール

デバイスドライバーの破損などで、外付けHDDなどのデバイスを認識しない場合があります。この場合は、デバイスのドライバーを再インストールすることで解決できます。Windows 10での再インストール方法をここではご紹介いたします。

タスクバーの検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力するか、「スタート」アイコンを右クリックして、「デバイスマネージャー」を選択します。
デバイスマネージャー
「ディスクドライブ」内にある外付けデバイスの名前を右クリックし、「ドライバーの更新」をクリックします。
デバイスマネージャー

「ドライバーを自動的に検索」を選択します。
ドライバーを自動的に検索

*「ドライバーの更新」で解決しない場合は、先ほどのステップ2で「デバイスのアンインストール」の方を選択します。アンインストールしたら外付けデバイスをパソコンから抜いて接続し直すか、パソコンを再起動すると自動的に再インストールされます。

デバイスのアンインストール

対処法4:ドライブ文字(ドライブレター)を変更する

ドライブ文字(ドライブレター)を変更することで、デバイスが正常に認識される場合があります。

Windowsのスタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」をクリックするか、「Windowsキー」+「R」で表示された画面に「diskmgmt.msc」と入力して「OK」を押して、「ディスクの管理」を開きます。
コントロールパネルを選択
問題のあるディスクを右クリックして「ドライブ文字とパスの変更」をクリックします。
ドライブ文字とパスの変更
ドライブ文字を選択して「変更」をクリックします。
ドライバーを自動的に検索
「次のドライブ文字を割り当てる」から文字を選択して「OK」をクリックします。
次のドライブ文字を割り当てる

対処法5:CHKDSKコマンドを使う

Windowsの「コマンドプロンプト」を使用して、CHKDSKコマンドによるファイルシステムの修復でデバイスの認識問題を解消します。

タスクバーの検索ボックスに「コマンドプロンプト」または「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックすることで、管理者権限のコマンドプロンプトを起動させます。
コマンドプロンプト コマンドプロンプト
コマンド「chkdsk (対象のドライブ文字)/f」を入力して「Enter」を押します。
コマンドプロンプト

対処法6:ディスクのフォーマットとデータの復元

エラー表示に従い、ディスクをフォーマットしてPCにディスクを再認識させるようにします。なお、フォーマット操作をすると、ディスク内のデータが全部消えてしまうため、データの復元操作を後に行います。

タスクバーか、画面左下の「スタート」アイコンを右クリックして「エクスプローラー」を選択します。
コマンドプロンプト
画面左側の一覧にある外付けデバイスか、PC内の外付けデバイスのアイコンを右クリックし、「フォーマット」をクリックします。
フォーマットを選択
ファイルシステムを選択後、「開始」をクリックします。警告文が出たら「OK」をクリックし、フォーマットが開始されます。
フォーマットを選択

次に、フォーマットで消えてしまったデータを復元します。データ復元ソフト4DDiGを使用することで、データを簡単に復元させることができます。

Tenorshare 4DDiGは、誤って削除したデータから、システムクラッシュ、フォーマット、データの破損、悪質なウイルスなどで失ったデータまで復元できる強力なソフトです。事前に何かを設定したり、専門知識が必要だったりすることもなく、簡単な操作でファイルを復元することが可能です。

4DDiGは以下のリンクからインストールできます

無料ダウンロード

PC用

安全的にダウンロード

無料ダウンロード

Mac用

安全的にダウンロード

4DDiGを使ったディスクのデータ復元方法について説明していきます。

失われたデータの元の保存場所を選択して、右下にある「スタート」をクリックすると、保存場所がスキャンされます。
データ復元
スキャンしたフォルダやファイルが表示されるので、そこから復元したいファイルを選びます。右上の「フィルタ」や検索窓を使って、ファイルの種類や、ファイル名から検索なども可能です。ファイルを選択したら、下の「復元」をクリックします。
データ復元
データの新しい保存先を選択し、「OK」をクリックすると、復元作業が開始されます。
データ復元

*復元データの新しい保存先は、元の保存場所にはしないでください。元の場所にあったデータが上書きされてしまい、データの復元が不可能になる恐れがあります。

まとめ

『「○○を使うにはフォーマットする必要があります。」のエラー表示を修正する方法』と題して、エラー表示への対処法を6つご紹介しました。

外付けHDDやSDカード、USBなどの外部記憶デバイスは様々な理由でエラー表示がでる場合があります。対処法を知っておきましょう。

最後の対処法6つ目は、エラー表示に従って外付けHDDなどをフォーマットする方法です。フォーマットするとデータがすべて消えてしまいますが、データ復元ソフト4DDiGでデバイス内のデータを復元することができます。

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